静岡県の中部から西寄りの地域に、
「ふじのくに茶の都ミュージアム」という施設があります。
こちらは、お茶に関する諸々の知識を得たり、
体験ができたりする博物館です。
今月10日から4日間、
そこのお茶室の広間で、大寄せの茶会が開催され、
師匠にお連れ頂き、本当に久しぶりに出かけました。
和室、立礼、野点の3席があり、全て堪能してまいりました。
〈↑小堀遠州が作庭した京都の「仙洞御所」の東庭と
茶室“縦目楼”が復元されています〉
それぞれテーマがあり、
根底には、このコロナ禍を憂いてばかりではなく
前を向きましょう、というものでした。
また、五輪に向けて盛り上げていきましょう、
と言う意味を込められたものもありました。
お茶会は、無言のメッセージだな、と感じました。
無言でも、伝わるんです、それも素晴らしい。
まさにコロナ禍ではうってつけの伝え方ですね(笑)
本席のお菓子は五輪に合わせて市松模様。
毎年開催されているお茶会はすべて中止になっていますが、
こちらのお茶会は入場制限を設け、
厳正なコロナ対策を講じたうえでの開催でした。
またしばらく、こうしたお茶会はないだろうと思うと、
寂しいです。
早く国民全員がワクチン接種して、収束に向かいますように!