勝負の結果は、歓喜を生み、悲しみをもたらす。
また、未来への希望を生み、挑戦の終了を告げる笛となる。

正反対が存在するのは、勝負には勝者と敗者が存在するから。そして、優勝者を決める争いでは勝者の椅子は1つしかない。

勝者は、ヒーローやヒロインを生み、歴史に名を刻み、副賞を獲得し、飛躍するチャンスを掴む。嬉しいし誇らしいし高揚感を生む。

では敗者は全てその逆なのか?

全てという言葉に対しては「NO」だろう。ただその度合いと実際の価値を決めるのは、敗者の心と未来にしかない。


今後どんな輝きをするお姫様になるかは、めーな次第。



2024.05.27.20:00
TOKYO IDOL FESTIVAL 2024 PR大使決定戦開催決定 エントリー者発表
(@TIP&TIF公式アカウントより)

★エントリーメンバー
・麗シュウ (点染テンセイ少女。)
・鍛治島彩 (アップアップガールズ(2))
・すずめ (INUWASI)
・高梨有咲 (ドラマチックレコード)
・月なぎさ (#よーよーよー)
・南雲芽依 (Luce Twinkle Wink☆)
・羽賀うるな (Utage!)
・日比野芽奈 (ラフ×ラフ)
・本多しおり (FES☆TIVE)
・増田めい (ネコプラpixx.)
・三好佑季 (手羽先センセーション)

全てはここからはじまった。


TIFとは、毎年東京・お台場を舞台にして夏に開催される日本最大級のアイドルフェス。昨年は3日間で総勢200を超えるグループが出演した。

今年は8/2 (金) 〜 8/4 (日) の3日間で開催

TIFはいろんなグループがライブをするだけではなく、本番やそれまでに企画がいくつも行われる。

●TIF2023の企画の例
TIFアイドル総選挙
ラスト3グループに残れば、1番大きなHOT STAGEで最終日パフォーマンス。優勝すればフジテレビの冠番組などをGET。ちなみに昨年はAppare!, #2i2, えのぐの戦いで、Appare!が優勝。2022は#ババババンビが優勝。

推しの子とのコラボステージ
めちゃくちゃ流行った推しの子との企画。
フォトスポットの設置ってのもあったけど、コラボステージはいろんなグループからメンバー集めての出演。

メインステージ争奪LIVE
その名の通り、優勝すればメインステージに立てる。昨年の勝者はMerry BAD TUNE.。

INFO CENTRE テーマソング決定戦
勝てば会場やSHOWROOM配信の幕間で流される。

ミスFLASHとのコラボ
TIFがメインではないけど、オーディションの中の1つにTIFでのコラボステージを実施。

こんなの一部だけど本当に色んな企画が行われた。
・TIF本番ステージや役割のため事前に行うバトル
・普通の番組のように、当日のイベントにゲストとして呼ばれて出演する形のもの
・他のイベントとのコラボ


今年も、まだ少ししか発表されていないけど、おそらくたくさんの企画やバトルが繰り広げられることが予想される。


今回は、その中の一つの戦いの一部を描いた物語。

※物語とはいえ、別に中心を動かしたわけでも何でもなく、ただの小さなファンが見たこと聞いたことを元にして、自分の目線から書いただけです。


ラフ×ラフというアイドルグループがいる。

2023年3月9日にデビュー。

「ゴッドタンやトークサバイバーを手がける一方で、オールナイトニッポン0やオールナイトフジコにレギュラー出演もしている、テレビ東京から独立してフリーになったテレビプロデューサーの佐久間宣行がプロデュースするグループ (息せずに言ったら長い)

といえばわかる人もいるが、まだまだ知名度は高くない (そもそもアイドルの世間的知名度は乃木坂とかAKBレベルでないと高いって言えないけどね)

