『モブ子の恋』レビュー|恋愛映画であり、一人の女性の成長物語。癒やされるだけではない、等身大の青春映画

映画『モブ子の恋』を鑑賞しました。

本作は田村茜による同名コミックを実写映画化した作品です。

主人公は、人見知りで消極的な女子大学生・田中信子。彼女は自分のことを「モブキャラ」、つまり物語の主人公ではなく背景にいる脇役のような存在だと思い込んでいます。そのため周囲からは「モブ子」と呼ばれています。

そんな彼女がアルバイト先のスーパーで働く先輩・入江博基と出会い、恋をきっかけに少しずつ自分を変えていく姿を描いた作品です。

一見すると恋愛映画ですが、実際には「生きづらさを抱えた若者の成長物語」という側面が強く、観終わった後には温かな気持ちになれる作品でした。

モブ子が抱える「消極性」という壁

モブ子は決して怠け者ではありません。

むしろ真面目で誠実な性格です。

しかし、人の目を気にしすぎるあまり行動に移せない。失敗する未来ばかり想像してしまう。誰かに助けを求めることも苦手で、自分一人で何とかしようとしてしまう。

現実にもこういう人は少なくありません。

本作が優れているのは、その「消極性」が社会の中でどのような壁になるのかを丁寧に描いている点です。

大学生活、アルバイト、人間関係、恋愛。

何かを始めようとするたびに不安が先に立ち、一歩を踏み出せない。

そんなモブ子の姿に共感する人は多いのではないでしょうか。

アルバイト先の仲間たち。(中央は唐田エリカさん。あっさり系の美人先輩役)

映画ならではの映像表現

特に印象的だったのが、モブ子の内面を映像で表現する演出です。

仲間の輪に入りたいのに入れない場面では、仲間たちが集まる場所だけがスポットライトで照らされ、自分は暗い場所に取り残されているように描かれます。

また、前へ進もうとすると足元に水が溜まり、時には水底へ引きずり込まれてしまう演出も登場します。

これは漫画では表現しづらい、映画ならではの手法です。

モブ子が抱える不安や恐怖、自己否定感を視覚的に伝えることに成功していました。

 

桜田ひよりの繊細な演技

主人公・モブ子を演じるのは桜田ひよりさん。

本作では主人公の性格上、感情を言葉で説明する場面が多くありません。

そのため表情や仕草で感情を表現する必要があります。

言葉にできないもどかしさ。

本当はこうしたいのにできない葛藤。

そうした繊細な感情を、桜田さんは見事に演じていました。

派手な演技ではありませんが、だからこそモブ子というキャラクターに説得力が生まれています。

 

原作との違いと舞台設定

原作コミックの舞台モデルは広島市安佐南区の上安駅周辺とされています。

モブ子がアルバイトをしているスーパーも、広島県を中心に展開するスーパーマーケット「フレスタ」がモチーフだといわれています。

一方、映画版では舞台を特定の地域に限定せず、架空の「スーパー・トクマル」に変更されています。

ロケ地は埼玉県川越市や神奈川県などが中心で、実際のスーパー「ヤオヒロ」や「マルエツ」も撮影に使用されたそうです。

その結果、どこにでもありそうな街並みが生まれ、作品全体の優しい雰囲気によくマッチしていました。

クローバーに込められた想い

本作では、モブ子が持つハンカチも重要なアイテムとして描かれています。

ハンカチには、てんとう虫とクローバーの刺繍が施されています。

入江と初めて食事をした際、彼はその刺繍を見て「素敵な刺繍ですね」と声をかけます。

モブ子にとって、その何気ない言葉は特別なものでした。

そして初デートの前、彼女は三つ葉だったクローバーにもう一枚葉を加え、四つ葉のクローバーへと縫い直します。

デートがうまくいきますように。

そんな願いが込められた小さな行動です。

このクローバーは主題歌のタイトルにもなっており、作品全体を象徴するモチーフとして機能しています。

 

パンフレットとハンカチ。刺繍のクローバーが映画の象徴。

 

YouTube動画の映画解説「サクっとシネマ」はここ↓

 

総評

評価はA-。

『モブ子の恋』は、恋愛映画であると同時に、一人の女性の成長を描いた作品でした。

派手な展開はありません。

そのため人によってはテンポがゆっくりに感じるかもしれません。

しかし、その分だけ登場人物たちの感情や日常が丁寧に描かれています。

特に、人との関わり方に悩んだ経験がある人や、自分に自信を持てない人には強く響く作品ではないでしょうか。

モブ子の不器用さに共感し、彼女を応援したくなる優しい映画でした。

なお原作コミックは現在も連載が続いており、映画で描かれた恋愛のその先――進学、就職、遠距離恋愛など、より現実的な人生の課題にも向き合っています。

映画の反響次第では、続編にも期待したいところです。

以上

先日、映画『マンダロリアン&グローグー』を鑑賞しました。

ただし今回は、映画レビューというよりも「スター・ウォーズ初心者向け予習講座」のような内容になります。

実は私、今回あえて過去作を復習せずに観ました。

なので、

「スター・ウォーズって難しそう」
「シリーズが多すぎて何が何だかわからない」

という人向けに、

“これだけ知っておけば大丈夫”

という感じで、ざっくり世界観を解説していきます。

 

 


スター・ウォーズって結局どんな話?

