自作小説 「機械」 承その4 | どうも、ドクロ家DEATH!

どうも、ドクロ家DEATH!

きゃっきゃうふふな日々をご紹介、かーちゃん達にはナイショだぞー(゚Д゚)ノ

お茶をかけられたボクチン

呆然としてたちつくす


この様子を見ていた男子校生がすまなさそうにちかよってくる


「あの・・・これ、どうぞ」と、ハンカチをわたしてくれた


ハンカチをうけとりはしたがショックは大きく、何も考えられない


なんとかお礼をいう

「ああ・・・すまないね・・・さわがしちゃって」


ふと女子高生のほうにも目を向けると


「だめよコーイチ君、こういうときはそっとしてあげたほうがいいのよ、さっ・・・行きましょう」

と男子校生の手をひく


なにか勘違いされてるみたいだ


「あ、・・・ハンカチを」


女子高生はもう、ボクチンには目もくれず

まるで、ボクチンに男子校生に話しかけてほしくないといいたげに

「さしあげますわ、おじさま」というと、足早にたちさった

こうして、けっこうな額の謝礼はなくなってしまった・・・


カフェを出た後、問い詰めてやろうと、ミコシさんをさがしたが姿がみえない

気晴らしもできないまま沈んだ気分で帰路に就く


せめて、お茶でぬれた顔を、男子校生がくれたハンカチをでふこうとする

するとハンカチを顔に触れた瞬間!




どひゅううううううううううううう!!



とハンカチから?強烈な突風がボクチンの顔に吹き付ける


!?

・・・?・・・!?


顔についていたお茶は、一発で吹き飛んでしまった


おどろいたぼくちんは、バランスをくずし道路にころげる

もう、どうしようもない、なにか敗北感のような気分をあじわいながら


つづく


どうも、ドクロDEATH!