それでも、アイドル戦国時代の中で上に行こうと日々頑張っている。

ラフラフは昨年のTIF2023では、1年目ながら3日間とも参戦 (ライブ出演じゃない日もあったけど)
今年も3日連続の参戦が発表されている

その中で、昨年は2つのバトルに出場した。

うたチャン
3人だけがソロで本番に歌を歌える。ふーちゃん (佐々木楓菜) は予選こそ2位で勝ち上がったが、最終審査で負けて上位3人に選ばれず。
ただファンの心を掴み、推しが大きく増えた挑戦だったことは間違いない。


声優オーディション

『ひかるイン・ザ・ライト』とのコラボで、優勝を果たしたみく (藤崎未来) は、実際のボイスコミックの試写会とかは秋〜冬だったけど、見事に主役の座を射止めた。



そして今年、TIFへの2年連続出演が決定して、何か戦いはあるのか?となっていたところに、1人目の挑戦が決まった。
(昨年のみくのメインバトルは7月だったので、まだ他のバトルに挑戦するメンバーがいるかもしれない)

その挑戦が「TIF2024 PR大使決定戦」。
優勝すればTIFの広告塔。グランプリ決定が本番約2ヶ月前のこの時期なことからも、TIF本番だけじゃなく、長い期間TIFも本人もグループもアピールできるのは明らか。

このグランプリが決定することは、TIFのはじまりを意味すると言ってもいい。

ちなみに、昨年の優勝者は天羽希純 (#2i2)。準グランプリは竹越くるみ (Devil ANTHEM.)、ちぎら (アンスリューム)

今回挑戦するのは日比野芽奈 (ひびのめいな)

【簡単な説明】
・ラフラフの中で1番芸能歴が長い
 子役からやってるから10年以上はやってるはず
・青春高校3年C組を経て、ラフラフができるきっかけのメンバーの1人
・ラーメン大好き (ファンネームの"めなたま"の"たま"はラーメンの味玉が由来)
・ディズニー大好き
・あざとかわいい
・少しネガティブ



※ラフラフは、オーディションから各動画が残っているし、いろんなゲストを呼んだり面白い企画もやったりしてます。まだデビューから1年ちょっとで曲数が多いわけじゃないけど、MVもいくつかあるので、よかったら見てみてください。

PR大使特典
・スポットCM (グランプリ)
・ポスター (グランプリ, 準グラ)
・TIF会場アイドルコール声 (グランプリ)
・フジテレビPR活動 (グランプリ, 準グラ)
・他にもあり

豪華。おそらく各アイドルファンとしては
・絶対勝ってグループをもっと有名にしたい
・頑張りを応援してあげたい
・お金のバトルやばそう
のような考えがあると思う。

外野から見ると「お金の無駄」「結局すぐ忘れられる」という意見もある。それも別に否定はしない。それぐらいアイドル数は今多いし、時の流れは早い。あっという間に伸びたり、突然の曲バズりで跳ねたりするグループもあれば、地下ではそこそこ有名だったのに解散発表して驚かれるグループもここ最近増えている感じもする。

ただ、チャンスはいつ転がってくるかわからないもので、たとえ小さなものでも「今だ!」と思ったら挑んでいくのも大事。

大きな成長に繋がるかなんて、正直やってみなきゃわからない。「ビッグチャンス!」と思って勝ち取ったものでも、実は周りへの影響が小さかったり、すぐ萎んでいくこともある。逆に「ちょっとやってみるか」が大爆発を生むことだってある。

今回エントリーした11人にしても、運営の方針で「エントリーしよう」となって指名や話し合いで決めたか、「私がやりたいです」と直談判して出たか、メンバーの「◯◯やってみたら?」って後押しを受けて出たか、人それぞれだと思う。
もしかしたら「出たいです!」って言ったけど事務所が却下したところもあるかもしれない。

最初はなんとなくだったけど、やっていくうちにより気持ちが強くなった人、最初から全開の人もいただろうし、すぐに"負け試合"を察しても最後までやり続けた人も多分いた。このバトルへの気持ちや重要度の意識も、本人やファンそれぞれで違う。

素直に頑張ろう!って思えればいいけど、そうじゃない要素 (特に資金力) が如実に絡んでくるのが配信による勝負。SNSのファン数や視聴者数が多いから勝てるとかでもない。

