先だっての振り返り記事の中で岩崎優の勤続疲労について触れた。
もっと言えば
2017年に救援投手に専念。
以降先発試合はない。
昨年、今季とクローザーとして起用され今季は
球団左腕としては初の30セーブ以上を記録し、
セーブ王に輝いた。
江夏も記録しているが日本ハムに
移籍してからのもの。
ちなみに初の30セーブを記録したのは
斉藤明夫(横浜大洋ホエールズ)
歴代セーブ王で左腕は非常に少ない。
ざっと見ても・・・
江夏豊(H・F)、岩瀬 仁紀(D)
角三男(G)、大野豊(C)、
そして1984年の山本和行(T)
ちなみの1984年の山本和行は24セーブ。
山本和行は1982年に26セーブをあげており、これがタイガースの
左腕セーブ数の記録であった。
これを岩崎は今季、大きく更新した。
35セーブはチームランキングでも4位の数字。
名前の青字は左投げ。
数字の太字はセ・リーグ 最多セーブ
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さて、ブログタイトルである
「賞味期限」について。
先の記事でも救援投手で投げ続ける過酷さにも触れたかと思う。
毎年のように2人ずつ、故障や不調で
入れ替わる中、岩崎優は6シーズンに
渡ってブルペンを支え続けた。
先の表を再掲出する。
60試合以上に黄色をひいてみた。
岩崎は50試合以上登板を1回、60試合以上登板
を4季記録している。
■セ・リーグ で2022年登板数のTOP3は
1. 伊勢大夢(DB)71試合
2. エスコバー(DB)70試合
3.湯浅京己(T)59試合
湯浅も「ほぼ」60試合登板
ではこの3名の今季の成績はどうだったか。
湯浅京己で実感できているかと思うが
60試合以上登板の投手は大抵は、
その翌年に数字を落とす。
昨年ベイスターズのブルペンを支えた2投手も
伊勢大夢71→58試合、
防御率も大きくダウン。
エスコバーも同様。
エスコバーはベイスターズに来てから7年で
3度目の60試合以上登板になるが、
ついに大きくパフォーマンスを落とした。
湯浅京己ははっきりと「故障」した。
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それでも60試合を投げた投手、すべてがそうなるわけでもない。
岩瀬 仁紀のようなタフネス投手もたくさんいる。
通算の登板試合のランキング
青字は現役。
この手の数字ランクでは岩瀬の独壇場となる。
通算1,000試合登板はすごいのひとことだ。
現役の宮西がこれを追いかけるが差は大きい。
岩崎は当初の3年間を先発しているせいでここまで443試合。
ではこのTOP投手のシーズン登板数を見てみる。
岩瀬は50試合登板を16回、うち60試合以上登板を5回記録している。
そしてランキングでは7位の鉄腕・山口鉄也はこれをなんと9回記録している。
山口は50試合以上のすべてが60試合以上登板。
70試合以上も1度記録している。
(2012年:72試合)
この2名を「別格」と見るならば・・・・という話になるが
通算で60試合以上を4度以上記録するのは難しいということになる。
そして岩崎優はその4回に達しているのだ。
また上記以外で60試合以上登板を
「3回以上」記録した投手は・・・というと
マシソン(G)・・・4回
サファテ(H)・・・4回
又吉克樹(D)・・・4回
福山博之(E)・・・4回
秋吉 亮(S)・・・3回
これを見てもやはり「4回」が最高になる。
つまりはこれが救援投手の「賞味期限である」と言っても良いのではないか。
そしてその賞味期限に岩崎優は到達した。
では来年の岩崎優は
「賞味期限切れ」になるのか?
例えば前回優勝した2005年に
80イニング(!)を投げた
藤川球児のI/Pは15.9。
K%は39.8%だ。
今季の岩崎はI/Pは15.6
K%は28.6%だ。
K%(三振率)は藤川球児に大きく劣るものの
イニングあたりの投球数(I/P)はそう変わらない。
ここを少しでも減らしていける省エネ投球ができれば負担も少しは減るかと思う。
しかしながら長年蓄積された「勤続疲労」はそう簡単に拭えるものでもないのではない。
2024年シーズンはクローザーの任を解いて。
そしてできれば大きく休暇をとりながらシーズンをこなさなければいけないのではないか。
賞味期限切れを伸ばすも縮めるもその保存方法(起用法)にかかってくるのだと思う。
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