「この映画を観て、自分の考え方が変わった。」

そう思わせる映画でした。

今回紹介する作品は、映画『廃用身』。

現役医師で作家でもある久坂部羊さんの同名小説を映画化した作品で、高齢者医療と介護の問題を真正面から扱ったヒューマンサスペンスです。

正直、ここまで踏み込んだ内容を、よく映画化したなと思いました。


『廃用身』とはどんな映画?

舞台はデイケア施設「異人坂クリニック」。

院長・漆原糾は、「廃用身」と呼ばれる、回復の見込みがない手足に着目した独自の治療を行っています。

その治療を受けた高齢者たちは、

  • 身体的負担の軽減

  • 精神状態の安定

  • 性格の変化

など、予想外の“良い変化”を見せ始めます。

編集者の矢倉は、その医療が高齢者医療を変える可能性を感じ、漆原に出版を持ちかける。

しかし、内部告発や患者宅で起きた事件をきっかけに、理想的に見えた医療の裏側が明らかになっていきます。

合理性を追求した先にあるものは、救済なのか、それとも狂気なのか。

本作は、医療倫理、介護、老い、人間の尊厳といった重いテーマを観客に突きつけてきます。


「廃用身」という言葉のリアルさ

まず印象的なのが、「廃用身」という言葉です。

映画では、「脳梗塞などによる麻痺で、回復の見込みがない手足」

という意味で使われています。

正式な医療用語ではなく、おそらく作品独自の造語だと思われます。

しかし、その響きが異様にリアル。

実際に医療現場で使われていてもおかしくないような説得力があり、それがこの映画の怖さを増幅させています。


1970年代ディストピア映画を思い出した

この映画を観て、1970年代に量産されたディストピア映画を思い出しました。

例えば、

  • 『赤ちゃんよ永遠に』

  • 『ソイレント・グリーン』

  • 『ローガンズ・ラン』

など。

当時は「人口爆発」が恐怖として描かれていました。

しかし現代日本が抱える問題は逆です。

少子高齢化。

3人に1人が高齢者という時代。

慢性的な介護人材不足、外国人労働者への依存、ワンオペ夜勤、認知症高齢者の増加――。

現場はすでに疲弊しています。

『廃用身』は、そうした現実に対して、“ある意味、残酷な方法”で問題提起をしています。


染谷将太が圧倒的にハマっていた

主人公・漆原を演じる染谷将太さんは、まさに適役でした。

理想と狂気の境界線を行き来するような演技が見事です。

「この人は危険だ」と思う一方で、

「でも、言っていることは間違っていない部分もある」

と感じてしまう。

そこが本当に恐ろしい。


瀧内公美の“静かな演技”が凄い

漆原の妻を演じる瀧内公美さんも素晴らしかったです。

セリフは多くありません。

しかし、

  • 視線

  • 表情

  • 沈黙

だけで、夫が壊れていく様子を表現していました。

家庭内の不穏さを、静かに、しかし確実に伝えてきます。


六平直政演じる岩上武一が強烈

映画前半の実質的主人公とも言えるのが、六平直政さん演じる岩上武一。

元運送会社経営者で、現役時代は厳格で支配的な人物。

現在は要介護状態で在宅生活を送っています。

彼は「Aケア」と呼ばれる処置を受けます。

これは、“廃用身”と認定された手足を切断するというもの。

最初は右足のみ。

すると床ずれが改善し、精神状態も安定する。

その後、さらに左足、左腕も切断する決断をします。

最終的には右腕一本だけで生きることになる。

かなり衝撃的な設定ですが、映画はそれを必要以上に煽らず、むしろ冷静に描いています。

だからこそ怖い。


『PLAN75』よりも現実に近い恐怖

本作を観て、映画『PLAN75』を思い出した人も多いと思います。

ただ、『PLAN75』が“近未来SF”寄りなのに対して、『廃用身』はもっと現実的。

「これ、もうどこかで起きていてもおかしくないのでは?」

と思わせる具体性があります。

そのリアリティが本作最大の恐怖かもしれません。


この映画を観て、自分の考え方が変わった

この映画を観て、自分の生活を見直そうと思いました。

私は40年以上ジム通いをしていて、筋肉量、ベンチプレス等の挙上数値を追い続けてきました。

しかし本作を観て、60歳を超えた今、

「必要以上に身体を大きくすることに意味があるのか?」

と考えるようになりました。

介護される側になった時、身体が軽い方が周囲の負担は減ります。

調べると手足は全体重の約40%を占めるという結果が出てきます。

もちろん、だからといって極端な結論に進むわけではありません。

ただ、

  • 年齢に応じた身体管理

  • 健康寿命を延ばす努力

  • 周囲に負担をかけにくい身体づくり

は必要だと感じました。


映画の中にあった“答え”