自分は個別の人気度まで全て把握してはいないけど、「圧倒的にこの人が強い」はなさそうだった (エントリーを見てそう思う勝負もある)。あのグループは強いかもってのはなんとなくあったけど。

それでもこの手の勝負は、アイドルに限らず毎日のように行われているのであって、日々誰かがどこかで戦っている。

PR大使決定戦のスケジュール
・ミクチャコンテスト期間
6/3 (月) 12:00 〜 6/9 (日) 22:00
・最終審査員審査
6/11 (火) オンライン
※最終審査に参加できるのは6人だけ
配信ptの1〜2位
総合pt1〜3位 (被った場合は総合から繰り上げ)
審査員特別賞1人

ポイントバトル
3つの合計点で競われる。
配信ポイント (配信中に投げられたptと投稿動画へ投げられたpt)
1位 50pt  2位 40pt  3位 30pt
4位 20pt  5位 18pt  6位 16pt
7位 14pt  8位 12pt  9位 10pt
10位 8pt  11位〜1pt

動画Like (投稿された3つの動画へのLike (Xでのいいねみたいなもの) の数)
1位 30pt  2位 25pt  3位 20pt
4位 18pt  5位 16pt  6位 14pt
7位 12pt  8位 10pt  9位 8pt
10位 5pt  11位〜1pt

最終審査
1位 50pt  2位 30pt  3位 20pt

投げたポイントは当然少しのラグを挟んで反映されていくけど、そのポイントがそのままではない。
1位の人 (Aさん) が配信と動画で1000万pt、2位の人 (Bさん) が800万ptで終わると、上の表記だと1位が50pt、2位が40ptをもらうことになる。

その単純計算ならわかりやすいけど、ボーナスポイントがあることで複雑化していく。

それが「100万ptごとに5pt付与」(配信pt)
つまり先の例だと、1000万ptとった1位の人には追加で50pt、800万ptの2位には40pt加わることになる。

動画Likeと最終審査のポイントがあるとはいえ、差が10ptか20ptかで考え方は変わる。



さらに動画Likeにもボーナスポイントが存在する。

3000〜3999 Like = 5pt

4000〜4999 Like = 10pt

5000以上      Like = 15pt

※3つの動画の合計


ただこれに関しては、結果を先に言うと11人中6人が15ptを獲得したため、上位争いでボーナスでの差は出ず、単純に順位によるpt数の差だけになる。それはつまり、15pt獲得できなければ優勝を狙う人にとっては致命的とも言える。


最終審査は50pt → 30pt → 20pt と差があるため、ここで逆転も可能にはなっている。そのため、仮にミクチャで1位は無理そうと思っても、差を縮めて可能性を残しておくことは大事。



仕組みはだいたいこんな感じ。




そして、1週間のバトルが始まった。

※僕は、昨年のふーちゃんやみくのバトルほどミクチャを見れていたわけではない。だから「あの大事な場面書かれてない」ってこともあるかもしれないけど、このブログはあくまでドイメット視点ということで許してください。

※日比野芽奈 は以下「めーな」

はじまりを少し見ていたけど、めーなはミクチャの仕組みがそこまでわかっていなかった。バトルのポイントの形式はなんとなく理解してたけど、実際やってみないとわからないよね。

頑張りたいって気持ちは伝わってるけど、仕事の忙しさとかもあってバタバタしてて「これどうすればいいの?」って感じ。

でもSHOWROOM・Instagramとか、普段他のアプリで配信をしていたり、配信の経験が少なかったりすれば、わからないのは当然。

一方ファン側は、久しぶりとはいえ、昨年にふーちゃんとみくの戦いでミクチャの配信を経験している人が一定数いるので、わかっている人が教えることは可能だし、スタートダッシュを切るために最初から投げてポイントを稼ぐことも可能。

