NBF(日本ボディファッション協会)の「インティメイトアドバイザー認定制度」は、以下の「二つの条件を満たす人材」の認定と定義づけをしている。
① ファッションや商品MDの基礎的な知識を基に、ボディファッションやアウターとのコーディネートを提案する、“ファッションアドバイザー”としての知識。
② 顧客の美しいボディラインと、快適な着用感への要望に応えるため、商品や女性のボディに関する、ボディコンサルタントとしての基礎的な知識(素材や取り扱い方法のアドバイスも含)。
といった、素材を直に肌へ着けるアイテムだけに、明確な条件が提示されている。
百貨店業界の「フィッティングアドバイザー」にも、①と②は共通する条件とは言えまいか?
とりわけ、「ファッションアドバイザー」「ボディコンサルタント」という意識と姿勢は、今日の「フィッティングアドバイザー」制度では、スタート時に比べて薄らいできていはしまいか。
ちなみに、長年にわたって、私が提唱してきた「ボディフィッター…商標登録名・スタイリングフィッター」は、インナーも含めてスタイリングできるFAの育成である。
そういった「ゴールイメージ」は、NBFの会員企業である株式会社ワコールと弊社(児玉千恵子)の間で、2000年に交わした「合意書」にも同様に記載されている。
アウターもインナーも、海外製品の波にすべてが飲みこまれることのないよう、「資格制度」と同時進行で、お客さまに本物をお届けできる「エキスパート」を、実践の場でもコーチングしていく必要があろう。
ところで、ボディサイズ(ヌードサイズ・実寸)の承り方は、パタンナーが採寸しても、既製服のフィッターが計っても、インナーウェア(下着)・ランジェリー(装飾下着)・アンダーウェア(肌着)のプロが承っても、お客さまが同じなら、値は同じになるはずのものである。
そのうち、百貨店協会の「フィッティングアドバイザー」と、NBFの「インティメイトアドバイザー」とが、「採寸」の他流試合を行うという、腕だめしのチャンスがあってもいいだろう。
お客さまの身体はとても敏感だ。 担当者のメジャー使いの「甘い・辛い」で、プロか否かをかぎ分ける方も少なくないから、くれぐれもご用心を…。
パリの「クチュリエ」・「クチュリエール」に思いをはせて、「スタイリング&フィッティング」力を、惜しみなく発揮してほしい!
〔PHOTO:DOMINANT LIMITED〕
「ストアーズレポート」連載「百貨店プロセールス資格制度」より抜粋
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