長男の出産~③ワタシ、よくがんばったよね?ガマンと怒り~ | 【千葉・オンライン】 はじめのいっぽのブログ

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2月1日(金)に
ともちんのママのためのおしゃべり保健室
テーマ「出産」
開催します。

お産に関するあの時の気持ち、
湧き上がる想い。
はなしに来てね♫待ってます★

 

 

ナイトなイケメンズたちに、

いつも護られてる愛され幸せママ アマテラス♡ともです!

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1月8日、週末になった。
確か、その日は土曜だった気がする。
まだ日中のうちは全く持って余裕があったので

帰ろうかなぁ…。

思った。
けれど、主治医からは

(進行中の産婦さんが)
他にいないし、遠いんだから居ればいいよ


と言ってくれて。

ううーむ…考えながら

同席していた母が

せっかくだから甘えさせてもらったら…。

うーん…
どうすれば周りに迷惑かからないかなぁ?


つい、先にこちらが浮かぶ。
結局、そのまま居させてもらうことにした。



土曜は午前中しか外来がないので
学生の時にお産が進む良い方法として教えてもらっていた
階段昇降を、ひたすらしていた。

がむしゃらにひたすら黙々と階段を上り下りする。
もちろん顔なじみのスタッフもいるので

なにやってんのー?大ちゃん。

…あ、もうお産か←(笑)。

声かけてもらったりしてリラックスしながらも
やや焦りながら。

お産を進ませなきゃ。
(じゃなきゃ、
なんのためにここにいるのか分からないじゃん)


そんな気持ちのまま。

すると、
ついに陣痛らしきものが夜に入って来はじめた。

…あら、うわ!めちゃ痛い!

妊娠中は経験したことのない痛みが来るようになった。
夜勤帯の先輩がラウンドに来て、モニターをとりはじめる。

あ、これは確かにいいハリが来てるね。
ちょっと(陣痛間隔)長いけど、
うん、大ちゃん(ワタシのあだ名)
がんばろう!


ぐおー、ついに来たか。
これはそうだな。いいハリだ。

動いた方がいいんだよな…
ガンバって動こう…


また動いて帰れそうな距離まで
病棟内の散歩に出かける。

発作時は柱にカラダを預ける位の痛みが来る。

ぐー…がんばるがんばる…がんばるぞー…

1月9日。

朝を迎えて、痛みはいっちょ前にあるし、

動けなくなるようになる。

うわー、なんかメリメリ割れそうだ。
まだ、お産にならないのかな…。


どうも下がりが悪いらしい。
子宮口も5センチから動かない。

いろんな姿勢をとってみて、とか
整体に長けている先輩が来たりして調整したりしてくれた。

仕事が終わるとまた夫はやってきて
話をしたり、腰をさすったりしてくれた。

後から来た経産婦さんが、やってきて
あっという間にお産になってしまった。
分娩室と陣痛室は近いから状況が丸分かりだ。

早いね…今来たばっかじゃん…

そんなコトバに

ワタシは何でこんなに遅いんだろう?
焦りを感じる。

こんな痛そうなのに、

お産にならないなんて…。

夫も気にしている。

もう、すごく痛みが来るとしんどい。
痛くて叫びたい。
だけれど、叫べなかった。

ワタシのいた陣痛室は
妊婦さんの入院している前の部屋だったから


寝ている妊婦さんに悪い。
お腹はったら申し訳ない。


夫にタオルを頼んで
ぐーぐーさるぐつわを噛ませるように声を殺した。

ホントは叫びたいのに!
痛くて仕方がないのに!


涙が出てきた。

痛いよー痛いよー!
つらいよー!
しんどいよー…!


