暗記不要の簿記独学講座【簿記革命】 -38ページ目

利益処分(法定準備金の積立)の取引と仕訳(3)

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この記事には改訂版がございます。改訂版は剰余金の処分(法定準備金の積立)の取引と仕訳をご覧下さい。


利益処分(法定準備金の積立)の取引と仕訳についてお伝えします。

法定準備金の積立

「資本金10,000,000円、資本準備金1,400,000円、利益準備金1,000,000円の状態で、2,000,000円を繰越利益剰余金を原資とする配当金として利益処分することが確定した」場合の取引と仕訳について考えてみましょう。

まず、利益処分(配当金)の取引と仕訳の考え方を使って配当部分の仕訳を切ります。

(借)繰越利益剰余金2,000,000/(貸)未払配当金2,000,000

となります。

次に法定準備金の積立の仕訳を考えます。
まず、準備金の積立をあといくらでやめてもいいのかを計算します
「利益準備金と資本準備金との合計額が資本金の4分の1に達するまで準備金を積み立てなければならない」ので、利益準備金と資本準備金との合計額が(10,000,000円÷4=)2,500,000円になるまでは準備金を積み立てなければなりません。
現時点で利益準備金と資本準備金との合計額は(1,400,000円+1,000,000円=)2,400,000円なので、あと(2,500,000円-2,400,000円=)100,000円積み立てるまでは積立てをやめるわけにはいきません。

また、配当の額の10分の1を資本準備金又は利益準備金として積立計上しなければならないので、積み立てなければならない金額は(2,000,000円÷10=)200,000円ということになります。

100,000円積み立てるまでは積み立てをやめるわけにはいかないということは、100,000円積み立てればそれで十分ということです。
よって積み立てる金額は100,000円ということになります。

繰越利益剰余金が配当の原資なので、積立金の原資も繰越利益剰余金になります
よって、『(借)繰越利益剰余金100,000』となります。
繰越利益剰余金は資本の勘定です。
資本の減少なので借方となります。

また、繰越利益剰余金と同じ区分の法定準備金は利益準備金なので積み立てる準備金は利益準備金になります
よって、『(貸)利益準備金100,000』となります。
利益準備金は資本の勘定です。
資本の増加なので貸方になります。

まとめると、

(借)繰越利益剰余金100,000/(貸)利益準備金100,000

となります。

2つの仕訳をまとめると、

(借)繰越利益剰余金2,000,000/(貸)未払配当金2,000,000
(借)繰越利益剰余金100,000/(貸)利益準備金100,000

となります。

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簿記3級独学合格講座(13日目)

簿記3級を独学で学習されている方は学習のペースの参考にしてください(時間は目安です)。

1.簿記学習の前の指ならし(1分~5分)

まず、電卓練習用計算問題(電卓版ハノン)で指慣らしをしましょう。
指を動かすことで脳も活性化します。

2.前日の復習(5分~10分)

次に前日の復習をしましょう。
まずはいきなり問題を解きます。
問題が何の不安もなくきちんと解ければテキストを見る必要はありません。
もし不安があったり間違えてしまったりした場合は下の記事で確認しましょう。

3.1週間前の復習(10分~15分)

次に1週間前の復習をしましょう。
まずはいきなり問題を解きます。
問題が何の不安もなくきちんと解ければテキストを見る必要はありません。
もし不安があったり間違えてしまったりした場合は下の記事で確認しましょう。

今日は土曜日なので、次に進むことはしません。
ここまでにしておきましょう。

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利益処分(法定準備金の積立)の取引と仕訳(2)

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この記事には改訂版がございます。改訂版は剰余金の処分(法定準備金の積立)の取引と仕訳をご覧下さい。


利益処分(法定準備金の積立)の取引と仕訳についてお伝えします。

法定準備金の積立

「資本金10,000,000円、資本準備金500,000円、利益準備金1,000,000円の状態で、2,000,000円をその他資本剰余金を原資とする配当金として利益処分することが確定した」場合の取引と仕訳について考えてみましょう。

まず、利益処分(配当金)の取引と仕訳の考え方を使って配当部分の仕訳を切ります。

(借)その他資本剰余金2,000,000/(貸)未払配当金2,000,000

となります。

次に法定準備金の積立の仕訳を考えます。
まず、準備金の積立をあといくらでやめてもいいのかを計算します
「利益準備金と資本準備金との合計額が資本金の4分の1に達するまで準備金を積み立てなければならない」ので、利益準備金と資本準備金との合計額が(10,000,000円÷4=)2,500,000円になるまでは準備金を積み立てなければなりません。
現時点で利益準備金と資本準備金との合計額は(500,000円+1,000,000円=)1,500,000円なので、あと(2,500,000円-1,500,000円=)1,000,000円積み立てるまでは積立てをやめるわけにはいきません。