スター・ウォーズを超簡単に説明すると、

「民主主義 vs 独裁国家」

の戦いです。

昔、昔、遠い銀河には、たくさんの惑星が話し合いで政治を行う“共和国”が存在していました。

ところが、パルパティーンという政治家が議会制度を利用し、合法的に独裁者へと変貌します。

つまり、

民主的に選ばれた人物が、
合法的に軍事独裁国家を作ってしまった。

この構図は、歴史上のヒトラーとナチス・ドイツを連想させます。

そして、その帝国軍の象徴がダース・ベイダー。

それに抵抗するのが反乱軍(ルーク、ハンソロ、レイア姫、チューバッカ、R2、C3)です。

この基本構図だけ理解しておけば、スター・ウォーズはかなり観やすくなります。

 

YouTube動画の解説はここ↓

 

 

 


『マンダロリアン』はどんな話?

『マンダロリアン』は、映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』で帝国が崩壊した5年後を描いた作品です。

ただし帝国軍は完全には滅んでいません。

生き残った残党たちが、今も裏で暗躍している。

そして彼らが狙っているのが、小さな緑色の子ども「グローグー」です。

多くの人が「ベビーヨーダ」と呼んでいる、あのキャラクターですね。


グローグーはなぜ50歳で子どもなのか?

スター・ウォーズ初心者が驚くポイントのひとつがこれです。

「え? この子50歳なの?」

そうなんです。

ただし、ヨーダの種族は超長寿。

900年近く生きると言われています。

そのため、グローグーは人間で言えば4〜5歳程度の感覚。

つまり、ちゃんと幼児なんですね。

だから、ずっとあんな感じで、あざと可愛い(笑)


フォースとジェダイとは?

帝国残党がグローグーを狙う理由は、彼が強力な“フォース”を持っているからです。

フォースとは、スター・ウォーズ世界に存在する万物のエネルギー。

いわば超能力のようなものです。

そして、そのフォースを操る戦士が「ジェダイ」。

ライトセーバーを使う、あの人たちですね。

ただし、ジェダイには非常に厳しい掟があります。

  • 恋愛禁止
  • 結婚禁止
  • 執着禁止

なぜなら、怒りや憎しみ、愛への執着が“暗黒面”へ繋がるからです。

このあたりは、日本の武士道や仏教思想にかなり近いものがあります。


『マンダロリアン』は宇宙版『子連れ狼』

『マンダロリアン』を一言で説明すると、

“宇宙版・子連れ狼”

です。

孤高の賞金稼ぎマンドーと、幼いグローグーが銀河を旅しながら様々な事件に巻き込まれていく。

まさに拝一刀と大五郎。

スター・ウォーズでありながら、日本の時代劇的な空気感をかなり強く感じます。


なぜスター・ウォーズは「星の移動が近すぎる」のか?

スター・ウォーズ初心者がかなりの確率で感じる疑問があります。

「いや、惑星移動早すぎへん?」

これは正しい感覚です(笑)

スター・ウォーズでは「ハイパースペース」というワープ航法を使い、銀河の端から端まで数時間〜数日で移動してしまいます。

現実なら光の速さでも10万年かかる距離です。

だから映画では、

「ちょっと知り合いに会いに行く」

くらいのノリで別の惑星へ移動する。

完全に“隣町感覚”なんですね。


惑星が「観光地」みたいな世界観

さらにスター・ウォーズの惑星は、

  • 砂漠の星
  • 氷の星
  • 森の星

のように、だいたい環境が一種類です。

そのため、宇宙というより、

「次は砂漠の町へ行こう」
「次は雪国へ行こう」

という観光地巡りのような感覚になっています。

この辺りをリアルSFとして観ると違和感が出ます。

しかし、スター・ウォーズは本来、

“科学SF”ではなく、
“スペースファンタジー”

なんです。


スター・ウォーズは「宇宙のおとぎ話」

『インターステラー』のようなリアルSFを期待すると、

「いやいや(笑)」

となるかもしれません。

しかしスター・ウォーズは、宇宙を舞台にしたおとぎ話。

ジョージ・ルーカス自身も、

「リアルに宇宙旅行していたら物語が進まない」

と語っています。

つまり、

  • 馬が宇宙船になり
  • 剣がライトセーバーになり
  • 魔法がフォースになった

中世の冒険活劇なんですね。

だから“隣町感覚”で惑星移動する。

それでいいんです(笑)


「スペースオペラ」と呼ばれた時代

1978年、日本で最初のスター・ウォーズ(現在のエピソード4)が公開された当時、この作品は「スペースオペラ」と呼ばれていました。

今ではカッコいい言葉ですが、もともとは

「安っぽい宇宙活劇」

を意味する、少しバカにした表現だったそうです。

ところがスター・ウォーズが世界的大ヒットし、その言葉を“最高の褒め言葉”へ変えてしまいました。


1978年、日本公開時の熱狂

当時はネットもありません。

情報も少ない。

だからこそ、

「とんでもない宇宙映画が来るぞ!」

という熱狂が日本中に広がりました。

有楽町の日劇や、大阪のOS劇場には徹夜組まで出現。

館内は立ち見でいっぱい。

映画館の職人さんたちは、資料写真だけを頼りに巨大な手描き看板を描いていました。

その結果、ダース・ベイダーの顔が妙に人間くさくなる(笑)