だけど痛みが来るたびにタオルが飛んでくる。
タオル噛みながら
ぐーぐー痛みを散らす。

自分でタオルを噛みながらいる、という選択をしたけれど
…悲しかった。

あまりに悲しすぎたからか、
夫に「うるさい!」と言われてタオルを噛むことで
声を殺して過ごしていた。
なんて思いこんでいたけれど。

ワタシ自らそう言っていたので、
夫は指示通りにタオルをくれていた。
らしい。
@ここは後ほど、夫とバースレビューのすり合わせをして分かった事実。



なんで、ここにいなきゃいけないの?!
移動したいっ!
患者さんに気を遣わないとこにいきたいっ!!

なんで、ここまで
気を遣わなきゃならないんだ!

 

腹立つ!
腹立つ!

一番嫌だったのが、夫と母が同室していたこと。
双方が居ることで双方に気を遣っていた。
 

夫だけに言いたいこと、が言えない。

それがツラかった。

ホントは

夫に立会い出産をしてほしかった。
赤ちゃん、
一緒に迎えてほしかった。


だけれど、この多忙時期で夜間しか共にいられない。
むしろこんな疲れているはずなんだから
夜間だけでも来てくれてることに感謝すべきだ。
 

【予め承知していること】を
覆すようなことを言って困らせたくない。

 

そんな気持ちがあった…。


もう、ほとほと
身もココロも疲れ切っていた。


担当助産師の声がドアの向こうから聞こえる。
母親と話していたが

 

実はほとんど進んでないんですよ。
5センチからほとんど開いてないです…。


聴こえてるよ!
(# ゚Д゚)💨💨


腹が立って仕方がない。
 

こんな痛いのに、

間延び(陣痛間隔が長くなっている)してるのも
分かってるよ!

もうっ!!!
…聴こえないとこで話してよ!


悲しくなって泣いた。



1月10日、祭事があった夫は
いつもより早めに東京へ戻っていった。



ずっと、
母からも励ましてもらっていたけれど

もう、いいかなぁ…。
もう、無理だよ…。
下から産まれない気がする…。
…分娩停止だと思う…。


ワタシ、よくがんばったよね?

泣きながら訴えた。

@自分から「ワタシがんばったでしょ」なんて言ったのは
覚えている限りではこの時が初めてだった。


もう耐えられない!
もう無理!


そう周りにわき目もふらず
お産に臨むお母さんたちを今までたくさん見てきた。
ベッドから落ちる位の力で
訴えるお母さんたちだってたくさんいた。
 

だけれど、
 

ワタシなんか、

もう憔悴しきってポツポツ呟くくらいで…
力が枯渇してきてる、なんて
自分で分かる…。

そんなこと言わないで…

赤ちゃんもがんばってる…

母も呟く…。

お母さん、お母さんも疲れたよね…。
一緒にいてくれてありがとう。

でも、
もう


そんな風に言われるのも、
もう、しんどい…。

 


明け方になって
主治医がやってきて内診をした。

7センチまで来てる。
ね、促進剤使おうよ。大ちゃん。


促進剤?マジか。何言ってるの?
もうがんばれないよ。分娩停止でしょ?
もう無理だよ、先生!!


泣きながら訴えた。
けれど、7センチまで来ている。
というところに
主治医は望みをかけたかったらしい。

帝王切開は帝王切開で視野に入れる。
だから時間を決めよう。
午前中のうちに
お産にならなければ帝王切開で出す。
これから飲食禁止にするけれど…。
がんばれ!


と7時半過ぎに促進剤が入っていった。

ら、30分もしないうちに強烈な痛みが来はじめて
 

いたいーーーー!
いたーーーい!!!!

 

もう周りも関係なく叫び始めた。
ベッド上でのたうち回る。
どこにこんな力が残ってたんだ、というくらい。

すっ跳んできたスタッフが診察して

全開です!!
分娩室に急いで!!


徒歩で10秒で行ける距離を
ストレッチャーで移動。

大ちゃん、よかったね!
もう産まれるからね!


がちゃがちゃスピーディに
分娩の準備が始まった。

…つづく。