そのため、配信をやっていけばすぐ慣れていく。

ふーちゃんとかみくにもアドバイスもらったかもしれないね。

だから、2日後(水)には完全にミクチャの体制に慣れた形にはなっていた。
※火曜はお昼と夜中だったから全く見ることができなかったけど、「動画のLikeが足りない」のはポストもしてたから、1日でかなり理解はしたんだと思う。

ただ、いくつかの不安はあった。
(これは"今さらの指摘"ではなく、あくまで"振り返り"です。良いことだけを残すのも一つのやり方だけど、ここではそのやり方はしません。プラマイ全部振り返ってこその備忘録)

ちょっと配信回数少ないかも
仕事、練習、ライブ等があるし、急に仕事が入ることもあるから予定を組むのは難しいけど、最初に提示してた"配信予定"が少ないように見えた。
後から振り返ると「長い時間確保して頑張ってた」って言えるけどね。

新曲『パッパッ』のリリイベのライブ中や楽屋の様子を配信で追加したのは、誰の発案かは知らないけど、やってよかったと思う。

企画?宣伝?
水曜日に配信を覗いたら「Likeを..」をひたすら喋る姿があった。トークや企画の間に挟むというより、ずっとその告知みたいな感じ。

Likeはポイントみたいにポンポン投げれるものでもないので、「それをずっと聴いてるのもなぁ」っていうのと、ご飯とかもあったから離脱。

このとき「これでは面白くないな」と「勝負が違う」の2つを感じた。

「面白くない」というのは、"ミクチャの配信=昨年のふーちゃんやみくの配信" のイメージがあったからだと思う。年齢制限で22時までの中でふーちゃんは歌をたくさん歌っていて、みくは日によって様々な企画をやっていた。

ふーちゃんは確かに「ポイント入れてね」のアピールが少ない部分はあったけど、他の上位陣の中でそれこそ「ポイントアピール」を繰り返していた配信を目にしていたので、「あれをするぐらいだったら、ふーちゃんぐらいアピらなくてもいい」と思ったのを覚えている。

だからこそめーなの配信に「ずっとこれでは..」を感じたのかもしれない (ごめんね)

ただ、1時間後ぐらいにもう一度覗いてみたら、コメント欄とホワイトボードを利用して、大喜利大会をやっていた。

ラフラフといえば、お笑い番組プロデューサー佐久間宣行のアイドルグループ。曲中に大喜利の問題を出され、当てられたら即興で答えないといけない『考える時間をください』はライブで毎回のように披露している。

めーなはスベることに恐怖を感じつつも、それがガラスガールという仕事につながったこともある。
大喜利は苦手と最初から言っているが、結果的に、得意なツンデレやお姫様キャラ、そして時折見せる喜びの舞を混ぜて、スベってもウケてもプラスになるような形ができつつある。

それを配信の中でも活かしていて「この時間は楽しいな」と思えたし、宣伝が長すぎるとちょっと..とは思ったけど「時間によって変えているのだな」とも感じた。

他の曜日にはまた別のこともやっていたし、衣装や髪型を変えて釣っているだけじゃないのはよくわかった。

そして、1年前のふーちゃん、みくのときとは違うレベルの戦いになっているので、一定数の宣伝も必要だなというのは、ポイント数のバトルを見て判断できた。


ファンへの還元
自分のイメージではファン側から起きたアクションのように思うけど、違ったらごめんなさい。

これは他のグループとの比較から生まれたこと。
もしグランプリに選ばれたら何か特典があるかどうか。ラフラフはゼロだったが、他のグループはつけてあった。

例)
すずめ (INUWASI)
グランプリ獲得でソロライブ&撮影会実施
準グランプリでリクエストアワー単独公演実施
配信ポイント特典として、20万pt以上で2ショットプリクラ他多数、10万ptで推しメンからの手紙、8万ptで推しメンからの電話 (5分)、5万ptで私服アクスタ..。1万pt以上で何かしらの特典がつく。

三好佑季 (手羽セン)
上位10人に限定ソロライブ、5万pt以上で打ち上げ会 or メセカ、1万pt以上でメッセージ動画 (15秒)