でも、あれがまた味なんですよね。


私にとってのスター・ウォーズ

ちょうど私は中学2年生くらいでした。

大阪・梅田のOS劇場で、初めてスター・ウォーズを観た時の衝撃。

あれは今でも忘れません。

映画館の空気まで覚えています。


『マンダロリアン&グローグー』総評

今回の『マンダロリアン&グローグー』は、完全に“映画館向け作品”です。

宇宙、森、水中、モンスター、異星人。

まるでアトラクション。

これは家の小さいテレビでは魅力が半減するタイプの映画です。

ぜひ映画館で観てほしい。


シガニー・ウィーバーが最高だった

個人的に嬉しかったのが、シガニー・ウィーバーの出演。

『エイリアン』シリーズのリプリーですね。

元反乱軍パイロット役なのですが、あの戦闘服とヘルメットが似合いすぎる(笑)

「エイリアンを追いかけていたらスター・ウォーズの世界に来てしまった?」

みたいな感じで、勝手に頭の中で世界観を繋げていました。


最後に

『マンダロリアン&グローグー』は、難しく考えず、

“宇宙時代劇”

として観るのが一番楽しめる作品だと思います。

評価はAマイナス。

スター・ウォーズ未経験の方でも、入口としてかなり楽しめる作品でした。

 

 

〇あらすじ

1997年、総合格闘技デビュー以降、無敗のまま頂点へと駆け上がったマーク・ケアー(ドウェイン・ジョンソン)。 アメリカの総合格闘技団体UFCで連覇を果たし、日本のPRIDEでも快進撃。“霊長類ヒト科最強の男”の異名で恐れられる存在となります。

しかし勝利を重ねるほど、その重圧は彼の心を静かに蝕んでいく。 同棲中の恋人ドーン(エミリー・ブラント)との関係も悪化し、鎮痛剤への依存を深めていきます。

そして初めての敗北を喫した“最強の男”は、自らの弱さと向き合い、人生の再起をかけ再びリングへ向かう――。

 


〇感想

“霊長類ヒト科最強の男”と呼ばれた格闘家マーク・ケアー。その圧倒的な強さと快進撃を描く映画『スマッシングマシーン』は、単なるスポーツ映画ではなく、一人の男が栄光と引き換えに心身をすり減らしていく姿を描いた人間ドラマだった。

特に印象的だったのは、映画冒頭で流れる高中正義の「YOU CAN NEVER COME TO THIS PLACE」。タイトルは直訳すると「決して辿り着けない場所」だが、ここで示される“場所”とは、常人では到達できない勝利の高揚、狂気、孤独の境地なのだと思う。“最強”と呼ばれたマーク・ケアーの生き様と、高中正義の浮遊感あるギターサウンドが驚くほど重なっていた。

また、鎮痛剤依存に苦しむケアーと、彼を支えようとする親友マーク・コールマンとの関係も胸を打つ。リングでは怪物のような男たちが、私生活では不安や痛みを抱えながら生きている。その姿が本当に人間臭く、だからこそ心に残る。

さらに、エミリー・ブラント演じる恋人ドーンの不安定さや、ドウェイン・ジョンソンの繊細な演技も素晴らしかった。筋肉、格闘、ギターという“男のロマン”が詰まった作品でありながら、その本質は「最強」と呼ばれた男の弱さを描いた映画だった。

 

〇評価とまとめ

評価はAです。

筋トレ、筋肉、格闘技、高中正義、布袋寅泰、エレキギター。 個人的な“好き”が全部詰まった一本でした。

でも何より、高中正義さんの存在感が本当に凄かったですね。 73歳にして世界で再評価され、海外ツアーも成功。 ますます応援したくなりました。

 

 

 

 

 

 

「この映画を観て、自分の考え方が変わった。」

そう思わせる映画でした。

今回紹介する作品は、映画『廃用身』。

現役医師で作家でもある久坂部羊さんの同名小説を映画化した作品で、高齢者医療と介護の問題を真正面から扱ったヒューマンサスペンスです。

正直、ここまで踏み込んだ内容を、よく映画化したなと思いました。

 

サクッとシネマの動画解説はここ↓

 


『廃用身』とはどんな映画?

