チャオ!みなさん、こんにちは!

ディズニー情報局のラピです!


前回は、東京ディズニーシーエリア別バックグラウンドストーリーのPart1をご紹介しました!本日はその続編Part2をお届けします!!







\ TODAY'S /

バックグラウンドストーリー
〜 東京ディズニーシー編 Part2 〜



​本日のラインナップ

・アメリカンウォーターフロント
・ポートディスカバリー



 アメリカンウォーターフロント

ここは20世紀初頭アメリカの都市や田舎町をモデルにしたエリアです。


このエリアも、

①ニューヨーク

②ケープコッド

③トイビル・トロリーパーク

の3つのゾーンから構成されています。以下ではそれぞれのゾーンについて解説していきます。


【ニューヨーク】


ここは、その名の通り20世紀初頭のニューヨークをモデルにしたゾーンです。路面電車と地下鉄、ガス灯と電気灯などの混在が移りゆくニューヨークの街並みを色濃く反映されています。


ここには、

ブロードウェイ」と「ウォーターストリート」という2つの通りがあります。

ブロードウェイにある建物には、彫刻など豪華で煌びやかな装飾が施されており、富裕層の生活を垣間見ることができます。

一方のウォーターストリートでは、古く寂れた街並みで電気灯ではなくガス灯を使用していることからも、一方庶民が生活している場所であることが伺えます。


さらに、このニューヨークゾーンを象徴しているのが、「ホテルハイタワー」と「S.S.コロンビア号」です。これらは、ハイタワー3世エンディコット3世という2人の実業家の権威の象徴でもあります。


ちなみに、このハイタワー3世は前回登場した「S.E.A」の会員メンバーでもあります。


【ケープコッド】


アメリカのマサチューセッツにある素朴な漁師町をテーマにしたゾーンです。ニューヨークゾーンからハドソンリバーブリッジという赤い橋を渡った先にあるのがケープコッドです。


1680年、ケープコッドにイギリスから2隻の船が訪れました。先に上陸したエリアス・ウィンスロップはこの場所を「ウィンスロップの町」と、後に上陸したヨシュア・ベッドフォードは「ベッドフォード・グローブ」と名付けようとしました。しかし、両者譲らずなかなか名前が決まりません。

そんな時、一人の女性がタラが泳いでるのを見て「船長さん方、みんなお腹が空いています。地名はケープコッドにしませんか?」と言いました。

この提案に、全員が賛成し、それ以来「ケープコッド(タラの岬)」と呼ばれるようになりました。


この話からも分かるように、この町はタラ漁で生計を立てている漁師町で、が1番の敵でした。

そんな漁師たちが安全に港へ帰れるようにと立てられたのがケープコッドの西側に位置する「ハリケーンポイント・ハウス」とよばれる灯台です。



また、ここではダッフィーやシェリーメイといったダッフィー&フレンズのグッズが販売されていることでも知られています。


【トイビル・トロリーパーク】

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ニューヨークゾーンでもお話しましたが、20世紀初頭のアメリカでは、''トロリーバス(路面電車)''での移動が一般的でした。平日は通勤のため路面電車に多くの乗客がいましたが、週末になると乗客の数は一気に少なくなってしまいました。そこで、路面電車の終着駅に遊園地が作られました。これが、トイビル・トロリーパークです。よーくアメリカンウォーターフロントの地面をみると、路面電車の線路がこの場所まで伸びているのがわかると思います。


この遊園地はトイビル・トロリーカンパニーという会社が運営しています。ここで、「トイ・ストーリー・マニア!」というシューティング型アトラクションをつくったところそれが大成功してしまったのです。



 ポートディスカバリー

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ここは、20世紀初頭のニューヨークの人々が思い描いた未来「時空を超えたマリーナ」がモチーフになったエリアです。一言に「未来」と言っても''過去の人々''が思い描いた未来像のことで、そこは想像上の世界なので「レトロフューチャー」とも呼ばれています。

これからお話しますが、BGSオタクにとっては辛い経験のあるエリアです...笑


先程、アメリカウォーターフロントのケープコッドゾーンの説明で「嵐」という言葉を赤字にしたのに気がついたでしょうか?漁師町であるケープコッドの人々にとって嵐が悩みであるという説明をしたと思います。


20世紀の人々は、そんな嵐を制御できるようにしたいという想いを持ちます。そして、それを実現させるために気象コントロールセンターと呼ばれる組織が設立され、嵐(ストーム)を制御できる「ストームライダー」の開発を構想するのです。


ポートディスカバリーは、今まさにその20世紀を生きた人々の夢であった「ストームライダー」の試作品を一般向けにお披露目するフェスティバルを行うまっただ中にあります。また、それに合わせてレーダーで障害物を感知する新しい公開システム「アクアトピア」も公開されています。

アクアトピアで急停止する時の強い衝撃も、まだ新しい技術だからなのかと考えたら納得ですよね笑


しかし、そんな壮大なBGSの根幹を揺らがす事件が起きてしまいました。2016年の「ストームライダー」のクローズです。ケープコッドの嵐を制御するという未来を具現化したエリアでありながら、その最も重要なアトラクションがなくなってしまったのです。現在では、「ニモ&シーライダー」というアトラクションができましたが、BGS好きの間では悲しみの声が上がりました。

これは本当にトラウマ、、



いかがでしたか?


みなさんが普段何気なく乗っているアトラクションにもそれぞれストーリーがあり、それを知ることでより深く楽しむことができるのではないかと思います!

アクアトピアの急停止とか技術発展の過程なんだみたいなことを考えながら乗ると、もうニヤニヤがとまりません🤭

次回は、
・ロストリバーデルタ
・マーメイドラグーン
・アラビアンコースト
のBGSをご紹介します!オリジナルストーリーと世界史に、さらにディズニー映画を加えたまた違った面白さもあるエリアになってますのでお楽しみに!!

それでは、またお会いしましょう!!
ボン・ヴィアッジョ!!