◆人もブランドも育てる企業 | 児玉千恵子アーカイヴ

児玉千恵子アーカイヴ

わが国に「既製服のフィッター」を誕生させたパイオニアとして知られ
VMD改善実地指導で売れるCS空間を創る「売場の庭師」とも呼ばれている
児玉千恵子アーカイヴの公式ブログ

 百貨店や小売業の「使命と役割」について考えてみよう。
 百貨店の歩みをふり返れば、そこにショップを構えたことにより、「メガブランド」に成長できた企業や、アパレルメーカーの事例には事欠かない!
LE BON MARCHE  同時に、そこから優れた人材(財)を沢山誕生させてもきた。
 そんな恩恵を、改めて思い知らされたエピソードがある。
 今春に「IFF」へ出店した企業のK社長から、「日本の百貨店で、〇〇国の◎◎ブランド(衣服ではない)名で、小物雑貨やアクセサリーを含むファッションを、10年ほどの計画で育ててくれる企業はないだろうか?…」という、壮大なロマンを最近になって打ち明けられた。
 いずこの百貨店も、自社が生き延びるために必死な昨今ではあるが、「コト」の運び方次第では、具体性を帯びていた「彼の計画」なら「叶う」と、思わずわが身を乗り出してしまった。
 彼の奥さまが、〇〇国出身の欧米人であること、K社長が、すでに欧米四ヶ国向けのホームページを作成し、現地のキーマンたちとの人脈があること、彼自身が、国際的に通用する「技能資格」を持ち商品開発をしていること、「生産ライン・営業ライン」が確立されていて、すでに某百貨店の取引口座を持っていること、そして著名専門店のオリジナル商品も軌道に乗せている実績がある…などと、実現にこぎつけられる条件の大方が揃っていた。
 しかも、彼の口から飛び出した伝統ある商品名は、世界中に知名度があり、今からロマンチックな「ブランドストーリー」という付加価値を作ることも充分にできそうだった。
 彼は今頃、狙いを定めた百貨店の幾つかへ、精力的にお願いに伺っていることだろう。
 余談だが、育ててくれそうな企業名(百貨店)について、彼と私は偶然にも同じ名前を口にしていた!
〔PHOTO:DOMINANT LIMITED〕
「ストアーズレポート」 百貨店プロセールス資格制度フィッティングアドバイザーNo.46より抜粋
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