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大器は早成し、小器は晩成する

50代で仲間と一緒に飲食業を起業、煩悩即菩提的なブログ

東京都知事選挙が行われています。

ポスター掲示版のポスターも少なく、選挙カーもなく、ニュース報道もない静かな戦いです。


各候補が、東日本大震災を契機に防災に強い都市づくりを打ち出しています。


ただ、少なくとも私は、防災都市づくりより優先して訴えるべきは、分都や首都機能移転だと思います。


こないだの地震では、東京では被害がさほどではありませんでしたが、帰宅難民や食品・飲料の一時的不足の経験という意味では、絶好の予行演習をさせてくれたと考えられます。


で、それを間近に見た候補者たちが、東京で震災が起こった時に、防災機能を強化することで対応が可能と考えているとしたら噴飯ものです。


東京をより安全にすることはもちろん大切ですが、余りに人と設備が集積しすぎています。


人口を減らそうとか、事業中枢を分散化すべきとか、そんなことを言ったら通らないんですかね。

私の知り合いの実家が会津で米を作っています。


原発事故から10数日、いわゆる風評被害は、昨年産米の忌避を呼び始めているそうです。


メディアは、風評被害の原因をもっぱら政府の情報公開と説明の不足としてきました。これにより、消費者のわがままな行為に、風評被害によるもので仕方がないとの言い訳を許してきました。


そして、消費者のわがままは果てしなく暴走し、福島と名のつくものが忌避されるにいたったのです。馬鹿な消費者は、放射能は県単位で広がっていくと思っているのです。


流通業者は、消費者が馬鹿だと知っていますので、すなわち、店頭で売れませんので、仕入れを止めるわけです。


このままの状態が続けば、今回の大震災で直接被害を受けた人々の数十倍もの被害者が生まれます。


メディアは、疑え・信じるなの報道をそろそろやめませんか。この大震災は、信じることでしか打開できないのではありませんか。


政府が駄目というなら、俺(メディア)を信じろ、馬鹿な行動は取るなと、国民を叱ってください。

菅さんが東電に行って福島原発の死守を命じたことが批判されています。


でも、東電が福島原発を放棄して周辺に放射能汚染を垂れ流しながら、現場担当者はみんな無事という事態を想像してください。

そんな民族日本、そんな会社東電が生き残ることができるでしょうか。


東電の社長が平時の会社運営の適任者であるとしても、戦場における指揮者として部下を死地に追いやる覚悟がないとしたら、首相の恫喝があってもしかるべきだと思います。


もちろん、東電の首脳と現場の責任者の間でどんなやり取りがあったか、知る由もありません。


菅さんが保身のためとかなんとか書くマスコミが多いですが、この大災害を前にして、保身第一を考える首相がいるとは、私には想像できません。

対策に、失敗や稚拙さがあったとしても、一人でも多くの人命を救うという言葉にウソはないと信じたいですね。



今日の新聞によると、福島県知事が東京電力の社長の訪問と謝罪を拒否したそうです。

いいのですか、県民のために東電に申し入れることはないのですか。


このことだけでなく、最近の日本ではやたらと、面会や交渉の拒否が目立っています。

抗議の度合いの最上級の表現のようです。


でも、首長や組織の責任者は、それで職責を果たすことができるのでしょうか。

また、相手にこちら側の要求や要望を受け入れてもらうことができるのでしょうか。


本当に断絶するのであれば構わないのですが、これからも継続的に交渉を続けなければならない相手の立場と人格を尊重する姿勢が大切だと思います。


その意味では、好き嫌いは別にして沖縄県の仲井眞知事の対応は大人だなあと思います。


今回の大震災で、関東では計画停電が実施されています。


早速東電の実施方法に文句が出ています。でも、みんなは、不満のないように停電を実施する方法があるのかどうかよくわかりません。結果だけを求めています。


原発事故の解説は、時々刻々詳細におこなわれています。でも、さらなる情報公開が必要との声が出ています。求めている情報とは何なのか。よくわかりません。


政府や大企業の発表する情報は信用できないないという声は、政府や大企業を信用しないからその情報を信用しないということに帰結します。政府や大企業の発表する情報が正確でないから信用しないのではありません。なぜなら、情報が正確かどうかがほとんどの人(マスコミも含む)に分かっていないからです。


だったら、政府や大企業を信用するというのも安心のための対処法のような気がするのですが。僕は、信用しています。