この映画、基本的には答えを提示しません。

しかし、ある意味で監督なりの回答だと思えるシーンがありました。

それが、公園で地域住民たちが体操している場面。

映画の中で2回登場します。

「ああ、これなんだな」と思いました。

地域とつながること。

身体を動かすこと。

孤立しないこと。

健康寿命を延ばすこと。

とても地味ですが、結局それが最も現実的な答えなのかもしれません。

また、自宅近所でも同じような光景を多々確認することができます。


総評|今の日本だからこそ刺さる映画

評価はAマイナス。

かなりの問題作です。

しかし、超高齢社会の日本だからこそ作られた映画だと思います。

介護、福祉、尊厳死。

多くの人が見て見ぬふりをしているテーマを真正面から描いた作品でした。

しかも、エンタメ映画が並ぶシネコンでこの作品を上映していること自体、かなり挑戦的だと思います。(隣のスクリーンでは『名探偵コナン』を上映。

 

重い内容ですが、観た後に確実に何かが残る映画でした。

最後に余談ですが、「エガちゃんねる」でおなじみのアラキオさんがヘルパー役で出演しており、エンドクレジットで名前を見た瞬間、内容とのギャップで少し笑ってしまいました(笑)

 

気になった方は、ぜひ劇場で観てみてください。

以上

 

 

2026年5月8日、アメリカ政府がUFO(現在の正式名称はUAP:Unidentified Anomalous Phenomena)に関する大量の機密資料を公開し、世界中で大きな話題になっています。

 

公開されたのは、これまで一般には見ることができなかった軍の報告書や映像、写真、証言記録など。SNSやYouTubeでは「ついに宇宙人の存在が明かされたのでは?」という声も広がっています。

では、実際に何が起きたのでしょうか。そして、なぜアメリカ政府は今このタイミングで情報公開に踏み切ったのでしょうか。

 

YouTube動画の解説はここ↓

 


2026年5月8日のUFO資料公開までの経緯

今回の情報公開のきっかけは、2026年2月に発表されたアメリカ政府の機密解除方針でした。

当時のトランプ政権は、UFOおよびUAPに関する政府保有資料について、段階的な機密解除と一般公開を関係機関へ指示したとされています。

対象となったのは、たとえば以下の主要政府機関です。

  • United States Department of Defense(アメリカ国防総省)
  • NASA
  • Federal Bureau of Investigation(FBI/アメリカ連邦捜査局)
  • Office of the Director of National Intelligence (ODNI/アメリカ国家情報長官室)

そして5月8日、その第一弾として160件以上の関連資料が公開されました。

公開資料には、以下のようなものが含まれています。

  • 軍パイロットによる目撃報告書(PDF)
  • レーダーデータ付きの分析報告
  • 赤外線カメラで撮影された飛行物体の映像
  • 月面探査関連の画像資料
  • 数十年分にわたる軍関係者の証言記録

これらの公開によって、これまで噂レベルで語られてきたUFO問題が、再び現実的な国家テーマとして注目されることになりました。


なぜ今、アメリカ政府はUFO情報を公開したのか?

