自作小説 「機械」 起その2 | どうも、ドクロ家DEATH!

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きゃっきゃうふふな日々をご紹介、かーちゃん達にはナイショだぞー(゚Д゚)ノ

「あ、ちょっと待ってください。あの人ももうすぐ来ますよ。どうせ聞きたがるだろうから、そろうのをまってからにしたらどうですか?」
「ああ、そうだね、もうそんな時間だねえ。うん、まちましょうか」
「じゃあ、私は看板かえてくるね」

カフェ「南斗」がクローズし、バー「なんと」がオープンするころに
いつもこの時間に彼はやってくる

「な~なな~な~な~なななな~な~ななな~ん、なんという~おか~し~♪」
なんさんが、なにか不思議な替え歌を歌いながら、店先の看板を裏返しライトを点灯する

部長が2杯目のビールジョッキを空にした、ちょうどそのときバー「なんと」の重いドアがギギッっと軋んでひらき、真っ黒い影がはいってくる

それは・・・

黒い皮手袋に、黒い足袋。
黒い下駄、黒い襟巻。
黒い着流しには清明桔梗が染め抜いていある
鼻緒だけが赤い

そう、それは・・・・


つづく