◆フィッティングアドバイザーとは? | 児玉千恵子アーカイヴ

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わが国に「既製服のフィッター」を誕生させたパイオニアとして知られ
VMD改善実地指導で売れるCS空間を創る「売場の庭師」とも呼ばれている
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 「フィッティングアドバイザーとは?」について、幾度となく私なりの定義やこうあるべき姿を記述させていただいてきたが、現場の社員の方々で、そのミッションと職務を充分に理解されていないケースが多いようだ。
 また、各指定校に関しても、基本項目表記は同じとはいえ、「接客・接遇」のパーツと、「フィッティング技術」、「スタイリングや商品知識」との連動が、とってつけたような感じがするケースもある。
百貨店プロセールス資格制度  したがって、社員やFA(メーカーからの出向社員)によっては、「フィッティングアドバイザー」とは、「服を体にフィットさせる人」とか、「サイズ直しを承る人」というふうに解釈している人もいて、未だに職務やミッションが各社・各社員に浸透していない感がある。
 例えば、銀座山形屋のエキスパート職である「販売フィッター」という名称のように、一目で職務がわかるような冠がついていれば、誤解も生じないであろう。
 また、「フィッティングアドバイザー」というネーミングは、米国のノードストロームの場合、靴のフィッターもそのように呼ばれている。…数ミリの違いが健康に影響を及ぼす靴はともかく、「服を体にフィットさせる人」のニュアンスに受け取られていること自体のフォローが必要か?
 衣服を販売するには、服飾に関するあらゆる「知識や技術」に長けていることは、自らの自信にもつながり、その自信が月並みの着こなし提案で終わらずに、購買決定につながる「信頼度の高い説得力」となる。
 それらの条件を充たしているスタッフは、リピート客がつきやすく、お客さまを知り尽くしているために、担当売場のMD編集力にも優れているケースが多い。
 ここにきて、企業や店舗、スタッフによって差異はあるものの「フィッティングアドバイザーが、戦力になりきっていない!」といった、きついパンチも巷から聞こえてくる。
 「着こなし提案」を超えた「販売力」としなやかな「応用力」を持ち合わせた、「目利き・腕利き・心くばり」のあるスタッフの育成も優先課題の一つか?
 課題その二は、冒頭でふれさせていただいたような「バーチャル世代っ子」の若手が、夢や希望を抱いて続々と入社してくることだ。
 すると、今までのような「後輩の育成指導」では、すべてをカバーしきれず、手取り足取りの指導をしなければならないであろう。
 豊かな物余り時代の、少子化社会で育った若者の多くは、センスが良くてモノ知りだが、反面「自分が一番…!」という考えを抱いている傾向が、かつてより強まっていると各種メディアでも指摘されている。
 小売り業の頂点を極め、他を牽引してきた百貨店が、永続して世代を超えた万人に愛されるには、「ご満足ご奉仕業」であることを、先輩たちから根気よくさとす必要がある。

〔PHOTO:DOMINANT LIMITED〕

「ストアーズレポート」 百貨店プロセールス資格制度フィッティングアドバイザーより抜粋
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