舞台はデイケア施設「異人坂クリニック」。

院長・漆原糾は、「廃用身」と呼ばれる、回復の見込みがない手足に着目した独自の治療を行っています。

その治療を受けた高齢者たちは、

  • 身体的負担の軽減

  • 精神状態の安定

  • 性格の変化

など、予想外の“良い変化”を見せ始めます。

編集者の矢倉は、その医療が高齢者医療を変える可能性を感じ、漆原に出版を持ちかける。

しかし、内部告発や患者宅で起きた事件をきっかけに、理想的に見えた医療の裏側が明らかになっていきます。

合理性を追求した先にあるものは、救済なのか、それとも狂気なのか。

本作は、医療倫理、介護、老い、人間の尊厳といった重いテーマを観客に突きつけてきます。


「廃用身」という言葉のリアルさ

まず印象的なのが、「廃用身」という言葉です。

映画では、「脳梗塞などによる麻痺で、回復の見込みがない手足」

という意味で使われています。

正式な医療用語ではなく、おそらく作品独自の造語だと思われます。

しかし、その響きが異様にリアル。

実際に医療現場で使われていてもおかしくないような説得力があり、それがこの映画の怖さを増幅させています。


1970年代ディストピア映画を思い出した

この映画を観て、1970年代に量産されたディストピア映画を思い出しました。

例えば、

  • 『赤ちゃんよ永遠に』

  • 『ソイレント・グリーン』

  • 『ローガンズ・ラン』

など。

当時は「人口爆発」が恐怖として描かれていました。

しかし現代日本が抱える問題は逆です。

少子高齢化。

3人に1人が高齢者という時代。

慢性的な介護人材不足、外国人労働者への依存、ワンオペ夜勤、認知症高齢者の増加――。

現場はすでに疲弊しています。

『廃用身』は、そうした現実に対して、“ある意味、残酷な方法”で問題提起をしています。


染谷将太が圧倒的にハマっていた

主人公・漆原を演じる染谷将太さんは、まさに適役でした。

理想と狂気の境界線を行き来するような演技が見事です。

「この人は危険だ」と思う一方で、

「でも、言っていることは間違っていない部分もある」

と感じてしまう。

そこが本当に恐ろしい。


瀧内公美の“静かな演技”が凄い

漆原の妻を演じる瀧内公美さんも素晴らしかったです。

セリフは多くありません。

しかし、

  • 視線

  • 表情

  • 沈黙

だけで、夫が壊れていく様子を表現していました。

家庭内の不穏さを、静かに、しかし確実に伝えてきます。


六平直政演じる岩上武一が強烈

映画前半の実質的主人公とも言えるのが、六平直政さん演じる岩上武一。

元運送会社経営者で、現役時代は厳格で支配的な人物。

現在は要介護状態で在宅生活を送っています。

彼は「Aケア」と呼ばれる処置を受けます。

これは、“廃用身”と認定された手足を切断するというもの。

最初は右足のみ。

すると床ずれが改善し、精神状態も安定する。

その後、さらに左足、左腕も切断する決断をします。

最終的には右腕一本だけで生きることになる。

かなり衝撃的な設定ですが、映画はそれを必要以上に煽らず、むしろ冷静に描いています。

だからこそ怖い。


『PLAN75』よりも現実に近い恐怖

本作を観て、映画『PLAN75』を思い出した人も多いと思います。

ただ、『PLAN75』が“近未来SF”寄りなのに対して、『廃用身』はもっと現実的。

「これ、もうどこかで起きていてもおかしくないのでは?」

と思わせる具体性があります。

そのリアリティが本作最大の恐怖かもしれません。


この映画を観て、自分の考え方が変わった

この映画を観て、自分の生活を見直そうと思いました。

私は40年以上ジム通いをしていて、筋肉量、ベンチプレス等の挙上数値を追い続けてきました。

しかし本作を観て、60歳を超えた今、

「必要以上に身体を大きくすることに意味があるのか?」

と考えるようになりました。

介護される側になった時、身体が軽い方が周囲の負担は減ります。

調べると手足は全体重の約40%を占めるという結果が出てきます。

もちろん、だからといって極端な結論に進むわけではありません。

ただ、

  • 年齢に応じた身体管理

  • 健康寿命を延ばす努力

  • 周囲に負担をかけにくい身体づくり

は必要だと感じました。


映画の中にあった“答え”

この映画、基本的には答えを提示しません。

しかし、ある意味で監督なりの回答だと思えるシーンがありました。

それが、公園で地域住民たちが体操している場面。

映画の中で2回登場します。

「ああ、これなんだな」と思いました。

地域とつながること。

身体を動かすこと。

孤立しないこと。

健康寿命を延ばすこと。

とても地味ですが、結局それが最も現実的な答えなのかもしれません。

また、自宅近所でも同じような光景を多々確認することができます。


総評|今の日本だからこそ刺さる映画

評価はAマイナス。

かなりの問題作です。

しかし、超高齢社会の日本だからこそ作られた映画だと思います。

介護、福祉、尊厳死。

多くの人が見て見ぬふりをしているテーマを真正面から描いた作品でした。

しかも、エンタメ映画が並ぶシネコンでこの作品を上映していること自体、かなり挑戦的だと思います。(隣のスクリーンでは『名探偵コナン』を上映。

 

重い内容ですが、観た後に確実に何かが残る映画でした。

最後に余談ですが、「エガちゃんねる」でおなじみのオラキオさんがヘルパー役で出演しており、エンドクレジットで名前を見た瞬間、内容とのギャップで少し笑ってしまいました(笑)

 

気になった方は、ぜひ劇場で観てみてください。

以上

 

 