今回の公開には、大きく4つの目的があると考えられています。

 

アメリカ合衆国政府のUFOに関わる公式HPはここ↓

大統領の不明飛行現象遭遇の封印解除および報告システム |アメリカ陸軍省

 


1. 政府の透明性向上

アメリカ政府が公式に掲げている最大の理由が「透明性(Transparency)」です。

近年、アメリカ議会ではUFO・UAPに関する公聴会が繰り返し開催され、「政府は何を隠しているのか?」という国民の関心が高まっていました。

その流れの中で、政府は新たな公開体制を整備し、「可能な限り情報を公開する」という姿勢を明確に打ち出しました。


2. 国家安全保障上の分析

UAPは、必ずしも宇宙人の乗り物とは限りません。

むしろ軍事的な視点では、以下の可能性の方が重要視されています。

  • ChinaやRussiaの新型ドローン
  • 電子戦システム
  • センサー誤作動
  • 極秘軍事技術

つまり、政府の本来の目的は「宇宙人の証明」ではなく、「領空侵犯や新たな軍事脅威の分析」にあると見られています。


3. 陰謀論や憶測への対応

UFOをめぐっては、長年にわたりさまざまな陰謀論が語られてきました。

代表的なのが、Roswell incidentです。

こうした話題がSNSで拡散し続ける中、政府としても一部情報を公開することで、「国民自身が判断できる材料を提供する」という狙いがあると考えられています。


4. 科学コミュニティへのデータ提供

今回の公開では、民間研究者や科学者による分析参加も歓迎されているとされています。

政府だけで解析しきれない現象について、科学的な視点から新しい結論を得たいという意図も見えます。

これは、UFO問題を「陰謀論」ではなく「科学的検証の対象」として扱う方向への変化とも言えます。


実際に公開された資料は本当に“ヤバい”のか?

ここが最も気になるポイントでしょう。

結論から言うと、現時点で公開されている資料の多くは、

  • 画質が低い映像
  • 遠距離から撮影された不鮮明な写真
  • 「説明不能」ではあるものの決定的証拠に欠けるデータ

が中心です。

つまり、現段階で「宇宙人の存在が証明された」と言える状況ではありません。

一方で、「なぜ説明できない飛行物体が軍のセンサーに繰り返し記録されているのか」という疑問は依然として残っています。

ここが今後の追加公開で最も注目されるポイントになるでしょう。


今後さらに情報公開は続くのか?

今回の公開はあくまで第一弾とされています。

アメリカ政府は今後も段階的に追加資料を公開する可能性が高く、UFO・UAP問題は2026年を代表する大きなテーマの一つになるかもしれません。

もし次回さらに鮮明な映像や新しい軍事データが公開されれば、この議論は一気に加速する可能性があります。

「UFOは本当に存在するのか?」――その答えに、世界が少しずつ近づいているのかもしれません。

 

エンタメ的な目線では物足りないのが事実です。

「矢追純一スペシャル」のような事にはいかないです。

現実はこんなものかしれませんね。。。
以上

 

 

2006年に公開され、大ヒットを記録した『プラダを着た悪魔』。ファッション業界を舞台に、鬼編集長ミランダと新人アシスタントのアンディの関係を描いた前作は、多くの映画ファンに強い印象を残しました。

そして2026年、実に20年ぶりとなる続編『プラダを着た悪魔2』が公開。前作ファンとしては期待せずにはいられない一本でした。

あらすじ

物語は前作から20年後。

報道記者としてキャリアを築いたアンディが、経営危機に陥ったファッション誌「ランウェイ」を救うため、再び編集部へ戻ってきます。

そこには、伝説の編集長ミランダ、右腕として支え続けるナイジェル、そして今やラグジュアリーブランドの幹部となったエミリーがいました。

それぞれが異なる立場や価値観を持つ中、「ランウェイ」の未来をかけた新たな戦いが始まります。

 

20年前の姿

 