この状況を見て呟いてる人もいた。配信で話題になったのかもしれない。その細かい事情はわからないが、水曜日にラフラフ陣営も特典を発表した。

応援pt 1〜3位 : 60秒名前入りメッセージ動画
応援pt 4〜10位 : 30秒同上

これに関しては、他と比べるのではなく (それしてしまったら完敗で終わる)、おそらく準備していなかったラフラフがすぐに対応して、どんな形でもいいから特典を作ったことを評価するべきだと思う。

6/1にFC限定イベでがっつりファン/メンバー/スタッフで議論を交わした直後だったのもあり、普通なら動かなさそうなイメージだった運営が動いたのはプラスに捉えたい。



そして、配信の回数 / 宣伝・企画 / ファンへの還元と、自分は3つ例を挙げたが、「はじまってすぐに感じ取った不安」からなのか動いたファンがいて、初日あたりにすぐできあがったのが "ラフり隊ミクチャ対策部" だ。不安より「まとまりを出したい」「作戦を立てないと勝てないという昨年からの学び」からできたものかもしれない。

自分はそこに入ってないし、TLも毎日ちゃんとチェックできてはいないから、状況はわからない。
ただ、明らかに2日目以降から、TLのめーな応援の活性化がなされたように思える。

・動画Likeなど、めーなの配信を宣伝するオリジナルな画像を作った人たち
・今誰が何位で何ポイント取っているかをわかりやすい図にして逐一共有してくれる分析官
・配信中にコメ欄で宣伝してくれる人たち


これすごいですよね。


形は様々だが「少しでも多くポイントを取って上に行くために」という思いがたくさん見えるようになった。

もちろん本人へリプで「頑張って」ってメッセージを送るだけでもいい。その人ができる形で応援するのが正しい。対策部も何十人もいたって聞いたけど、みんながギフト投げまくってたわけじゃない。

ただ、視聴のポイントのみの勝負でないとはいえ、やはり目に見えやすいのはギフトの部分。
そこから感じたのは「"ラフラフのファン"が、ここがチャンスと思っている」ということ。
だってどう見てもすごい力で応援してるのめなたま (めーな推し) だけではなかったからね。

それぞれの推しの経済力とかを言いたいのではなく「推しが違っても、グループがもっと伸びていくために」って気持ちがないと、あれだけのパワーは出せない。


数値的に「まだ希望がある」って1週間思い続けることができたのが大きい。「2位や3位でなく1位を」の気持ちはブレていなかった。

エントリーした各メンバーや運営、ファンがどんな気持ちで1週間過ごしていたかはわからない。

だけど、2日目の火曜でなんとなくの流れができ、さらに3日目の水曜日が終わった時点で、配信ptバトルは、ほぼ完全にめーな、すずめ (INUWASI)、三好佑季 (手羽セン)の3人のバトルの様相を呈していた

「配信バトルで1週間」となると、"最後までわからない" (むしろ最後の数時間が異常) のが特徴的だけど、"最初に差をつけられると戦線離脱組が出る"というのもある。

何人が勝ち抜けるかにもよるけど、戦線離脱組 / ギリラインを狙う組 / 優勝争い組 に分かれることが多い。上位は強すぎるんです。

今回のバトルも、後から見たら最初のptの勢いなんて小さなものだけど、それでも2,3日で勝負の形が見えてる状態になっていた。

もし"石油王" (お金たくさん持ってる人) がいれば、どれだけ下位にいても大逆転もありえるけど、結果的に今回はそれは起こらず、ずっとラフラフ vs INUWASI vs 手羽セン のバトルだった。


Xのフォロワー数 参考 (アバウト)
以下の表を見て、ラフラフとINUWASIと手羽センがトップを争った点から何が読み取れるか。



それはめーなが当然トップを争っているよりも、SNSのフォロワー数とかあんまり関係がないということ。


単純に数字だけ見れば、もっと優勝争いに食い込んでいい人だっている。でも来なかった。


実際は事務所の総力戦だったり、そのフォロワーの中で現場にいたりこの争いに参戦したりする人の割合はどのぐらいかだったり、年齢層だったり、本当にいろんな要素が絡んでくる。


