週末(7月13日~7月15日)の間に鑑賞した映画の中から数本ピックアップして紹介。
アマプラ、U-NEXT、ネットフリックスのいずれかで鑑賞可。
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「ファイナル・カウントダウン」
(1980年製作/アメリカ)
最新兵器を満載して航行中の原子力空母ニミッツが、1941年の日本海軍の真珠湾攻撃時にタイム・スリップします。ハワイ沖に突如、出現する空母は歴史を変えてしまうのか?というSF映画なんやけど、公開当時は現代の武器を過去の戦闘ではどの様に活躍できるのか?という設定が奇抜でワクワク感がたまらんかった。でも、同じような設定の角川映画「戦国自衛隊」の公開がこの「ファイナル・カウントダウン」と微妙な時期やったんで盗作騒ぎにもなった。しかし、半村良の原作はメチャ昔からあったので盗作ではない。(言い切る)B級映画として、今でもそこそこ楽しめる。またポスターも男心をくすぐる!模型のタミヤのパッケージデザインみたい!たまらん🎵
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「とおいらいめい」
(2022年製作/150分/日本)
「ベイビーわるきゅーれ」の高石あかりが主演で、彗星の衝突による人類の滅亡が数カ月後に迫った2020年。地球滅亡を前に初めて共に暮らすことになった腹違いの姉妹が徐々に心を許し家族になる話。地球の危機が徐々に迫る中、平行して地味な家庭ドラマが進行するシュールな設定が妙に面白い。また〝ノストラダムスの大予言〟をチョイ、チョイ、話の緩衝材として挟み興味をそそった。しかし150分は長い!あと30分短くして2時間以内に収めて欲しいところ。最後のシーンはアニメ監督の新海誠を彷彿とさせる。(ポスターがラストシーン、なんとなく新海テイスト)
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「たかが世界の終わり」
(2016年製作/99分/PG12/カナダ・フランス合作)
こちらの映画は先の「とおいらいめい」とは違い、個人的な世界の終わりを描いた映画です。(その方がキツイかも?)
若手作家のルイは自分がもうすぐ死ぬことを知らせるため、長らく疎遠にしていた母や兄夫婦、妹が暮らす故郷へ帰ってくる。しかし家族と他愛のない会話を交わすうちに、告白するタイミングを失ってしまう。という内容で、撮影のカメラが役者にちかーーい!近すぎる!毛穴まで見えてしまいます。それがよけに感情の変化が分かりやすく、5人の登場人物に感情移入してしまう。登場する役者は、「コンテイジョン」や、とんでもない週末を描いた映画「サンドラの週末」のマリオン・コティヤール、また「アデル、ブルーは熱い色」で大胆な女性同士の絡みを見せたレア・セドゥ、「アレックス」や「ドーベルマン」のイケオジ代表、雑誌LEONの表紙になりそうなヴァンサン・カッセルなどの演技は見応え十分です。観ないと損!
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「内田春菊の呪いのワンピース」
(1992年製作/23分/TBSテレビ)
これはアニメで、3人の女子が一枚の呪われたワンピースに右往左往する話。第1話「祐子」、第2話「香穂理」、第3話「美智代」。各話それぞれに女子独自の高慢、嫉妬、などにより呪いのワンピースのパワーが増幅する。原作が内田春菊なのでハッピーエンドではない。このアニメ作品は、TBSテレビからシンエイ動画へ発注された案件だったが、その当時の京都アニメーションにシンエイ動画が外注丸投げし、結果はクオリティの高い作品になった。80年代後半から90年代テイストも楽しめます!時間がない時にどうぞ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240715/17/don077651/a5/97/j/o1192072015463456287.jpg?caw=800)
「冬の旅」
(1985年製作/105分/フランス)
サンドリーヌ・ボネール主演で、映画「仕立てたの恋」では、中年オヤジにのぞき見される役どころでしたが、その遥か前に女性ホームレスを演じていた!驚きでした。ボロボロの革ジャンに、ボロボロのパンツと靴の風体、終始タバコを吸っている18歳?くらいの放浪癖のある少女を演じています。結果、その少女は凍死するのですが、それまでに出会った人々が彼女の事を淡々と語る映画で、どこに重点を置いて観たら良いのか分からないまま映画が突如として終わってしまう不思議な感覚の映画です。時間のある時にどうぞ🎵
そろそろ、祇園祭なので梅雨の終わりももうすぐ、本格的な夏の到来です🎵🍧