2026年5月8日、アメリカ政府がUFO(現在の正式名称はUAP:Unidentified Anomalous Phenomena)に関する大量の機密資料を公開し、世界中で大きな話題になっています。

 

公開されたのは、これまで一般には見ることができなかった軍の報告書や映像、写真、証言記録など。SNSやYouTubeでは「ついに宇宙人の存在が明かされたのでは?」という声も広がっています。

では、実際に何が起きたのでしょうか。そして、なぜアメリカ政府は今このタイミングで情報公開に踏み切ったのでしょうか。

 

YouTube動画の解説はここ↓

 


2026年5月8日のUFO資料公開までの経緯

今回の情報公開のきっかけは、2026年2月に発表されたアメリカ政府の機密解除方針でした。

当時のトランプ政権は、UFOおよびUAPに関する政府保有資料について、段階的な機密解除と一般公開を関係機関へ指示したとされています。

対象となったのは、たとえば以下の主要政府機関です。

  • United States Department of Defense(アメリカ国防総省)
  • NASA
  • Federal Bureau of Investigation(FBI/アメリカ連邦捜査局)
  • Office of the Director of National Intelligence (ODNI/アメリカ国家情報長官室)

そして5月8日、その第一弾として160件以上の関連資料が公開されました。

公開資料には、以下のようなものが含まれています。

  • 軍パイロットによる目撃報告書(PDF)
  • レーダーデータ付きの分析報告
  • 赤外線カメラで撮影された飛行物体の映像
  • 月面探査関連の画像資料
  • 数十年分にわたる軍関係者の証言記録

これらの公開によって、これまで噂レベルで語られてきたUFO問題が、再び現実的な国家テーマとして注目されることになりました。


なぜ今、アメリカ政府はUFO情報を公開したのか?

今回の公開には、大きく4つの目的があると考えられています。

 

アメリカ合衆国政府のUFOに関わる公式HPはここ↓

大統領の不明飛行現象遭遇の封印解除および報告システム |アメリカ陸軍省

 


1. 政府の透明性向上

アメリカ政府が公式に掲げている最大の理由が「透明性(Transparency)」です。

近年、アメリカ議会ではUFO・UAPに関する公聴会が繰り返し開催され、「政府は何を隠しているのか?」という国民の関心が高まっていました。

その流れの中で、政府は新たな公開体制を整備し、「可能な限り情報を公開する」という姿勢を明確に打ち出しました。


2. 国家安全保障上の分析

UAPは、必ずしも宇宙人の乗り物とは限りません。

むしろ軍事的な視点では、以下の可能性の方が重要視されています。

  • ChinaやRussiaの新型ドローン
  • 電子戦システム
  • センサー誤作動
  • 極秘軍事技術

つまり、政府の本来の目的は「宇宙人の証明」ではなく、「領空侵犯や新たな軍事脅威の分析」にあると見られています。


3. 陰謀論や憶測への対応

UFOをめぐっては、長年にわたりさまざまな陰謀論が語られてきました。

代表的なのが、Roswell incidentです。

こうした話題がSNSで拡散し続ける中、政府としても一部情報を公開することで、「国民自身が判断できる材料を提供する」という狙いがあると考えられています。


4. 科学コミュニティへのデータ提供

今回の公開では、民間研究者や科学者による分析参加も歓迎されているとされています。

政府だけで解析しきれない現象について、科学的な視点から新しい結論を得たいという意図も見えます。

これは、UFO問題を「陰謀論」ではなく「科学的検証の対象」として扱う方向への変化とも言えます。


実際に公開された資料は本当に“ヤバい”のか?

ここが最も気になるポイントでしょう。

結論から言うと、現時点で公開されている資料の多くは、

  • 画質が低い映像
  • 遠距離から撮影された不鮮明な写真
  • 「説明不能」ではあるものの決定的証拠に欠けるデータ

が中心です。

つまり、現段階で「宇宙人の存在が証明された」と言える状況ではありません。

一方で、「なぜ説明できない飛行物体が軍のセンサーに繰り返し記録されているのか」という疑問は依然として残っています。

ここが今後の追加公開で最も注目されるポイントになるでしょう。


今後さらに情報公開は続くのか?

今回の公開はあくまで第一弾とされています。

アメリカ政府は今後も段階的に追加資料を公開する可能性が高く、UFO・UAP問題は2026年を代表する大きなテーマの一つになるかもしれません。

もし次回さらに鮮明な映像や新しい軍事データが公開されれば、この議論は一気に加速する可能性があります。

「UFOは本当に存在するのか?」――その答えに、世界が少しずつ近づいているのかもしれません。

 

エンタメ的な目線では物足りないのが事実です。

「矢追純一スペシャル」のような事にはいかないです。

現実はこんなものかしれませんね。。。
以上

 

 

2006年に公開され、大ヒットを記録した『プラダを着た悪魔』。ファッション業界を舞台に、鬼編集長ミランダと新人アシスタントのアンディの関係を描いた前作は、多くの映画ファンに強い印象を残しました。