5月のGWに行われたTIF学園祭では、ラフラフはUtage!に倍以上の差で負けている。グループのフォロワー数は倍の差で上回っているけれども。


だから本当にわからないんです。


今回の3グループによる優勝争いも、ポイントの差を多少つけても1位なんてあっという間に入れ替わっていた。


配信の時間は各メンバーのスケジュールに合わせて自由だから時間のズレが生じる。

だから「1位になった!」で配信が終わっても、相手が続いてたらその日のうちに抜かれて終わってるなんてことのほうが普通。



木曜日。1位は400万超えで、めーなは3位 (200万とちょっと) の状態で夜の配信スタート。

この配信は練習後のスタジオからってことで、メンバーが全員入れ替わりで登場して、歌ったり踊ったりわちゃわちゃしたりで盛り上がった。
すごく楽しい配信の中で、200万弱の差もあっという間に逆転して、終わってみれば530万ぐらいまでいって首位に立った。

ちなみに..やっぱり たんこぶ (有紗, りょーか, もなみんのコンビ) が来ると空気がめちゃくちゃになる笑

有紗がメンバーの中で登場したのは最後だったけど、ヨネダ2000がお笑いで使った電子ドラムを持って登場し、走って踊り回るもなみんと、それに乗っかって駆けまわるりょーか。
たんこぶの研究生的な位置にいるけど、その姿を見て「うわ、、」と呆れた表情を見せるみく笑
結果的にめーなも含めた5人でラフラフの曲を踊るっていう流れは面白すぎました。

"3つの動画Like"を書いたホワイトボードを持ってランウェイもやってた笑



その嵐が去った後はすごいのんびりで差がすごかった。全部好きだけどね!

ラフラフは、多分上位の他のグループに比べて、他のメンバーをゲストとして呼ぶことは少なかった。それは単に平日のライブがなかったからとか、他のメンバーの予定が..とかもあるかもしれない。

でも少ない中で、この木曜の配信はファンにとっても嬉しいものであったことは確かだし、グループの仲の良さとか楽しさってのもまた1つ思い出として共有できたと思う。



ただ、530万までいったと書いたけど、これもまた朝起きればもう逆転されている。
すずめ 567万、めーな 540万、三好 509万 (7:30ぐらい)

昨年優勝した#2i2の天羽希純は1527万pt。2位のアンスリュームのちぎらも1268万pt。
あと3日でどこまで迫っていくのかも注目されることになる。

このときはまだ、最終日にあそこまでの戦いになるとは..という感じ。


土曜と日曜。ラフラフは新曲『パッパッ』のリリースイベントが行われた。
INUWASIと手羽センも各所でフェスに参戦していた。土日はそうですよね。

そして似たような流れ。
INUWASIは平日のフェスのときもやっていたけど、ライブステージをミクチャで生配信。その後の特典会とかが終わったあとに楽屋配信。

ラフラフも「合計◯万pt」以上行ったら生配信!と急遽設定して、結果的に土日の合計4ステを全てミクチャでも配信。

ライブ中は現地ファンはpt投げられないので、どこのグループもそこまで伸びることはないけど、行けないファンにとっては見れるの嬉しいですよね。

楽屋の様子を見れることも中々ないから、結果的にはレア配信で、メンバーがのんびりしたり仲良くしたりする姿を見れて嬉しい感じに。


そんな感じで進んでいったのだが..

最終日、日曜日の昼の時点でのポイント
INUWASI  1080万ぐらい
ラフラフ    915万ぐらい
手羽セン    780万ぐらい

金〜土を境にして、トップ3の差がそれぞれ結構開いた感じ。抜きつつ抜かれつつだったのが、100万以上の差がそれぞれついて、1〜3位の順位変動が起こらないようになった