感想・見どころ

まず印象的だったのは、20年という年月がしっかり作品の中に反映されていることです。

前作では圧倒的な存在感で部下たちを支配していたミランダですが、現代の働き方やコンプライアンスが重視される時代では、そのスタイルも簡単には通用しません。

かつては「怖いけれど魅力的な上司」として描かれていたミランダが、今の時代ではどう見られるのか。そのギャップが本作の面白さのひとつでもあります。

また、若い世代との価値観の違いや、会社経営を巡る現実的な問題も描かれており、単なる懐かしさだけに頼らない続編になっていました。

一方で、前半の展開はやや長めに感じました。

旧メンバーが再集結し、本筋である「ランウェイ存続」をかけたドラマが本格的に動き出すまで少し時間がかかるため、テンポの面では好みが分かれるかもしれません。

ただ、その分後半に入ってからはテンポも良くなり、ミランダ、アンディ、エミリー、それぞれの立場や成長がしっかり描かれていきます。

キャストについて

やはり最大の見どころはキャスト陣です。

メリル・ストリープが演じるミランダの圧倒的な存在感は健在。表情ひとつ、視線ひとつで場の空気を変える演技はさすがでした。

そしてアン・ハサウェイ、エミリー・ブラントも、年齢を重ねたことで前作とはまた違った魅力を見せてくれます。

さらに、作中で登場するDiorやChanelなどのラグジュアリーブランドも作品の華やかさを支えていました。

総評

【個人的評価】B+

正直に言えば、前作ほどの衝撃や新鮮さはありません。

これは20年という時間の流れや、続編という宿命もあると思います。

それでも、現代らしい価値観や職場環境の変化をしっかり取り込みながら、「プラダを着た悪魔」という世界観をもう一度楽しませてくれた作品でした。

前作ファンなら一度は観て損はない一本です。

以上

 

 

今回は映画『SAKAMOTO DAYS』を鑑賞してきました。
原作漫画やアニメは未読・未視聴、事前情報もほぼ入れずに観た“完全初見”での感想になります。

 

サクッとシネマの解説はここ↓

 

■ 観る前の正直なスタンス

正直に言うと、自分はこの手の作風があまり得意ではありません。
そして監督である福田雄一作品も、過去に何本か観て「合わない」と感じているタイプです。

とはいえ、本作は話題性も高く、キャストも非常に豪華。
ここまで露出が多い作品をスルーするわけにもいかず、ある意味“怖いもの見たさ”も含めて鑑賞しました。

 

入場者プレゼントのカード。(表裏で絵柄が違う)

■ 作品全体の印象

まず感じたのは、「やはり福田作品だったか」という点。
独特な笑いのテンポや間、BGMの使い方などから途中で気づく人も多いと思います。

ただし今回は、その“福田色”はやや抑えめ。
過去作と比較すると、かなり観やすく調整されている印象でした。

■ 演出とキャストについて

本筋のストーリー部分に関しては、役者の力を信じて任せているような印象。
それぞれが持ち味を活かして演じており、キャスティングの強さは明確に感じられます。

一方で、ギャグパートはかなり監督の色が強く出ている部分。
ここは好みが大きく分かれるポイントでしょう。

■ 目黒蓮の演技はどうだったか

主演の目黒蓮さんについては、かなりオーバー気味な演技が目立ちます。
特に変顔など、これまでのイメージとのギャップに驚く人も多いはずです。

ただ、これは監督の演出意図によるものでもあり、作品の方向性としては一貫しています。
とはいえ、俳優としての個性との相性という意味では、ややハマりきっていない印象も受けました。

上戸彩に叱られる面々・・・。

■ 印象に残ったキャラクター

一方で、作品の空気にしっかりハマっていると感じたキャストもいます。
特に戸塚純貴さんのスナイパー役は非常に良く、福田作品のテンションとも相性が良いと感じました。

また、生見愛瑠(めるる)さんの存在感も強く、キャラクターの再現度という意味では見応えがあります。

 

大型カッターを使うヒロインは、原作者はフランス・ホラー映画『ハイテンション』に影響されていると思われる。

■ アクション面の評価

本作の大きな強みはアクション。
スピード感や迫力はしっかりしており、見応えは十分です。

また、太った状態の坂本だけでなく、スマートな状態でのアクションも描かれており、
目黒蓮さんの身体表現という点でも楽しめる要素はありました。

■ 総評|好みが大きく分かれる作品

本作は間違いなく「好みが分かれる作品」です。

・福田雄一監督の作風が好きな人
・キャスト目当てで楽しめる人
・アクション重視で観たい人

こういった層にはしっかり刺さる一方で、
ギャグのテンポやノリが合わない場合、やや長く感じる可能性もあります。

自分としては決してハマった作品ではありませんが、
キャストやアクションの魅力によって“最後まで観られるライン”には収まっていました。

■ まとめ

映画『SAKAMOTO DAYS』は、
豪華キャストとアクションの完成度を軸にしながらも、
福田作品特有の演出によって評価が分かれる一本です。

観る人によって大きく印象が変わる作品なので、
気になる方はぜひ一度、自分の目で確かめてみてください。

以上

一人で気の向くままに歩く、いわゆる“ボッチ旅”。
今回は、山崎の戦いの舞台となった京都・山崎周辺をふらりと巡ってみた。

まずは腹ごしらえから。

「レストラン百花園」
訪れたのは、すっかり行きつけになった「百花園」。
きっかけは映画『国宝』のロケ地巡りでYouTube撮影に来たことだが、それ以来ちょくちょく足を運んでいる。
  

