チャオ!みなさん、こんにちは!!

ディズニー情報局のラピです!


前回まで東京ディズニーリゾートのエリア別バックグラウンドストーリーを見てきました。


    

​前回までのBGS特集

【BGSランド編 Part2】



【BGSシー編 Part1】


【BGSシー編 Part2】


【BGSシー編 Part3】



ランドとシーを比べてみてそのストーリー性に違った印象を持った人もいるのではないでしょうか?また「ランドは子供向け、シーは大人向け」と言われることもありますよね。


今回はそれぞれのパークを比較しながら2つのパークそれぞれどのような違いや特徴があるのか考察します!



\Today's/

​エリア別BGS総まとめ
〜ランドとシーの違いを徹底考察〜


まず、今日の話をするにあたり以下の2つがキーポイントになってきます。

① ''面白さ''の違い

②ウォルト・ディズニーの思想

この2つの視点からそれぞれのパークを紐解いていきましょう!


 ''面白さ''の違い

突然ですが皆さんは、''面白い''を英語に訳すとしたらどんな単語を当てはめますか??


きっと、「Funny」か「Interesting」という言葉が思いつくのではないでしょうか。


東京ディズニーランドとシーには、まさにこの「Funny」と「Interesting」という2つの面白さの違いがあると私は思っています。説明に入る前にまずは、この2つの単語の意味を確認してみましょう!

    

​◎Funny 
 …滑稽でおかしさがあり、つい笑ってし
  まうような笑いを誘う面白さ。

Interesting
 …好奇心をくすぐるような
興味深さがあ
  る
面白さ。学びのニュアンスがある。

同じ日本語訳でも少しニュアンスが違うとわかっていただけたのでないでしょうか?



そして私は、

ランド = Funny

シー = Interesting

なのではないかと思っています。


どういうことかと言いますと、、

ランドは単純に笑って楽しめるような工夫が沢山されているのに対し、シーは興味をもち学びながらも楽しめる工夫がされているということです!


アトラクション数を比べると、

ランド⇒39個 シー⇒30個 になっており、

パークを訪れる人のほぼ1番の目的であるアトラクションはランドの方が多くなっています。


またストーリーを比べると、

シーの方がアトラクション同士やエリア同士、さらには世界中にあるパーク同士との繋がりも深くとても深いストーリーがあります。


こうした「面白さ」の違いが両パークの違いを生んでいて、「楽しくて子ども向けのランド、落ち着いていて大人向けのシー」というイメージを生んでいるのだとおもいます!


それでは、この両パークの違いはどうして生まれたのでしょうか?それは、次にお話するウォルト・ディズニーの思想が関係しています。


 ウォルト・ディズニーの思想

【ディズニーランドの誕生】

カルフォルニアに初めてできたディズニーランドは、ウォルト・ディズニーの「子どもも大人も楽しめる遊園地を作りたい。」という考え方の元、誕生しました。そのため、ディズニー映画の世界観の元「Funny」に主眼を置いたパークになっているです。


そして東京ディズニーランドは、アメリカのディズニーを日本に持ってきたいという想いの元できたものなので、カルフォルニアのディズニーランドと内容や配置もとてもそっくりです。


ウォルトの「子どもも大人も楽しめる遊園地」という思想も直輸入されているのです。

↑カルフォルニアディズニーの地図

画像引用元サイト


【ディズニーシーの誕生】

そして、東京ディズニーランド開園から18年後にオープンした東京ディズニーですが、ここで日本にしかない特別な事情が加わってきます。


それが、運営方法の違いです。

アメリカのディズニー社と日本のオリエンタルランド社はフランチャイズ契約、つまりディズニー社が商標権やブランド、運営ノウハウを与える代わりに、オリエンタルランド社が契約料を払う形態を取っています。


少し難しいですが、簡単に言うとオリエンタルランド社はディズニー社の権利を借りて、ある程度自由にパーク運営をすることができるのです!


当初は「ディズニーMGMスタジオ」という映画スタジオをコンセプトにした第2のパークを考えていましたが、日本に合わないということで、

世界初の海をテーマにしたテーマパーク「東京ディズニーシー」をオープンできたのです。


もしディズニー社の直営だったら、ディズニー色の強いテーマパークになっていた可能性があります。


こうして、ウォルト・ディズニー思想から少し距離を置き、フランチャイズ経営で日本に合ったパークを作ろうというオリエンタルランドの努力があったからこそ、東京ディズニーシーは生まれたのです。


ちなみにランドの構想段階当初、ディズニー社は日本への進出に懐疑的だったためにディズニー社に損失が少ないフランチャイズ契約となりましたが、日本での成功を機にほかの全てのパークはディズニー社の直営になっています。



いかがでしたか?今日は少し難しい話になってしまいましたね😅(笑)


ですが、2つのパークに違いはあれ、どちらもとても魅力的で様々な人の想いが込められたパークであることに変わりはありません。


ぜひ、それぞれのパークにどんな違いがあるかみなさんも探してみてくださいね🔎


それでは、またお会いしましょう!

ボン・ヴィアッジョ!!