GWの最終日は私の実家でBBQ。


この日、家ではゴミ一つ拾わない夫が、ここぞとばかりにトングを握り、焼き台の前で張り切る。
妹夫婦と談笑し、子どもたちにもやたらと優しい。
知らない人が見たら、まるで“子煩悩で面倒見の良い理想のパパ”。
――私の実家、私の家族が夫の本性を知らないとでも思っているのだろうか…

帰宅後、「風呂入ってメシ食ったら仕事行くから」とだけ言い、私の顔を見ることもなく風呂に直行。
夕飯を犬の餌のごとく食べ終えるや否や、私と子どもたちを置いて家を出ていった。
あの外面フル稼働するのは一体何のためなのだろう…。

朝から腹痛で疲労困憊の私を心配してくれたのは子どもたち。
「大丈夫?」と、優しい言葉を何度もかけてくれた。

寝る前、私の家事が終わるのを、2人で静かに将棋を指しながら待っていた。
喧嘩ひとつせず、3戦も。妹の方は全敗だったそうだけど、いつもなら逆上して泣き叫ぶはずなのに、今日は静かに机に顔を伏せて悔しがっただけ。
その姿には、彼女なりの成長を感じて胸があたたかくなる。

将棋を片付け、娘を抱っこしてみんなで寝室へ。
電気を消して、ふわふわのお布団の中でぽそぽそとおしゃべりをしていたら、自然と眠りについた。
夫の気配のない家は、こんなにも静かでやさしい。

朝、出発しようとする私に向かって、娘が何度も窓から呼びかけてくる。

「気を付けてね」「何時に帰ってくる」「こっちのことは心配しなくて大丈夫」
小さな顔が窓に張りつくたびに、胸の奥がふわりとあたたかくなる。

けれど、その穏やかさは夕方にはすっかり消えていた。
合宿から帰ってきた息子が疲れてグズグズしていると、夫が静かに、しかし確実に陰湿な“しつけ”を始めた。
脇の下を強く押し、痛みで風呂に入らせるというやり方。
怒鳴りもせず、外からは見えないように。
だからこそ、その悪意がいやに際立つ。
痛みを与えても、怒りではなく「冷たさ」で支配しようとする夫。
たちが悪いのは私に対してだけにしてほしい。

そしてそのまま、何事もなかったかのようにリビングを素通りして就寝。
「皆で食べよう」と準備した子どもの日のケーキには、「いらない」とだけ言って、背中を向けた。
子どもたちのための日に、父親が最も子どもらしさを壊してどうするのか。

そんな日だったのに、夜には息子が静かにくっついてきた。
疲れて、眠たくて、でも母にはぴたっと寄ってくるその甘え方に、私は救われる。
今日もひとつ、母であることの意味を、子どもに教えてもらった。

ピンポーン。

玄関のインターホンが鳴ると、カチャリと音がして鍵が開いた。
それだけ。声ひとつない。姿も見えない。気配すら空虚。

姿を現したのは、一日中家でゴロついていた夫。
私と娘は朝から出かけていて、昼食は私が用意したものを、当然のように、しっかり、きっちり完食していたらしい。
そう、皿を洗う気配など皆無の“完食”。

帰宅した娘がインターホンを押すと、夫は無言で鍵を開けて、顔も合わせず、リビングへ。
その背中は言葉より雄弁にこう語っていた――
「お前らの存在、まじで視界に入れたくない」。

そして極めつけは、後ろ手で“ス…ッ”とリビングのドアを閉めるその仕草。
無言の排除。哀しきマイホーム版セキュリティシステム。

いや、出ていけよ? なんで“お前が”家にいる前提なんだよ?
その背中が語る不機嫌を一生懸命察するほど、私たちヒマじゃないし。ていうか、私たち、今日1ミリもあなたに邪魔されずにめちゃくちゃ楽しかったですけどね!

そう、今日は――楽しかった!心の底から!