国宝級イケメンと称される吉沢亮と、森七菜が地方巡業のシーンで訪れたドライブインとして、ロケ地に使用された。
 

今日はジャンボ弁当を注文。
ハンバーグに鶏のから揚げ、魚フライ、エビフライと、これでもかというボリューム。しっかり食べたい日にちょうどいい。

映画『国宝』ブームは落ち着いたかと思いきや、店内にはそれらしきファンの女性グループもちらほら。壁には撮影時の写真や資料が新たに展示されていて、以前訪れたときとは少し違う空気も楽しめた。

映画『国宝』のロケ風景を捉えた、手作り感のある写真展示。

 

スタンプカードもけっこう溜まった(^^♪

 

映画『国宝』のロケ地巡り、映画では語られないエピソード、歌舞伎の解説動画はここ↓

 

 

腹を満たした後は、石清水八幡宮へ。

「国宝・石清水八幡宮」
ここは平安京の裏鬼門を守る由緒ある八幡宮で、国家安泰や交通安全、子育ての守護として知られている。京阪の京阪電気鉄道・石清水八幡宮駅からケーブルに乗り換え、わずか5分で山上へ。


片道300円のケーブル、3分くらいの乗車時間。

桜の季節は過ぎていたが、その代わりに竹林と新緑が美しく、静かな空気が心地いい。人の少ない時期ならではの贅沢な時間だった。

この辺りは竹で有名。エジソンは、この地域の竹でフィラメントを作り電球を作った。詳細は知らんけど、、、

そのためエジソン記念碑がある。

 

続いて立ち寄ったのは、サントリー山崎蒸留所。

「サントリー山崎蒸留所」
仕事で何度も訪れたことのある場所だが、今回はプライベート。ウイスキー好きの友人への土産探しも兼ねて軽く見学した。(※事前予約が必要)

 
プレゼントには「山崎」のノンエイジと、蒸留所限定のミニボトルを購入。竹繊維のバッグに入れてもらえるのも、ちょっとした特別感がある。(購入は生体認証により管理され一人、1本/月)

テイスティングコーナーでは、ノンエイジ、12年、18年の飲み比べ。

(山崎ブランド体感セット 1,600円各 10cc)
熟成の違いははっきり感じられるが、個人的にはノンエイジのすっきりとした輪郭のある味わいが一番好みだった。

そんなこんなで、今回のぶらり旅もここで一区切り。
歴史と自然、そして少しの贅沢を味わう、気ままな一日だった。

さて、帰ろう。

 


映画「人はなぜラブレターを書くのか」を観ました。
正直に言うと、実話ベースとは知らずに観た作品でした。

 

YouTube動画「サクっとシネマ」の解説はここ↓

 

 

【あらすじ要約】
2000年、同じ電車で顔を合わせるだけの関係だった女子高生・ナズナと青年・信介。
言葉を交わすことはなかったが、ナズナは密かに彼に想いを寄せていた。
一方の信介は、進学校に通いながらボクシングに打ち込む日々を送っていた。

しかし、2000年3月8日。
地下鉄の事故によって、2人の日常は突然断ち切られてしまう。

それから24年後――
大人になったナズナは、かつて想いを伝えられなかった信介へ手紙を書く。

その手紙は信介の家族のもとへ届き、
父・隆治は、息子の知られざる一面や青春の日々に触れていく。

やがて隆治もまた、ナズナへ手紙を書き始める。

時を超えて交わされる手紙が、
残された人々の心を静かにつないでいく――。

 

【前提・背景】
この作品の背景にあるのは、2000年3月8日に発生した日比谷線の脱線衝突事故です。
通勤時間帯に起きたこの事故では、複数の死傷者が出る大きな惨事となりました。

