こんにちは。
新留です。
前回、
「時間がない」というのは、「時間の余裕がない」、「時間の余裕を感じられていない」というのがあったりすることが多く、
脳の処理能力が落ちている状態になっている、それも慢性的なものになっている場合が多いということを書きました。
「時間がない…」
↓
「焦りや不安」
↓
「脳の処理能力が落ちる」
↓
「生産性が下がる」
↓
「ますます時間がなくなる」
というサイクルにはまると、
なかなか自力で抜け出すのは困難で、意識的に行動を変えていく必要があるのですが、
では、どうすればいいのか?
というのが今回になります。
時間と心の余裕をつくるためにやってほしいこと。
それはシンプルに「時間割をつくること」です。
そんなの作っているよという声も聞こえてきそうです(笑)
でも、それがきちんと脳に合ったものなのか、バランスが取れたものなのかというと、違っていることも多いのですよね。
客観的に、サイクルがうまく回っているのかなど、バランスを見ていく必要があります。
教室で高学年になると時間の使い方をチェックしてもらったり、個別で時間の使い方を練習していっている子たちもいますが、
すごく考えられてるなというものはあったりしますが、それでも、もっとこうしたら良くなるなというところは見つかるものなのですね。
それぐらい、時間割づくりというのは奥深いものなのです。
学校で時間割があると、「明日は朝から体育があるな」など、自動的に体と心の準備ができるように、
時間割がきちんとできて、仕組み化し、続けられるようになると、思っているよりもうまくいったりします。
できるだけ自分が楽しくて、安定して成果を出せて、遊びも勉強も満喫できるような時間割をつくっていきたいですね。
そのためには、今の時間の使い方をチェックし「理想の状態になるための時間の使い方」を決め、行動を変えていくことが必要です。
「生産性」というものは、
「アウトプット÷インプット」。
「アウトプット」、どれだけの成果物を出し、
そのために、
「インプット」、どれだけの時間やお金を費やしたかによって決まります。
少ない時間やお金で、たくさんの成果を出すことができれば、それは生産性が高いということになります。
バランスを見ながら、最適化していきたいところです。
ここで大事なのは、時間をたくさんかければ、どんどん「生産性は下がる」ということ。
「子どもがたくさん勉強をするようになって、成績が伸びました!」
これはたしかにすばらしいのですが、
「やり方×やった量」なので、
勉強時間を増やせば、成果が増えるのは、ある程度、当たり前といえば当たり前。
それは「生産性が上がった」ということではないのですね。
そして、勉強時間を増やすというのは、いちばん危険な考え方でもあります。
それは、時間というのは、かけようと思えば、食事の時間を減らしたり、遊ぶ時間を減らしたり、睡眠時間を減らしたりすれば、簡単に増やすことができるからです。
中学受験を専門にする塾、それも難関校の合格実績をウリにしている塾だと、すごい量の課題を出されたりしますが、
素直な子や、まじめな親御さんだと、言われたら全部をやらないといけないと思ったり、
全部を終わらせようとし、体力や精神の限界が来るまで「がんばる」でしょう。
でも、それでは、子どもや親御さんの心や体に影響が出てしまい、最悪な時には、親子関係もこわれてしまうかもしれません。
個人的には、教室に通っている子たちや保護者さまには、そうはなって欲しくないなと思っているので、
投入する時間は限度を決めたり、できる限り増やさないよう、バランスを見て、伝えて言っています。
つねに、「時間は短く」、「成果物は大きく」を軸に考えていくことです。
そのためには、当たり前ですが、必要なことを見極め、必要なことに力を注ぐこと。
そして、「すべてはできない」という、いい意味での割り切りを持つこと。
「やっておいたほうがいい」ということを考え出すといくらでも量は増えていくので、
「何時には課題が残っていても終える」など、時間的な制約などを決めておきましょう。
(次の日にやれば、脳は優秀なので、わかるようになっていることも多いです)
さて、
今回は「時間割づくり」のマインドセットの話でしたが、
まだまだ長くなりますので、続きはまた次回にしたいと思います。
ではでは、今日もいい1日になりますように^^
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