起業に行きづまる・「孤独な戦士」タイプのあなたの落とし穴 | 人間の潜在的能力の解放・鈴木清和

人間の潜在的能力の解放・鈴木清和

超深層心理レベルから人生のステージアップをサポートします。カウンセラー、セラピスト歴は28年です。

 

今まで、4タイプの人の起業について考察してきました。子供時代の環境としてはこれらと何かしら似たようなところがあったものの、成長過程で人との深い関わりを回避して、自分の能力、スキルを磨くことに集中してゆくタイプも存在します。人間関係に依存せず、技能によって自分を必要とする場所に居場所を求めるという潜在的適応戦略をとる場合です。私は、こういうパターンを「孤独な戦士」と名付けました。

こういう人は人間関係に深入りせず自分の技能を磨く、向上させることに集中しているので、一見自分軸を持っているように見えます。しかし、自分のスキルを評価してくれる重要人物が存在することに実は依存しており、そのポジションが脅かされはしないか? 必要とされなくしないか? という不安を潜在的に抱え、人との優劣をいつも気にしてもいます。こういう人が起業しようとした時に直面する課題、悩み、限界、葛藤、問題にはどういうものが考えられるでしょうか?

あなたはこのケースに該当するか、ピッタリではなくても少し重なるところがありますか?

もしそうだとすると、あなたの自己価値観、自己肯定感は、自分が相対的に優れたスキルを持っていることと、それを必要とする人がいることに実は依存しており、不安定さを持っていることが考えられます。自己価値を技能だけに結びつけず、幅広い価値や可能性を見出すことが求められます。

また、起業にあたっては、経験者に教わることや、チームビルディングが必要な場合もあります。他者との協力関係が必要な場合もあるのです。また、特定のスキルだけに集中してきたことで、マーケティングや集客、宣伝、営業などに関する経験が不足している可能性があります。

 

また、女性の場合、仕事上では「孤独な戦士」ですが、恋愛となると「ダメンズ・ウォーカー」というケースも見られます。「孤独な戦士」というのも実は「共依存」の変形なのですが、私生活では元々の「共依存」のパターンが出てくるというわけです。

ただ、そのように頑なになっていった背景には、おそらくは家族との関係で、我慢や犠牲、振り回されるといったことを経験し、人と深く関わりを持つことは割に合わないといったマイナスの学習をしたことがあるのではないかと思います。

専門用語では「情緒的剥奪スキーマ」というのですが「自分は愛されたり、理解されたり、必要な時に必要なサポートは受けられないだろう」という予測感を作り出す思考の枠組みを持っている可能性が大きいのです。その一方で、人と深く関わることは「犠牲や我慢を強いられたり、こちらが相手を支えなければならなかったり、振り回されたりして消耗が大きい」、だから人間関係に依存せず、技能一つで生きてゆく方が自由でいられるので、技能によって居場所と存在価値を確保する、という潜在的適応戦略をとるに至ったのではないでしょうか?


こうした過去に向き合い、しっかりと主導権を握ることで振り回されることを恐れることなく、他者の共感や意欲を引き出しながら、スキルを柔軟に展開し、協力関係も作れるという、新しい人生戦略に転換することで、あなたが起業に成功する確率は大きくなります。

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