「ぐぐぐぐぐううううううああああああ!」
部長のスタンド「ペイントブラック」の能力を受けたキノコ人間が、苦しみもだえ始めた
キノコ人間のくぐもったうめき声が、まるで曇り空に光がさしこむように
もとの女性の甲高い声に、もどっていく
それと同時に、どす黒く変色し、キノコそのものにかえられていた頭部の皮が
まるで老木が、その命を終え自然にくちはてていくように、はがれおちていく
ボクチンは、そのキノコの皮膚が、はがれて見えてきた
その、女性の顔をみて、凍りついてしまった
そしてわれにかえって、叫び声をあげた
「うあああああああああああああ!!!」
「お、おまえはああああああああああ!!」
つづく