また、配当の額の10分の1を資本準備金又は利益準備金として積立計上しなければならないので、積み立てなければならない金額は(2,000,000円÷10=)200,000円ということになります。

500,000円積み立てるまでは積み立てをやめるわけにはいかないので、全額の200,000円を積み立てる必要があります。
よって積み立てる金額は200,000円ということになります。

その他資本剰余金が配当の原資なので、積立金の原資もその他資本剰余金になります
よって、『(借)その他資本剰余金200,000』となります。
その他資本剰余金は資本の勘定です。
資本の減少なので借方となります。

また、その他資本剰余金と同じ区分の法定準備金は資本準備金なので積み立てる準備金は資本準備金になります
よって、『(貸)資本準備金200,000』となります。
資本準備金は資本の勘定です。
資本の増加なので貸方になります。

まとめると、

(借)その他資本剰余金200,000/(貸)資本準備金200,000

となります。

2つの仕訳をまとめると、

(借)その他資本剰余金2,000,000/(貸)未払配当金2,000,000
(借)その他資本剰余金200,000/(貸)資本準備金200,000

となります。

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簿記3級独学合格講座(12日目)

簿記3級を独学で学習されている方は学習のペースの参考にしてください(時間は目安です)。

1.簿記学習の前の指ならし(1分~5分)

まず、電卓練習用計算問題(電卓版ハノン)で指慣らしをしましょう。
指を動かすことで脳も活性化します。

2.前日の復習(10分~15分)

次に前日の復習をしましょう。
まずはいきなり問題を解きます。
問題が何の不安もなくきちんと解ければテキストを見る必要はありません。
もし不安があったり間違えてしまったりした場合は下の記事で確認しましょう。

3.1週間前の復習(10分~15分)

次に1週間前の復習をしましょう。
まずはいきなり問題を解きます。
問題が何の不安もなくきちんと解ければテキストを見る必要はありません。
もし不安があったり間違えてしまったりした場合は下の記事で確認しましょう。

4.簿記の学習(5分~10分)

今日ははここまで身につけましょう。
当座預金出納長の記入方法、定額資金前渡制度(インプレスト・システム)について理解しておくことが重要です。

5.簿記の練習(15分~20分)

この範囲に該当する問題集を解きましょう。
問題を解きながら「この問題を解くのに必要な知識・理解は何か」という点を意識することが重要です。
もし問題が解けなければ、必要な知識や理解が不足しているということなので、もう一度上の記事をを読み直しましょう。

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利益処分(法定準備金の積立)の取引と仕訳(1)

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この記事には改訂版がございます。改訂版は剰余金の処分(法定準備金の積立)の取引と仕訳をご覧下さい。


利益処分(法定準備金の積立)の取引と仕訳についてお伝えします。

法定準備金の積立

「資本金10,000,000円、資本準備金500,000円、利益準備金1,000,000円の状態で、2,000,000円を繰越利益剰余金を原資とする配当金として利益処分することが確定した」場合の取引と仕訳について考えてみましょう。

まず、利益処分(配当金)の取引と仕訳の考え方を使って配当部分の仕訳を切ります。

(借)繰越利益剰余金2,000,000/(貸)未払配当金2,000,000

となります。

次に法定準備金の積立の仕訳を考えます。
まず、準備金の積立をあといくらでやめてもいいのかを計算します
「利益準備金と資本準備金との合計額が資本金の4分の1に達するまで準備金を積み立てなければならない」ので、利益準備金と資本準備金との合計額が(10,000,000円÷4=)2,500,000円になるまでは準備金を積み立てなければなりません。
現時点で利益準備金と資本準備金との合計額は(500,000円+1,000,000円=)1,500,000円なので、あと(2,500,000円-1,500,000円=)1,000,000円積み立てるまでは積立てをやめるわけにはいきません。

配当の額の10分の1を資本準備金又は利益準備金として積立計上しなければならないので、積み立てなければならない金額は(2,000,000円÷10=)200,000円ということになります。

