大不評!鉄分シリーズ「特急草津」 | ドルフィン企画~瀬戸内海クルーズのご案内~

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この特急列車はこの春のダイヤ改正で微妙な変化をしてしまって、ダイヤそのものはあまり変わっていないものの、ある一部の人々の解釈では「特急草津」廃止されたような扱いにされた。

この度のダイヤ改正でのこの列車の変更点は次の3つである。
1.愛称の変更「草津」→「草津・四万」
2.使用車両の変更(既存車両の定期運用終了)
3.グリーン車と自由席の廃止

これだけ変わってしまったら「別の列車に変わった」と言われても私も妙に納得してしまう…(笑)
今回引退する車両はJR最初の新造車両とも言われる651系特急車両で、今回私もネット上で知ったのだがこの651系の誕生当時は鉄ヲタ達から「国鉄型特急車両を淘汰する輩」と嫌がられたらしい…

結果的にはまだ中国地方などで僅かながら国鉄型特急車両が走っている現状下で、JR最初の特急車両651系は引退することになった。
旅情溢れる上野駅の地平ホームからお昼頃「特急草津」は指定席に温泉地へ向かうであろう行楽客を沢山乗せて出発した。
面白いことにこの列車の自由席はガラガラで指定席の方は比較的混んでいて、こんな状況からか今回の改正では自由席が廃止されてしまった。

車両はさすがに引退前とあってくたびれている印象を否めなかった。
製造当時は国鉄型を覆す斬新なデザインだったのかもしれないが、今改めて乗ってみると非常に国鉄型にデザインの近いように思ってしまう。
私が実際に衝撃を受けたのは、JR九州の787系特急電車に初めて乗った時であり、この列車のステップに初めて足を踏み入れた際の心の衝撃を一生忘れることは無いだろう。
特急車両が「国鉄型」から卒業した事を実感した瞬間だった…

デビュー当時に常磐線でスピードアップを実現して水戸と首都圏の所要時間短縮に貢献した、国鉄型の無骨で丈夫な特急車両は寂しく高崎線で定期運用から引退した。
個性溢れる車両がまた1ついなくなった…