また関西では、2005年にJR福知山線脱線事故が発生し、多くの犠牲者が出ています。
こうした鉄道事故は、一瞬で多くの人生を変えてしまう現実があります。

 

【作品の概要】
本作は、その事故で亡くなった富久信介さんの人生と、
20年後に想いを伝えた女性の物語を軸に描かれています。

実際にはSNSで伝えられたメッセージが、映画では「手紙」という形に置き換えられており、
よりドラマ性を強めた演出になっています。

また、事故で犠牲になった信介さん自身も非常にドラマ性のある人物で、ボクシング部がない高校で自ら部を設立するなど、映画以上に印象的なエピソードを持っています。

 

【良かった点】
実在のボクサーを演じた菅田将暉の存在感は非常に大きく、
作品全体を引き締める役割を果たしていました。

【気になった点】
一方で、綾瀬はるか演じるナズナの設定についてはやや違和感がありました。
物語上、末期がんという設定が加えられていますが、
必ずしも必要だったとは感じません。

その影響もあって、ストーリー全体にやや焦点のブレがあり、
多くの出演者が登場しますが、人物像やストーリー展開が浅く感じられる部分もありました。

また、要素を詰め込みすぎたことで、テンポが間延びしている印象も受けます。

病気には見えない綾瀬はるかさん。

 

【まとめ】
総合評価は「B」。

決して悪い作品ではありませんが、
構成を整理し、焦点を絞ればより完成度は高くなったはずです。

事故という重いテーマだからこそ、
シンプルに人物と感情にフォーカスした方が、
より心に残る作品になったのではないかと感じました。

 

脇を固める豪華俳優陣にも注目。

 

以上

第1回「ロシアンルーレット・シネマ」

勝手に名付けてみたが、映画を選ぶとどうしてもジャンルが偏ってしまうのも事実。
自分の場合は、ホラー系、胸糞系、エロ系などなど…(^^♪

もしかすると、食わず嫌いでジャンルを固定していることで、名作や好物を見逃している可能性もある。
そこで今回は、サブスクを使って“ロシアンルーレット・シネマ”にチャレンジしてみた。

ルールは以下の通り。
・テレビ画面を見ず(目をつむる)、リモコンでカーソルを縦横無尽に動かして作品を選ぶ
・選んだ映画は早送りせず、最後まで鑑賞する

ということで、今回はU-NEXTで検索画面を開き、目を閉じたまま適当に操作して作品をチョイス。ただしシステム上で邦画、洋画を選ぶ必要があるので今回は邦画。

その結果が以下の3作品。すべて未見。
1週間かけて鑑賞したので、簡単にレビューしていく。


映画『朝がくるとむなしくなる』(2023)

 

〇あらすじ
会社を辞めたことを周囲に言えず、孤独な日々を送る24歳の希。コンビニのバイト先で中学時代の同級生・加奈子と再会し、ぎこちない関係から少しずつ距離を縮めていく。偶然の再会をきっかけに、止まっていた希の日常が静かに動き出していく再生の物語。

 

この透明感!                     友人役の芋生悠さんもエエ感じ

 

〇感想と評価
A-
唐田エリカの透明感が、この評価を後押し。
彼女が演じる希の“生きづらさ”がしっかり伝わってくるし、物語も気取らず等身大なのが好印象。

友人・加奈子役の芋生悠も安定感のある演技でしっかり支えている。
ラストも清々しく、主演・唐田エリカの魅力を最大限に引き出した作品。

「人生いろんな時期があってもいいよな」と思わせてくれる一本。


映画『町田くんの世界』(2019)

 

〇あらすじ
人を思いやることに特別な才能を持つ町田くん。誰にでも優しく接してきた彼だが、猪原さんとの出会いによって初めて戸惑う感情に直面する。「わからない」気持ちと向き合いながら、その答えを探していく青春物語。

 

〇感想と評価
B
主演の細田佳央太と関水渚のフレッシュさは◎。
一方で、脇を*豪華すぎるキャストが固めているのはやや不思議な印象。

*岩田剛典、高畑充希、前田敦子、太賀、池松壮亮、戸田恵梨香、佐藤浩市、北村有起哉、松嶋菜々子などの主役級の俳優陣

前半1時間は楽しめたが、後半はファンタジー色が強まり、やや同じ展開の繰り返しでトーンダウン。
結果的に、世界観に最後までハマりきれなかった。

なぜ、これだけの主役級俳優が集まる???