INUWASIが一気にグイッと伸ばして、それにラフラフが離されながらも、ギリギリでついていってる、手羽センは1位が厳しいのか秘策があるのかという感じ。

そして動画Likeは1人で何回も押せないため、最後までアピールはしつつも、さすがにこの順位の変動はこれ以上ないと、金〜土で予想がつく状態に。

さらに最終審査もファン側ではどうしようもないため、動かせるのは配信ptの順位ptとボーナスだけ。
それらを前提にして「どうやったらどの順位になれるか」が考えられていく。

この最終日の夜までは各グループライブがあり、ラスト数時間が勝負なのをわかっているのか、ポイントはそこまで伸びず、ライブ配信と楽屋配信で繋いでいた。


そして最終日の夜のノンストップのバトルが幕を開ける。ライブの時間的な事情でINUWASIや手羽センが少し早めに配信をスタート。
ラフラフが1時間前後の遅れぐらい。

ちなみにラフラフのリリイベのラスト

みんなで頑張れー!ってなってました。

ふーちゃん早くも泣いちゃって、めーなも釣られて..早いよ!笑



全グループ少しずつポイントが積み上げられてはいくものの、1〜3位の差が縮まることはほぼなく時間は過ぎていく。21:30ぐらいまでは。
(なんとなくの記憶だけど、1位 INUWASI と 2位 ラフラフの差は150万弱ぐらい、ラフラフと 3位 手羽センの差は100万ぐらい)

自分はラフラフのファンの人たちとライブ後に居酒屋に行っていたが「縮まらないね」という感じ。


そのときのラフラフの立ち位置を少し考えてみる。
獲るなら絶対1位(2位や3位で終わりたくはない)
あくまで昨年の例だが、最終審査を前にした順位と最終順位の1〜3位は変わらなかったため、「配信pt + 動画Like pt +ボーナス」のミクチャptで1位を獲りたいという気持ち。これが大前提。

そのうえで、ほぼ順位が決まった動画Like。
最終的な上位の順位を載せます。
1位 手羽セン  30pt + 15pt (ボーナス)
2位 Utage!   25pt + 15pt (ボーナス)
3位 INUWASI  20pt + 15pt (ボーナス)
4位 ルーチェTW 18pt +15pt  (ボーナス)
5位 ドマレコ   16pt + 15pt (ボーナス)
6位 ラフラフ 14pt + 15pt (ボーナス)

ラフラフのめーなは6位なんです。INUWASIとは4pt差、手羽センとは14pt差。
INUWASIには配信ptでリードされてるので、当然このままじゃ1位になれない。それどころか手羽センに配信で勝てたとしても、2位と3位じゃ10ptしか変わらないので、ボーナスで差がつかなければ勝てない。だからこのままだと3位の可能性がある。

それと「あれ?」って思ったのが、「ボーナスの差をつけないと勝てない」ってなってたはずなんだけどな。この順位なら1位にさえなれば勝てるよね?
自分の勘違いかも。

でもこれに関しては..敢えて濁すけど、配信で最下位争いをしてたルーチェTWがなぜLikeで4位にいるの?に関して論争がありましたからね。
Utage!が2位にいるのもひょっとしてみたいなところはある?

まぁなんにせよ、配信で1位になる以外ないんですよね


21:30過ぎぐらい、居酒屋にいた組がカラオケに移動しました。狭い部屋に13人!中々に濃いメンバーが集まっていましたが「すごい!」って思ったのは、カラオケとパソコンを接続して、ミクチャの配信をみんなで眺めていたこと。

しかも2画面に分割してINUWASIの配信も流してる。さらに対策部の人も何人かいたため、逐一情報を教えてくれた。

そしてあっという間に差が縮まっていった。
居酒屋出るときにはまだ100万以上あったのが、2桁になり、すぐに50万ぐらい。このとき「まだ早い」「一旦ストップさせておくべき」「最後の弾はギリギリまで残しておく」みたいな会話がありましたね。

僕はラスト追い上げる予想はしてたけど、正直残り30分で100万以上差があって「さすがに厳しいんじゃないかな」と思っていました。でもちょっとここで可能性が見えてきた。