500,000円積み立てるまでは積み立てをやめるわけにはいかないので、全額の200,000円を積み立てる必要があります。
よって積み立てる金額は200,000円ということになります。

繰越利益剰余金が配当の原資なので、積立金の原資も繰越利益剰余金になります
よって、『(借)繰越利益剰余金200,000』となります。
繰越利益剰余金は資本の勘定です。
資本の減少なので借方となります。

また、繰越利益剰余金と同じ区分の法定準備金は利益準備金なので積み立てる準備金は利益準備金になります
よって、『(貸)利益準備金200,000』となります。
利益準備金は資本の勘定です。
資本の増加なので貸方になります。

まとめると、

(借)繰越利益剰余金200,000/(貸)利益準備金200,000

となります。

2つの仕訳をまとめると、

(借)繰越利益剰余金2,000,000/(貸)未払配当金2,000,000
(借)繰越利益剰余金200,000/(貸)利益準備金200,000

となります。

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簿記3級独学合格講座(11日目)

簿記3級を独学で学習されている方は学習のペースの参考にしてください(時間は目安です)。

1.簿記学習の前の指ならし(1分~5分)

まず、電卓練習用計算問題(電卓版ハノン)で指慣らしをしましょう。
指を動かすことで脳も活性化します。

2.前日の復習(10分~15分)

次に前日の復習をしましょう。
まずはいきなり問題を解きます。
問題が何の不安もなくきちんと解ければテキストを見る必要はありません。
もし不安があったり間違えてしまったりした場合は下の記事で確認しましょう。

3.1週間前の復習(10分~15分)

次に1週間前の復習をしましょう。
まずはいきなり問題を解きます。
問題が何の不安もなくきちんと解ければテキストを見る必要はありません。
もし不安があったり間違えてしまったりした場合は下の記事で確認しましょう。

4.簿記の学習(5分~10分)

今日ははここまで身につけましょう。
前日学習した2勘定制との違いについて理解しておくことが重要です。

5.簿記の練習(15分~20分)

この範囲に該当する問題集を解きましょう。
問題を解きながら「この問題を解くのに必要な知識・理解は何か」という点を意識することが重要です。
もし問題が解けなければ、必要な知識や理解が不足しているということなので、もう一度上の記事をを読み直しましょう。

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過去問を解くタイミング(最終目標よりも下の級)

簿記3級独学合格講座(10日目)

簿記3級を独学で学習されている方は学習のペースの参考にしてください(時間は目安です)。

1.簿記学習の前の指ならし(1分~5分)

まず、電卓練習用計算問題(電卓版ハノン)で指慣らしをしましょう。
指を動かすことで脳も活性化します。

2.前日の復習(10分~15分)

次に前日の復習をしましょう。
まずはいきなり問題を解きます。
問題が何の不安もなくきちんと解ければテキストを見る必要はありません。
もし不安があったり間違えてしまったりした場合は下の記事で確認しましょう。

3.1週間前の復習(10分~15分)

次に1週間前の復習をしましょう。
まずはいきなり問題を解きます。
問題が何の不安もなくきちんと解ければテキストを見る必要はありません。
もし不安があったり間違えてしまったりした場合は下の記事で確認しましょう。

4.簿記の学習(15分~20分)

今日ははここまで身につけましょう。
現金過不足の仕訳と当座預金勘定・当座借越勘定について理解しておくことが重要です。

5.簿記の練習(15分~20分)

この範囲に該当する問題集を解きましょう。
問題を解きながら「この問題を解くのに必要な知識・理解は何か」という点を意識することが重要です。
もし問題が解けなければ、必要な知識や理解が不足しているということなので、もう一度上の記事をを読み直しましょう。

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法定準備金の積立てが義務付けられている理由

簿記(TOP)>簿記(コラム)>法定準備金の積立てが義務付けられている理由


この記事には改訂版がございます。改訂版は法定準備金の積立てが義務付けられている理由をご覧下さい。


法定準備金の積立が義務付けられている理由についてお伝えします。

法定準備金の積立が義務付けられている理由

なぜ配当を支払うたびに資本準備金や利益準備金を積立てなければならないのでしょうか。
繰越利益剰余金は株主のものなんだから、株主のものを株主に支払うのは本来自由なはずです。
なぜ株主のものを株主に支払うのに準備金を積立てる義務があるのでしょうか。

