内部告発として明日発売の新潮に掲載とのことが、Twitterで流れてきました。

殺処分ゼロを掲げ、広島だけでなく全国にその支援者がいると言われるほど多額の寄付を得て運営している巨大なNPO団体です。

今年に入り、法律違反 狂犬病予防注射をしていなかったというニュース。思わぬところで名前を目にすることになり、広島県も無理な引き出しをさせないよう、頭数管理と適切な飼育環境に努めるように指導し、今後は引き出しを禁止の措置とするだろうと思っていましたが、なんだかんだと活動を続けてきていた。

長くなりましたが、目を覆いたくなるほどですが、これが実情なんです。先ずは以下の記事を良く読んで知ってください。



滝川クリステルも見限った「犬の殺処分ゼロ」NPOの虐待 
獣医師が実名告発するその実態


〈犬と愛犬家の楽園〉〈殺処分ゼロへのチャレンジ〉〈ふるさと納税で支援!〉――広島県神石高原町に本部を置くNPO法人のプロジェクト「ピースワンコ・ジャパン」のHPには、こんな文言が躍る。だが、〈楽園〉とは程遠いその実態を、内部で働いた獣医師が告発する。

ふるさと納税を通じた寄附を使い、身寄りのない犬を引き取り、保護し、里親に渡すというのが、NPO法人ピースウィンズ・ジャパンが行う「ピースワンコ」事業である。HPには、広島の犬の殺処分ゼロが893日続いている旨が記されている(9月10日時点)

テレビや新聞などのメディアでもよく取り上げられるこの活動は、ロックバンド「SEKAI NO OWARI」がパートナーになるなど、著名人との関わりも少なくない。

一昨年と昨年には、東京・本郷の東京大学でサミットを開催。

小池百合子都知事も駆けつけたこの催しは、滝川クリステルが代表理事を務めるクリステル・ヴィ・アンサンブルとの共催だった。

だが、継続して行われるはずのこの催しは、今年は開催されなかった。

そのワケは、今年2月に滝川宛てに送られた以下のメールにありそうだ。
送り主は、「ピースワンコ」の医療サポートを今年1月まで務めていた「れいこスペイクリニック」(旧れいこ動物病院)の竹中玲子獣医師である。

メールに竹中医師が記したのは、ピースワンコの凄惨な実態だった。

〈10畳ほどに20頭以上が入る部屋もあり月に約30頭が死亡しています。多くの死亡原因は集団リンチによる外傷性ショック、失血死などです〉

〈私を含めスタッフがPTSDになり、1年足らずで退職する者も珍しくありません〉

竹中医師が明かす。

「私が初めて行った時点(2017年6月)で900頭ほどいて、狭い空間に20頭は押し込まれていたりと、劣悪な環境で暮らしていました。

犬舎の床はペンキが塗られ、ドッグランは土なので、どの犬も爪が通常の2倍くらいに伸び、爪の損傷も多いのですが、爪を切ろうとして押さえると、反撃してくるような犬ばかり。床で足を滑らせ、臀部を打撲したり足を捻挫したりという症例も多かったです」

犬たちの世話をするのは、わずか7、8人のスタッフ――。

必然的にケアは滞り、狭い犬舎に閉じ込められている犬たちは、極限状態のストレスから、弱い犬を襲う“集団リンチ”の行動に出たという。

「咬み方は、いわゆる本咬み。彼らは本能的に、犬の急所である首や内股を狙い、傷は深さ3、4センチに達して、頸動脈に穴が空いていることもある。または、圧迫死で外傷がないこともあります。

シェルター内での死亡原因はほぼ外傷です。1日2頭死ぬ日もあれば、1頭も死なない日もありましたが、平均すると1日1頭は死んでいました」

こうした実態を、NPO法人ピースウィンズ・ジャパンは否定するが、竹中医師は他にも、シェルターを区別して収容する犬の“差別”や、不妊・去勢手術ではなく堕胎薬を用いて“対処”しようとするピースワンコの実態を告発する。9月12日発売の週刊新潮で詳しく報じる。



1日1頭は死んでいました…

以前のブログにも書かせていただきましたが、譲渡数と並行せず詰め込み放題の保護活動、その殺処分ゼロが招くその背景は、センターに収容された犬たちが殺処分から逃れるも、しばしば目にする情報による、その後の保護犬のおかれる環境や扱いには問題を感じてきました。

数字の上の殺処分ゼロの達成の裏側、脱走した犬たちの行方、無理な飼育と管理体制、不透明な施設の状況に疑念を抱いてきた皆様や私であっても凄く悲しくショッキングな内容です。