そして2026年、実に20年ぶりとなる続編『プラダを着た悪魔2』が公開。前作ファンとしては期待せずにはいられない一本でした。

あらすじ

物語は前作から20年後。

報道記者としてキャリアを築いたアンディが、経営危機に陥ったファッション誌「ランウェイ」を救うため、再び編集部へ戻ってきます。

そこには、伝説の編集長ミランダ、右腕として支え続けるナイジェル、そして今やラグジュアリーブランドの幹部となったエミリーがいました。

それぞれが異なる立場や価値観を持つ中、「ランウェイ」の未来をかけた新たな戦いが始まります。

 

20年前の姿

 

感想・見どころ

まず印象的だったのは、20年という年月がしっかり作品の中に反映されていることです。

前作では圧倒的な存在感で部下たちを支配していたミランダですが、現代の働き方やコンプライアンスが重視される時代では、そのスタイルも簡単には通用しません。

かつては「怖いけれど魅力的な上司」として描かれていたミランダが、今の時代ではどう見られるのか。そのギャップが本作の面白さのひとつでもあります。

また、若い世代との価値観の違いや、会社経営を巡る現実的な問題も描かれており、単なる懐かしさだけに頼らない続編になっていました。

一方で、前半の展開はやや長めに感じました。

旧メンバーが再集結し、本筋である「ランウェイ存続」をかけたドラマが本格的に動き出すまで少し時間がかかるため、テンポの面では好みが分かれるかもしれません。

ただ、その分後半に入ってからはテンポも良くなり、ミランダ、アンディ、エミリー、それぞれの立場や成長がしっかり描かれていきます。

キャストについて

やはり最大の見どころはキャスト陣です。

メリル・ストリープが演じるミランダの圧倒的な存在感は健在。表情ひとつ、視線ひとつで場の空気を変える演技はさすがでした。

そしてアン・ハサウェイ、エミリー・ブラントも、年齢を重ねたことで前作とはまた違った魅力を見せてくれます。

さらに、作中で登場するDiorやChanelなどのラグジュアリーブランドも作品の華やかさを支えていました。

総評

【個人的評価】B+

正直に言えば、前作ほどの衝撃や新鮮さはありません。

これは20年という時間の流れや、続編という宿命もあると思います。

それでも、現代らしい価値観や職場環境の変化をしっかり取り込みながら、「プラダを着た悪魔」という世界観をもう一度楽しませてくれた作品でした。

前作ファンなら一度は観て損はない一本です。

以上

 

 

今回は映画『SAKAMOTO DAYS』を鑑賞してきました。
原作漫画やアニメは未読・未視聴、事前情報もほぼ入れずに観た“完全初見”での感想になります。

 

サクッとシネマの解説はここ↓

 

■ 観る前の正直なスタンス

正直に言うと、自分はこの手の作風があまり得意ではありません。
そして監督である福田雄一作品も、過去に何本か観て「合わない」と感じているタイプです。

とはいえ、本作は話題性も高く、キャストも非常に豪華。
ここまで露出が多い作品をスルーするわけにもいかず、ある意味“怖いもの見たさ”も含めて鑑賞しました。

 

入場者プレゼントのカード。(表裏で絵柄が違う)

■ 作品全体の印象

まず感じたのは、「やはり福田作品だったか」という点。
独特な笑いのテンポや間、BGMの使い方などから途中で気づく人も多いと思います。

ただし今回は、その“福田色”はやや抑えめ。
過去作と比較すると、かなり観やすく調整されている印象でした。

■ 演出とキャストについて

本筋のストーリー部分に関しては、役者の力を信じて任せているような印象。
それぞれが持ち味を活かして演じており、キャスティングの強さは明確に感じられます。

一方で、ギャグパートはかなり監督の色が強く出ている部分。
ここは好みが大きく分かれるポイントでしょう。

■ 目黒蓮の演技はどうだったか

主演の目黒蓮さんについては、かなりオーバー気味な演技が目立ちます。
特に変顔など、これまでのイメージとのギャップに驚く人も多いはずです。

ただ、これは監督の演出意図によるものでもあり、作品の方向性としては一貫しています。
とはいえ、俳優としての個性との相性という意味では、ややハマりきっていない印象も受けました。

上戸彩に叱られる面々・・・。

■ 印象に残ったキャラクター

一方で、作品の空気にしっかりハマっていると感じたキャストもいます。
特に戸塚純貴さんのスナイパー役は非常に良く、福田作品のテンションとも相性が良いと感じました。

また、生見愛瑠(めるる)さんの存在感も強く、キャラクターの再現度という意味では見応えがあります。

 