結論から言いますと、「債権者を保護するため」となります。
これだけでは分かりにくいので、順を追ってご説明します。

株主の有限責任の原則と法定積立金の関係

「最悪の場合でも株式の購入代価の全額をあきらめるだけでよく、それ以上にお金を支払う必要がない」という原則を株主の有限責任の原則といいます(詳しくは株主の有限責任をご覧下さい)。

この原則により、たとえ株式会社が借金を返済できなくても、株主が個人の財産を使って貸し手に借金を返す必要がないということになります。

この原則は貸し手などの債権者の立場を極めて不利にする原則です。
債権者の立場から見れば「自分が貸したお金が返ってこなかった場合でもその株式会社の所有者である株主にお金を返してもらえない」ということになります。
図で示すと下のようになります。

暗記不要の独学簿記講座-株主と株式会社と債権者の関係

このような原則があるのに、会社が稼いだ利益をどんどん株主に支払っていくことが認められるのであれば、債権者はたまりません。
そこで、株主に配当を支払うためには株式会社に一定額を債権者への支払いの原資として積立てておくことが要求されているということになります。
この積立のルールがあることで、「利益準備金や資本準備金を取り崩して借金を返してくれ」と会社に請求することができます。

債権者の保護と法定積立金の積立ルールの関係

法定積立金の積立のルールは、「剰余金の配当をする場合には、利益準備金と資本準備金の合計額が資本金の4分の1に達するまで、その配当の額の10分の1以上を資本準備金又は利益準備金として積み立てなければならない。(会社法第445条4項など)」というものでした。

これは、要するに「配当の額の10分の1以上を資本準備金又は利益準備金として積み立てなければならない」とすることで、配当額の10分の1を債権者への支払いのための資金として積立てておくように会社法が指示していると読み取ることができます。

しかし、このルールだけだと配当をずっと続けていけば無限に積立金が増えていきます。
積立金は必要以上に積立てることは「繰越利益剰余金は株主のもの」という点から考えて問題があります。
株主の立場としては「株主のものなんだから株主に支払ってくれ」という言い分もあるからです。

そこで、「利益準備金と資本準備金の合計額が資本金の4分の1に達するまで」は準備金を積立て、資本金の4分の1以上は積立てる必要はないと会社法が指示しているのです。

法定積立金の積立ルールのまとめ

この法定準備金の積立ルールは、

  • 株主(繰越利益剰余金は株主のもの)
  • 債権者(会社にしか債権を請求できない)

という2者の立場のバランスを保つためにあるものです。

  1. 繰越利益剰余金は株主のもの
  2. 自由に配当できるはず
  3. 株式会社にしか債権を請求できない債権者は極めて不利
  4. 債権者への支払いのための資金を積立てなければならない
  5. 積み立てすぎると1に反する
  6. 1と4の中間に両者が納得できるルールを決めた

という論理の4から6と

  1. 配当の額の10分の1以上を資本準備金又は利益準備金として積み立てなければならない
  2. 積み立てすぎると「繰越利益剰余金は株主のもの」に反する
  3. 資本金の4分の1以上は積立てる必要はない

という論理を結び付けておくと法定準備金の積立てルールを覚えやすいと思います。

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独学簿記3級合格講座(9日目)

簿記3級を独学で学習されている方は学習のペースの参考にしてください(時間は目安です)。

1.簿記学習の前の指ならし(1分~5分)

まず、電卓練習用計算問題(電卓版ハノン)で指慣らしをしましょう。
指を動かすことで脳も活性化します。

2.前日の復習(10分~15分)

次に前日の復習をしましょう。
まずはいきなり問題を解きます。
問題が何の不安もなくきちんと解ければテキストを見る必要はありません。
もし不安があったり間違えてしまったりした場合は下の記事で確認しましょう。

3.1週間前の復習(10分~15分)

次に1週間前の復習をしましょう。
まずはいきなり問題を解きます。
問題が何の不安もなくきちんと解ければテキストを見る必要はありません。
もし不安があったり間違えてしまったりした場合は下の記事で確認しましょう。

4.簿記の学習(5分~10分)

今日ははここまで身につけましょう。
現金の範囲と現金出納帳の記入の仕方について理解しておくことが重要です。

5.簿記の練習(15分~20分)

この範囲に該当する問題集を解きましょう。
問題を解きながら「この問題を解くのに必要な知識・理解は何か」という点を意識することが重要です。
もし問題が解けなければ、必要な知識や理解が不足しているということなので、もう一度上の記事をを読み直しましょう。

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