2019年に日本で、ラグビーワールドカップが開催されます。先日、開催場所12か所が決定しました。
その記事の中で、開催費や動員について様々記事がでていますが、それだけですとわからないところもありますので、情報をネットで集めて整理しました。
1、ラグビーワールドカップ
4年に1度開催される、15人制ラグビー(ラグビーユニオン)のワールドカップ
※最近、ラグビー選手がNFLに挑戦するという記事がありましたが、当該選手はラグビーリーグ(13人制ラグビー)の選手です。ラグビーユニオンとラグビーリーグは別の競技です。但し、似ていますので両競技間で選手の移籍は結構あります。
2、開催場所
2019年の日本開催は、アジア初という表現もされますが、ラグビーの普及度から考えれば、ほかのアジアの国で開催されることは今後もないと思われます。
日本開催は初めてのラグビー後進国での開催ですが、その決定の背景にはアジアでの普及のきっかけにという動機があったと聞きます。
でも、日本がアジアのラグビー普及に協力してきたという実績はありませんし、これからも期待できないでしょう。
まあ、経済先進国だし、保証金も払えるからということでしょうか。でも、観客席ががらがらだったら格好悪いし、選手のやる気にも影響するのにね。
3、運営費
大会運営費は300億円と見積もられています。2019年組織委員会の収入は、基本的には入場料のみです。別に、拠出金177億円は、国際統括団体ワールドラグビー(WR、2014年にIRBから名称変更)に支払う義務があります。
合計477億円の支出です。収入は、入場料のほかは、開催分担金3億円×12か所=36億円と日本スポーツ振興センターからの助成金などで72億円を見込んでいるようです。
引き算すると400億円です。
4、入場料収入
試合は予選リーグ(20チーム4グループ)40試合、決勝トーナメント8試合の合計48試合です。
平均4万人で、一人2万円の入場料ですと、384億円です。
こないだの日本選手権の入場者数が1万4627人、チケットが2000円から5000円で平均3000円とすると、入場料収入は、4400万円です。もっとも、サントリーとヤマハが動員した応援団が4分の1ぐらいいたとすれば、3300万円になります。
これに48試合をかけると、15億8400万円。384億円の4%強です。
期間中40万人の外国人が来るという見込みがあります。(どうやら、2002年のサッカーワールドカップで国土交通省が推計した数字らしい、実際には5万人という人もいる)このあいだの中国人の爆買いから、ありそうな数字にも思えますが、アジア人・アメリカ人はラグビーは見ませんから、実際に期待できるのは、ヨーロッパとオセアニア、南アフリカだけです。
たとえば、10万人が3試合見る、入場料が2万円とした場合は、60億円の入場料収入です。
5、日本人観客
僕はかなりのラグビー好きですが、2万円を出すとなると、TVで良いかなと思ってしまいます。
とはいっても実際に見てもみたい。でも、予算は2試合が限度となれば、ニュージーランドなど強豪の予選グループと、決勝トーナメントの2試合かな。使うのは4万円です。
僕のようなファンが、200億円÷4万円=50万人いればいいのです。
10万人ぐらいいれば、40億円。
国内が40億円で、海外が60億円、合計100億円。
6、日本人ファンは増えるのか
ラグビーファンは高齢化してますので、このままだと会場に行けるファンは減少します。
新たなファンをつかもうということですが、実は、ラグビーのルールは複雑化の一途です。
昔20年ほど前、TVで試合を見ていて、レフリーが笛を吹いたら、ほぼすべて理由(反則など)がわかりました。今は、7割ぐらいしかわかりません。
この難しいルールを理解して、会場で試合を楽しむ、ファンがこれから増えるとはとてもじゃないけど思えません。
招致(2009年7月)が決まってから、5年半、おそらくファンは増えていないでしょうから、これからの4年半で、何か決定打があるとは思えません。
7、入場者を集める方法
入場料が安かったら、あと20万人ぐらい動員できるのか。会場がガラガラでは恥ずかしいので、ディスカウントしてでも人を集めるしかありません。トップリーグの企業に負担してもらう。懸賞の賞金に使ってもらう。
ジャニーズのタレントを使う。バレーボールで失敗しているのにね。
国の負担で、地域ラグビー入場券を各世帯に配る。
スマートフォンのラグビー人気ゲームを開発してもらう。それで、会場に行くと有料アイテムが手に入る。
誰が考えても難しいのです。それぐらい、回答のない難問です。シャープの再建ぐらい、いやそれ以上。
続きはまた