大型カッターを使うヒロインは、原作者はフランス・ホラー映画『ハイテンション』に影響されていると思われる。

■ アクション面の評価

本作の大きな強みはアクション。
スピード感や迫力はしっかりしており、見応えは十分です。

また、太った状態の坂本だけでなく、スマートな状態でのアクションも描かれており、
目黒蓮さんの身体表現という点でも楽しめる要素はありました。

■ 総評|好みが大きく分かれる作品

本作は間違いなく「好みが分かれる作品」です。

・福田雄一監督の作風が好きな人
・キャスト目当てで楽しめる人
・アクション重視で観たい人

こういった層にはしっかり刺さる一方で、
ギャグのテンポやノリが合わない場合、やや長く感じる可能性もあります。

自分としては決してハマった作品ではありませんが、
キャストやアクションの魅力によって“最後まで観られるライン”には収まっていました。

■ まとめ

映画『SAKAMOTO DAYS』は、
豪華キャストとアクションの完成度を軸にしながらも、
福田作品特有の演出によって評価が分かれる一本です。

観る人によって大きく印象が変わる作品なので、
気になる方はぜひ一度、自分の目で確かめてみてください。

以上

一人で気の向くままに歩く、いわゆる“ボッチ旅”。
今回は、山崎の戦いの舞台となった京都・山崎周辺をふらりと巡ってみた。

まずは腹ごしらえから。

「レストラン百花園」
訪れたのは、すっかり行きつけになった「百花園」。
きっかけは映画『国宝』のロケ地巡りでYouTube撮影に来たことだが、それ以来ちょくちょく足を運んでいる。
  

国宝級イケメンと称される吉沢亮と、森七菜が地方巡業のシーンで訪れたドライブインとして、ロケ地に使用された。
 

今日はジャンボ弁当を注文。
ハンバーグに鶏のから揚げ、魚フライ、エビフライと、これでもかというボリューム。しっかり食べたい日にちょうどいい。

映画『国宝』ブームは落ち着いたかと思いきや、店内にはそれらしきファンの女性グループもちらほら。壁には撮影時の写真や資料が新たに展示されていて、以前訪れたときとは少し違う空気も楽しめた。

映画『国宝』のロケ風景を捉えた、手作り感のある写真展示。

 

スタンプカードもけっこう溜まった(^^♪

 

映画『国宝』のロケ地巡り、映画では語られないエピソード、歌舞伎の解説動画はここ↓

 

 

腹を満たした後は、石清水八幡宮へ。

「国宝・石清水八幡宮」
ここは平安京の裏鬼門を守る由緒ある八幡宮で、国家安泰や交通安全、子育ての守護として知られている。京阪の京阪電気鉄道・石清水八幡宮駅からケーブルに乗り換え、わずか5分で山上へ。


片道300円のケーブル、3分くらいの乗車時間。

桜の季節は過ぎていたが、その代わりに竹林と新緑が美しく、静かな空気が心地いい。人の少ない時期ならではの贅沢な時間だった。

この辺りは竹で有名。エジソンは、この地域の竹でフィラメントを作り電球を作った。詳細は知らんけど、、、

そのためエジソン記念碑がある。

 

続いて立ち寄ったのは、サントリー山崎蒸留所。

「サントリー山崎蒸留所」
仕事で何度も訪れたことのある場所だが、今回はプライベート。ウイスキー好きの友人への土産探しも兼ねて軽く見学した。(※事前予約が必要)

 
プレゼントには「山崎」のノンエイジと、蒸留所限定のミニボトルを購入。竹繊維のバッグに入れてもらえるのも、ちょっとした特別感がある。(購入は生体認証により管理され一人、1本/月)

テイスティングコーナーでは、ノンエイジ、12年、18年の飲み比べ。

(山崎ブランド体感セット 1,600円各 10cc)
熟成の違いははっきり感じられるが、個人的にはノンエイジのすっきりとした輪郭のある味わいが一番好みだった。

そんなこんなで、今回のぶらり旅もここで一区切り。
歴史と自然、そして少しの贅沢を味わう、気ままな一日だった。

さて、帰ろう。

 


映画「人はなぜラブレターを書くのか」を観ました。
正直に言うと、実話ベースとは知らずに観た作品でした。

 

YouTube動画「サクっとシネマ」の解説はここ↓

 

 

【あらすじ要約】
2000年、同じ電車で顔を合わせるだけの関係だった女子高生・ナズナと青年・信介。
言葉を交わすことはなかったが、ナズナは密かに彼に想いを寄せていた。
一方の信介は、進学校に通いながらボクシングに打ち込む日々を送っていた。

しかし、2000年3月8日。
地下鉄の事故によって、2人の日常は突然断ち切られてしまう。

それから24年後――
大人になったナズナは、かつて想いを伝えられなかった信介へ手紙を書く。

その手紙は信介の家族のもとへ届き、
父・隆治は、息子の知られざる一面や青春の日々に触れていく。

やがて隆治もまた、ナズナへ手紙を書き始める。

時を超えて交わされる手紙が、
残された人々の心を静かにつないでいく――。

 

【前提・背景】
この作品の背景にあるのは、2000年3月8日に発生した日比谷線の脱線衝突事故です。
通勤時間帯に起きたこの事故では、複数の死傷者が出る大きな惨事となりました。

また関西では、2005年にJR福知山線脱線事故が発生し、多くの犠牲者が出ています。
こうした鉄道事故は、一瞬で多くの人生を変えてしまう現実があります。

 

【作品の概要】
本作は、その事故で亡くなった富久信介さんの人生と、
20年後に想いを伝えた女性の物語を軸に描かれています。

実際にはSNSで伝えられたメッセージが、映画では「手紙」という形に置き換えられており、
よりドラマ性を強めた演出になっています。

また、事故で犠牲になった信介さん自身も非常にドラマ性のある人物で、ボクシング部がない高校で自ら部を設立するなど、映画以上に印象的なエピソードを持っています。

 