娘と電車に揺られて出かけた先は、春の光に包まれたピクニック。
シートを広げて、お弁当を開けて、娘と友達が笑って走って転がって、私は木陰でその姿を見守りながら、幸せが心に満ちていくのを感じていた。

「ママ、これ見て!」と何度も見せてくれる満面の笑顔。
ああ、これが母の報酬だ、と思う。

さらに夜、合宿中の息子がゴールを決めたと動画をもらう!!!
ええ!?うちの息子が!?自らゴール!?
仲間とハイタッチし、得意げに笑っている。

そう、夫が背中で語ろうがドアで拒もうが、私の世界は温かくて明るい。
愛想もなく気配だけの男と、目の前で「ママ、ママ」と笑ってくれる命たち。
どちらが人生の宝かなんて、比べるまでもない。

負のエネルギーは強い。


夫は私とは言葉も交わしたくないようです。

毎日私の作った朝ごはんを食べ、私が洗濯して畳んだ服を着て、私が作ったお弁当を持って出勤しているのに。


私の問いかけは1度目は必ず無視をする。

二度目に聞こえないぐらいの小さな反応をする。

そんな毎日の繰り返し。


ワンオペで普段は深夜にしか帰宅しないから夜は顔もみないけど、

週末は1日中リビングのソファーの同じ場所に夫が座っているから地獄だ。

「おはよう」以外は口を開かないのに、当たり前のように3度の飯を待っている。私と子どもが会話をしながら食べている中、無言で3分以内に食べ終わりソファに戻る。


本当に嫌い。

友達もおらず、趣味もほぼない夫。だから1日中鬱陶しい顔をしてソファーで携帯を見ているか昼寝している。

そんな負のエネルギーを出し続ける夫に最近は抵抗する元気もない。

私はいつも何事もないように家族に振る舞うし、両親のいざこざで子どもに心配かけたくない。と思って常に明るくしているけど、夫にはそれが鬱陶しいと言い放たれた。




そんな男なのに、子どもたちは欲しいもの(ジュースとおやつ)を買ってくれて、行きたいところ(ゲームセンター)に連れて行ってくれるので夫を慕っている。それがまた腹が立つ。


私はアクティブに遊ぶことが好き。

だけど最近はもう家族四人ではどこにも行きたくない。

夫は私が子どもを連れて外出するとき必ず一緒にくる。私とは一切口も聞かないくせに、鬱陶しい態度でついてくる。

そして余韻も楽しまず早く帰りたがる。

そんな外出を何十回と繰り返し、もう行き先を考えることも、鬱陶しい態度の男が付いてくることも嫌になってしまった。


子どもには本当に申し訳ないし、私が我慢してでもどこかに遊びに連れて行ってあげなくてはと思う。

だけど、時間があれば勉強したいと思うと、その気力ももう湧かない。

その結果、子どもが頼んで、ほぼ毎週末夫がゲームセンターに連れて行っている。

最低だ。私も、夫も。


だから今年こそ試験に合格し、資格を自信にしてもっと気持ちに余裕を持ちたい。

負のエネルギーって本当に強い。結局クズ夫に負けているのかな?


昨日、夫への不満をつらつらと書いていた反面、

子どもを普段になく2回怒った。


1度目は、さらにその前日に理由のわからない言い訳で飲まなかったジュースを夫に買ってもらい、

その飲み残しをカーテンの隙間に放置していたこと。


2度目は、晩ごはんのメニューを聞かれて答えると

「今日はそんな気分じゃない」と言い放ったこと。


多分、普段なら軽く注意する程度だけど、

昨日は怒りが制御できず、食べなくてもいい!

お金を渡すから自分で買って来たらいい!

とか、

気に入らないなら私の見えないところで捨てて!

と、それぞれに並べ、

私はさっさと食べ終わりその場を去った。


1人は寝る前に私のところに来て謝ってくれ、

もう一人は翌朝一番に謝りに来て、幼稚園から帰宅後も改めて謝ってくれた。

二人はかなりショックで不安だったと思う。

更にお腹の調子までも悪くなり、夜中も下してた…。

きっと、精神的ダメージは大きかったと思う。


そこまで怒る必要はなかったし、彼らの後ろには

夫の無責任で腹立たしい姿と、そんなヤツでも懐くことに対する嫉妬心が確実にあった。


世の中の不仲夫婦は数多くいる。

そんな中で、夫の悪いところを子どもに伝えずにいられる人って一体どのくらいいるんだろう…。


私だって悪口なんて言いたくないし、感じさせたくない。

でも、私のことを「嫌い」「何を話してもイライラする」と言い放つ男のことを『いい父親』として子どもに話すことに早くも限界が近づいてきたかもしれない。