千山添翠色 | 「ビタミン愛」をゲット!

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私なりの「ビタミン愛」を毎日コツコツ摂取しています。
ごゆっくりお立ち寄りくださいね。

6月最初の稽古。

着物も単衣に変わり、気分もリフレッシュです。

茶道のだいご味の一つは

普段気づかない季節感をじっくりと味わえることです。

花はもちろんですが、

私にとってはお菓子が、一番分かり易いです。

今日の主菓子はこちら!

本物そっくりでしょう?そう、「枇杷」です。

静岡増田屋製。美味しかったです。

ちなみに、今日の香合も琵琶でした。こちら ↓

さて、きょうの禅語は、

千山添翠色 せんざんすいしょくにそう

山々の緑が、鮮やかに萌え渡る初夏の景色を意味した言葉です。

普段あるものが、より一層活力を増す、と言う意味もあるようです。

私に置き換えると、普段の努力に、今一層の彩りを添える気持ちで精進する、

と言うことになるかなー、と思います。

 

今日の花入れはひさご。

花は、ちんしばい(珍至梅)、みやこわすれ 半夏生。

今日は、紹鷗水指棚と、覚々斎好の桐木地、江岑棚でした。

炭点前をしましたが、やっぱり覚えておらず、しっかり復習する必要があると感じました。

・炭斗をもって水指正面に座る

・釜の前に移動し、炭斗を右へ寄せる

・羽を炭とりの左へ下ろし、香合を右手で取って、左で扱って右手で左奥へ置く

◆香合が、炭斗の中にないため、ここで香合を下へおろすことを忘れがちです。

ふだん、はひこふかかね、ばし、うごう、たしめ、んつき、ましき)

と覚えているので間違ってしまうポイントです_| ̄|○

・火箸を取って羽の左へ置く

・ふたを閉め、環をつけ、釜敷を右ひざ横へ出したら、お釜をもって釜敷へ乗せます。

・環は外して右手で釜の右横へ置きます。

風炉の中は、下火が入っています。
この灰はS君が、3日かけて形作ったもので、とても綺麗なので、
炭を入れるのに気を使いました(笑)
以下、風炉の炭点前(香合が飾ってある場合)の覚書です。
・羽で風炉を清めたら(5回で掃く)、羽を炭とりと釜の間へ斜めに置く
・下火を直したら、火箸を炭斗へ戻し、炭斗を両手で風炉近くへ寄せる
・胴炭を火箸で挟み、左手を火箸に添え、風炉の向こう寄りへ一文字に置く
・次いで、ぎっちょ、割ぎっちょ、管、枝、添炭の順に入れ、火箸を戻し、
炭斗をもとの位置へ戻す
・羽でもう一度風炉を5回で掃き清める
・香を2か所に置く
・正客の求めに応じて、香合を拝見に出す
・右手で環を取り、釜に環を掛けたら、釜をもとの位置まで戻し、釜の向きを変える
・体を風炉正面に向けたら釜を持ち上げ風炉に掛けたら、環を預けたまま、
釜敷を右手で取り左手で扱ったら右手で炭斗に戻す
・釜がきちんとかかっているか確認し、環を外し右手で炭斗ぎっちょの左へ入れる
・羽で、釜の蓋を「こ」の字に清め、羽を炭斗の上にもどす
・炭斗の前へ移動し、炭斗をもって下がり、茶道口を閉める
・香合の拝見を終えたら、釜の前に座り、袱紗捌きをして釜の蓋を切る
・客へ向きを変え、正客から香合に関する挨拶に答え、香合を左手に取り退出
炭点前を終えて、お仲間の皆さんがそれぞれお茶を点てた後の炭。
自分では、綺麗に入れられたかな、と思っています(自画自賛)
干菓子は「薄氷」、夏らしさを感じました。
帰り道、昔のお弟子仲間に会いました。
20年間続けた稽古の写真を(玄関掛物、寄付き、床の間、花、道具)見せていただき、
一覧に写真付きにファイルしてあり
見やすくて感激しました。
ブログにまとめても、なかなか見ないので、紙にプリントしてファイルしておくのが、
やっぱり一番いいな、とアナログ派の私は思いました。
 
来週は、島田の金谷にある「ふじのくに茶の都ミュージアム」のお茶会へ
参加してきます。ここ一年、お茶会はすべて自粛でなくなってしまっていたので、
久しぶりのお茶会は楽しみです!
もちろん、コロナ対策はこれでもか!というほど万全にして
行ってまいります。