映画『天使のはらわた 赤い閃光』(1994)

 

〇あらすじ
過去のトラウマに苦しむ名美は、ある夜の記憶を失ったまま、ラブホテルで男の死体と自分の姿が映るビデオテープを発見する。自分が犯したのかと疑念に苛まれる中、謎の電話がかかり、事態はさらに不穏な展開へと進んでいくサスペンス。

 

〇感想と評価
B
全体的にブライアン・デ・パルマやダリオ・アルジェントを思わせるエロティック・サスペンス路線。

ただし、川上麻衣子のヌードシーンが多く(個人的には歓迎)、その分中だるみも感じる。ラストもやや強引で、腑に落ちない印象。

※金八の川上麻衣子さんの話はまたいつか・・・

 

結果、『殺しのドレス』『歓びの毒牙』には及ばず、というのが正直なところ。

アイドル時代の川上麻衣子さん。今年還暦を迎えた。。。金八では優等生役やった。


というわけで、普段なら自分では選ばないであろう作品を“ロシアンルーレット”方式で鑑賞してみた。

今回のお宝は――
映画『朝がくるとむなしくなる』に決定!

以上。

先日、映画『落下音』を観た後にフードコートで久しぶりにスガキヤでラーメンを食べた。

王道のラーメン(肉マシ)と小豆ソフトを注文。

800円くらい?やはり安い。

スガキヤのフォーク・スプーンも現存していた。

 

 

桜が満開なので、そのまま京都・醍醐寺へ。。。

 

 

今年の春は、いろいろな意味で、手放しに満喫できた気がする。

以上

 

 

 

 

YouTubeチャンネル「サクっとシネマ」の解説はここ↓

 

 

大阪、神戸、京都で7館くらいでしか上映していないので、本日は京都・桂川イオンシネマで鑑賞しました。

 

感想

鑑賞前からこうなることは予想されていたが、まさかここまでとは思っていなかった。

とりあえず自分の頭の中を整理する上でも年代毎のストーリーをまとめる。

 

■ 1910年代(アルマ)

同じ村にかつて存在した“同名の少女”の気配を感じ始め、自分と過去の存在が重なり合うような不穏な感覚にとらわれる。

 

■ 1940年代(エリカ)

戦争の影が残る中、片足を失った叔父に対して抑えがたい欲望を抱いてしまい、自身の内面に潜む得体の知れない衝動と向き合うことになる。

 

■ 1980年代(アンゲリカ)

常に自分を見ている“何か”の視線を感じ続け、逃れられない不安と恐怖に日常的に支配される。

 

■ 現代(レンカ)

家族と共に農場へ移り住むが、自分の存在が希薄になっていくような孤独感に苦しみ、現実から切り離されていく感覚に陥る。

 

■ 全体構造

4つの時代に生きる少女たちの不安や違和感が、時代を超えて共鳴し合い、同じ農場という場所に蓄積された不可解な“何か”として静かに広がっていく。

 

というわけで、場所は同じで100年にわたり4人の少女の不気味な話と映像が繰り返される展開。

始まって10分くらいは「お?!ドイツ版の〝耳袋〟のようなものか」と思っていたが甘かった。

ストーリーらしいストーリーもなく、4つの年代が変わってもテロップも出ない。

いまいはつ?この人は誰?状態。

おそらく金曜日のランチ後に鑑賞していた10名ほどの観客は睡魔に襲われていたと思う。

観客は置いてけぼり状態。

評価はB-

 

不気味な映像はそれなりに楽しめたがドイツの近代史を把握していないと更に辛い2時間半でした。。。

以上

 

 

 

 

 

春休みシーズンは「ドラえもん」、「きかんしゃトーマス」、「えんとつ町のプペル」、「鬼の花嫁」等のキッズ&ガールズ重視の作品が多く並びます。

そういう中、今回紹介する映画『90メートル』は、その流れとは対照的に“現実”を真正面から描いたヒューマンドラマです。観終わったあと、静かに、しかし確実に心に残る一本でした。