【良かった点】
実在のボクサーを演じた菅田将暉の存在感は非常に大きく、
作品全体を引き締める役割を果たしていました。

【気になった点】
一方で、綾瀬はるか演じるナズナの設定についてはやや違和感がありました。
物語上、末期がんという設定が加えられていますが、
必ずしも必要だったとは感じません。

その影響もあって、ストーリー全体にやや焦点のブレがあり、
多くの出演者が登場しますが、人物像やストーリー展開が浅く感じられる部分もありました。

また、要素を詰め込みすぎたことで、テンポが間延びしている印象も受けます。

病気には見えない綾瀬はるかさん。

 

【まとめ】
総合評価は「B」。

決して悪い作品ではありませんが、
構成を整理し、焦点を絞ればより完成度は高くなったはずです。

事故という重いテーマだからこそ、
シンプルに人物と感情にフォーカスした方が、
より心に残る作品になったのではないかと感じました。

 

脇を固める豪華俳優陣にも注目。

 

以上

第1回「ロシアンルーレット・シネマ」

勝手に名付けてみたが、映画を選ぶとどうしてもジャンルが偏ってしまうのも事実。
自分の場合は、ホラー系、胸糞系、エロ系などなど…(^^♪

もしかすると、食わず嫌いでジャンルを固定していることで、名作や好物を見逃している可能性もある。
そこで今回は、サブスクを使って“ロシアンルーレット・シネマ”にチャレンジしてみた。

ルールは以下の通り。
・テレビ画面を見ず(目をつむる)、リモコンでカーソルを縦横無尽に動かして作品を選ぶ
・選んだ映画は早送りせず、最後まで鑑賞する

ということで、今回はU-NEXTで検索画面を開き、目を閉じたまま適当に操作して作品をチョイス。ただしシステム上で邦画、洋画を選ぶ必要があるので今回は邦画。

その結果が以下の3作品。すべて未見。
1週間かけて鑑賞したので、簡単にレビューしていく。


映画『朝がくるとむなしくなる』(2023)

 

〇あらすじ
会社を辞めたことを周囲に言えず、孤独な日々を送る24歳の希。コンビニのバイト先で中学時代の同級生・加奈子と再会し、ぎこちない関係から少しずつ距離を縮めていく。偶然の再会をきっかけに、止まっていた希の日常が静かに動き出していく再生の物語。

 

この透明感!                     友人役の芋生悠さんもエエ感じ

 

〇感想と評価
A-
唐田エリカの透明感が、この評価を後押し。
彼女が演じる希の“生きづらさ”がしっかり伝わってくるし、物語も気取らず等身大なのが好印象。

友人・加奈子役の芋生悠も安定感のある演技でしっかり支えている。
ラストも清々しく、主演・唐田エリカの魅力を最大限に引き出した作品。

「人生いろんな時期があってもいいよな」と思わせてくれる一本。


映画『町田くんの世界』(2019)

 

〇あらすじ
人を思いやることに特別な才能を持つ町田くん。誰にでも優しく接してきた彼だが、猪原さんとの出会いによって初めて戸惑う感情に直面する。「わからない」気持ちと向き合いながら、その答えを探していく青春物語。

 

〇感想と評価
B
主演の細田佳央太と関水渚のフレッシュさは◎。
一方で、脇を*豪華すぎるキャストが固めているのはやや不思議な印象。

*岩田剛典、高畑充希、前田敦子、太賀、池松壮亮、戸田恵梨香、佐藤浩市、北村有起哉、松嶋菜々子などの主役級の俳優陣

前半1時間は楽しめたが、後半はファンタジー色が強まり、やや同じ展開の繰り返しでトーンダウン。
結果的に、世界観に最後までハマりきれなかった。

なぜ、これだけの主役級俳優が集まる???


映画『天使のはらわた 赤い閃光』(1994)

 

〇あらすじ
過去のトラウマに苦しむ名美は、ある夜の記憶を失ったまま、ラブホテルで男の死体と自分の姿が映るビデオテープを発見する。自分が犯したのかと疑念に苛まれる中、謎の電話がかかり、事態はさらに不穏な展開へと進んでいくサスペンス。

 

〇感想と評価
B
全体的にブライアン・デ・パルマやダリオ・アルジェントを思わせるエロティック・サスペンス路線。

ただし、川上麻衣子のヌードシーンが多く(個人的には歓迎)、その分中だるみも感じる。ラストもやや強引で、腑に落ちない印象。

※金八の川上麻衣子さんの話はまたいつか・・・

 

結果、『殺しのドレス』『歓びの毒牙』には及ばず、というのが正直なところ。

アイドル時代の川上麻衣子さん。今年還暦を迎えた。。。金八では優等生役やった。


というわけで、普段なら自分では選ばないであろう作品を“ロシアンルーレット”方式で鑑賞してみた。

今回のお宝は――
映画『朝がくるとむなしくなる』に決定!

以上。