犬たちを思えば出来ないであろう頭数を抱えながら、尚も引き出し続ける無理な活動を押し切ってきたのだから当然といえば当然なのだろうが、、、あまりにも残酷だ。

今まで彼らの殺処分ゼロの活動を讃美し、疑うことも問いただすこともなく支援してきた方々なら尚更のことでしょう。

単に殺処分にしないだけのゼロが犬たちたにとっての幸せだと思っているならとんでもない。

保護された動物たちにとって迎えるべき「幸せ」は何なのか、生きてさえいればいいのか、という点こそ大事に考えなければならないでしょう。


幸せとは何か・・

殺処分ゼロが目標とする動物の幸せとは何か。何なのでしょうか。

自分が里親となれない以上、その命に責任が持てない。殺処分ゼロ、殺処分反対は、時に呪いの言葉のようにさえも感じたこともありました。

昨年から今年にかけて多くの犬や猫の多頭飼育の崩壊がありました。今までそうした崩壊に見えた幸せとは程遠い届かぬ声が亡くなっていった痛ましい実情もブログにも書いてきましたが、犬たちが互い殺し合うまでの環境とは・・・考えてみてください。

殺処分となる犬たちを盾に支援金を集め、施設を増設拡大しても犬たちの環境が良くなるわけでもなく、引き出すことで常に過密状態。

どうしてこうも守るべき大切なはずの犬たちのためにならないことで問題ばかり起こしてしまうのでしょう。

何がしたいのか分かりません。
何のための活動なのでしょう。

PTSDにまでなった竹中玲子獣医師、スタッフの告白・告発は、言葉を持たず助けを求めるすべもなく亡くなった犬たち、襲うまでになった精神状況の犬たち、今もピースワンコにいる犬たちの声となってくれたのは言うまでもないでしょう。


これを機に追求しすべてを明らかになることを望んでいます。ピースワンコ代表は、否定をせず誠実に対応してほしい。これらを認めて無理を認めて謝罪をして欲しいです。

もう一頭も広島県は引き出させてはいけない、引き出してはいけない。

決して、私が望むのはピースワンコ自体を潰したいわけではありません。

なんなら潰れては困ります。

保護されてる犬たちの行き場がなくなるどころか、全国で地道に地域の動物たちのために活動をされてる皆様に皺寄せがいっては困ります。

頑なにしてこなかった不妊去勢手術を行い、保護されている犬たちが幸せな家庭へと迎えられるためのケア施設となるようにピースワンコの活動を犬たちのために改めてほしいのです。

集められてるお金を犬たちのお世話をされる方々が気持ちよくお世話できる環境を整えるための資金に、施設で一生を終えるかもしれない犬のために使って幸せにしてあげて欲しい。それだけなのです。



健全な心の保護活動
動物愛護団体の崩壊なんて招いてはならないことです。より良い活動の在り方を望み、そのために引き出されたら良かったではなく、その団体の保護下にある犬たちの日々の様子、その活動に関心を持ち目を向けていくことではないでしょうか。

いつだって、どこであっても、誰であっても、多くの動物を抱え育成することの難しさはあります。

殺処分に反対される方々に向けて、殺処分ゼロを掲げる団体の多くみられる大型収容施設の拡大「シェルター」建設に伴うクラファンを見かけるたびに危惧し、現実のものとなるのではないかと恐れてもいます。

これ以上かいても今まで書いてきたことと重複してしまうので、以前のブログを下に貼らせていただきます。良ければ是非こちらも読んで知っていただきたいです。




最後に・・

クローズアップ現代を見終わった時から疑問や異様な違和感を感じ、自分なりに調べてきました。それをブログにはしませんでしたが、そこには容易に言葉にしたり手をつけられないような、とても奥が深そうな気がして不気味な感じがあったからです。

そして私以外にも皆さん個々に感じたことを考え調べ追求されていくだろう、そして他力本願でもあるけれど、正しい人たちによって近い未来に露見される時もくるだろうとも思い願ってもきました。

今回こうしてここまでの告発の記事になったことは大きな多いなるキッカケになると思います。身の危険などもかえりみず、ここまで裏で尽力されてきた皆様には心より感謝いたします。

必要なことを見極める知識、疑問を持てることの大切さ、真実を見抜く目を持つことは大切なことです。

感じたこと、思うこと、知っていること、懸念、さまざまな声をあげてくださる方は多くおられます。そのひとりに私もならなければと思いました。

茨城県のNPOだけでもなく、ピースワンコだけでもなく、支援する以上は、その活動に関心を持ち続け、保護された犬や猫たちがどのようにしているか目を見張ることも私たちの責任です。
Lovely days  CHIKA'S MIND TRIP


◆ 続:ブログ記事

ピースワンコ『週刊新潮』について反論するが、実際は…

⇒ http://bit.ly/2OePRxo