揚子江は今も流れている | 大器は早成し、小器は晩成する

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50代で仲間と一緒に飲食業を起業、煩悩即菩提的なブログ

今、下記の本を読んでいます。

随分前に古本屋で買って、最近本棚に見つけて読み始めました。

揚子江はいまも流れている (中公文庫)/犬養 健

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作者は、法務大臣の時に指揮権を発動し、政治生命を失った犬養健氏です。

歴史は、いつも、その時代の歴史観に基づいて書かれます。

僕が習った歴史では、作者が取り組んだ汪兆銘工作は、傀儡政権作りだったと断罪されていました。

今や歴史の研究が多様化するとともに、また時代を画一的に見なす風潮もやや緩和されてきました。

明治維新の一方の当事者であった幕府官僚に日が当たりつつあるように、戦前の日本でも中国と手を携えていこうという人たちの行動があったことを知るべきだと思いました。

江戸時代から明治時代が断続することなく続いたように、戦前の日本から戦後の日本も底流に流れている政治家の常識に大きな違いはありません。

苛烈な環境(軍国主義の台頭)においても、国際協調の立場を貫いた人たちに敬意を表すとともに、尖閣列島如きで、反中国の風潮を諌められない政治家・メディアに失望するのみです。

その意味では、現在のモンスターピープルは、狂気の軍人以上の怪獣なのかもしれません。