あらすじ

主人公・藤村佑は、母子家庭で育ち、小学生の頃からバスケットボールに打ち込んできた高校生。
しかし高校2年のとき、母・美咲が難病を患ったことで生活は一変します。

部活を辞め、放課後はまっすぐ帰宅。
待っているのは、母の介護と家事。

東京の大学進学という夢を持ちながらも、母を一人残して上京することへの葛藤に苦しむ佑。
担任から推薦入試を勧められるものの、病状が悪化していく母を前に、その思いを打ち明けることができません。

夢と現実の間で揺れ動く高校生と、息子の未来を願う母。
本作は「家族愛」と「自立」という重いテーマを静かに描いていきます。

菅野美穂さんといえば映画『富江』(ホラー好きだけですが;;)


本作のテーマ|“逃げ場のない現実”

本作の最大の特徴は、“逃げ場のなさ”です。

難病、介護、ヤングケアラー。
言葉としては知っていても、その実態をここまでリアルに体感させる作品は多くありません。

佑はまだ高校生でありながら、すでに生活の責任を背負っています。
友人たちが部活や恋愛、進路に悩む一方で、彼にはそれらを選ぶ自由すらない。

しかも、この状況には“悪者”が存在しません。
だからこそ、観ている側にも逃げ場がなく、現実の重さがそのまま突き刺さってきます。

ケアマネ役の西野七瀬さん。佑にとって実の姉のような存在。

いつもは「佑君」と呼ぶが、あるシーンでは「佑!」と叫んだ。


■ALSという病気について

劇中で描かれるのは、筋萎縮性側索硬化症(ALS)という難病です。

筋肉が徐々に萎縮し、手足の運動だけでなく、嚥下や呼吸にも影響を及ぼす進行性の病気。
原因は解明されておらず、日本国内でも多くの患者が存在しています。

本作では、その症状の進行が丁寧に描かれており、単なる設定にとどまらず、物語の核心として機能しています。


菅野美穂の演技が圧巻

母・美咲を演じた菅野美穂の演技は、本作の大きな見どころのひとつです。

病気の進行に合わせて、徐々に言葉が発しにくくなる様子を非常に繊細に表現。
発音の崩れや“間”の取り方によって、言葉以上の感情が伝わってきます。

特に印象的なのが、画面が真っ暗な中で声だけが響くシーン。
夢の中で病気が治り、普通に話せるようになった美咲が、目覚めたあとにこぼす一言。

「夢のままで良かったのに・・・」

このセリフは、本作の中でも屈指の感情的な場面として強く心に残ります。


タイトル「90メートル」の意味

本作の象徴的な要素が、“90メートル”という距離です。

母が介護を必要とする際に使う呼び出し装置。
その電波が届く範囲が、90メートル。

つまり、佑の行動範囲はその距離に制限されています。

近所の自販機には行ける。
しかし、それ以上遠くには行けない。

たった90メートル。
けれどその外には、友人との時間や恋愛、進学といった“普通の青春”が広がっています。

この物理的な制限が、そのまま彼の人生の制約として描かれている点が、本作の大きな特徴です。

そしてこの“90メートル”という設定は、物語のラストで静かな感動へとつながっていきます。

劇中で佑はいつも受信機を持っている。母から送信されるSOSの届く距離は90メートル。


評価とまとめ|優しくないが、誠実な映画

評価はA。

映画『90メートル』は、観る人を選ぶ作品かもしれません。
決して軽い気持ちで観られる内容ではなく、むしろ現実の厳しさを突きつけてきます。

しかし、その描写には嘘がなく、非常に誠実です。

「家族のために生きる」とは何か。
「自分の人生を選ぶ」とは何か。

そのどちらも簡単ではないという事実を、静かに、しかし確実に伝えてくる一本です。

重いテーマながらも、観終わったあとに何かが残る。
そんな作品を求めている方には、ぜひ一度観てほしい映画です。

コロッケを買い食い、佑のつかの間の休息。相手のマドンナ役は南琴奈さん。

佑「次はメンチカツが食べたい」

以上