あとこれは事情があったのかわからないけど、ラストの配信、ラフラフはめーなソロ配信、INUWASIと手羽センはメンバー全員出演の総力戦だったんですよね。

第三者や全然知らない人が側から見たら、残り2グループの方が結束力高いなって思いますよ。
目に見えないものもすごく大事、でも目に見えるものも大事。

まぁでもラフラフが結束力ないかっていうと、そんな卑下するものでもなく、Xでのメンバーのポストに応じて推しのファンが投げてた場面もあったし、ラストの方はメンバーが入室もしてくれてました。

あと自分が思うのは、配信のコメ数が多い。流れるスピードが速い。もちろん「よかったらLikeしてください」みたいな貢献コメの方もいますけど、普通のコメもすごく多い。

コメントたくさんで盛り上がってるんだから、団結力とか雰囲気の良さはあると思います。


さて、ラスト1時間は「大きなポイントのものを投げてください」でした。

これはどのグループも一緒。ポイントは1つずつ反映されていくので、一気にみんなが投げたら渋滞しちゃうんですよ。
それで最後にめっちゃすごいの投げたのに、間に合わなかったってなると嫌ですもんね。

投稿された3つの動画は主にLike数で争われますが、実はギフトも動画に投げることができる。そしてそのギフトの分は配信ポイントに加算される。
だから、最後の1時間は、小さいポイントのものは動画に投げて、大きい数万以上のものだけ配信に投げてねとなるんです。

でも、逆に動画に大きいポイントのギフトが投げられたらどうなりますか..?

多分INUWASIサイドもラフラフサイドも、そこそこの人が相手の配信見ながら様子を伺ってたと思うし、両方のコメ欄にそういうのあったけど、画面上に見える "投げられたギフト" は配信へのギフトのみ。つまり、気づいたときにはめっちゃポイントが増えてるみたいなことが起こるんです。

結果的にこれが最後の肝になった。

残り50万ぐらいジリジリのところから、一気にあと数万になり、パッと見たらラフラフが少しリードの1位になってた。

ラストスパートの弾がもう少しで投げられるって聞いてたけど、その前に逆転が起きたんです。
本当にびっくり!これがあと10分を切ったところぐらい。

(ちなみに僕はこの辺りから勝手に涙が出てきて、勝負が終わるまで止まりませんでした)

そして、ある方が「◯◯さんいきます!」とカラオケの中で言って大盛り上がり。

その直後...正直ポイントが意味不明でした。
100万の位が2〜3ぐらい一気に上がったから。

結果的に、そのまま逃げ切ってラフラフのめーなは1位の配信ptをゲットしました。さらにLikeやボーナスと合わせても総合1位。大逆転勝利。

めーな : 1830万pt
すずめ : 1616万pt
三好    : 1130万pt

今日の昼のポイントをおさらい
INUWASI  1080万ぐらい
ラフラフ    915万ぐらい
手羽セン    780万ぐらい

ものすごい争いをしたのがわかります。ラフラフもINUWASIも結果的に昨年の「ヤバい」と言われてた#2i2を超えましたからね。

喜びの涙と(おそらく)スタッフさんからのおめでとうのクラッカー。



結果 (ミクチャ詳細は参考)



勝負が終わった22時に、ラフラフの新曲『パッパッ』のMVが公開されたけど、それどころじゃなかったですね笑
(19時予定がなんかのミス?か何かで22時になったのは結果としてはよかった)




1位で最終審査を迎えられたこと、本当に嬉しかったです。大金を費やした方もすごい、ずっと応援した方もすごい、対策部のプランの練り具合と分析力もすごい、そしてめーなもすごい。


めーなに、そしてラフラフに魅力がなければここまでにはならないから。


あとは天命を待つのみ。





そして6/11 (火) の18:00に結果が発表された。
※日曜には6/11最終審査、6/12発表ってはっきり他の人も見たんだけどな..。なんか違ったっぽいです。

《結果》
グランプリ : すずめ (INUWASI)
準グランプリ : めーな (ラフラフ)、三好 (手羽セン)


最終審査に進んでいたのは6人。

めーな、すずめ、三好の3人がトップ3。羽賀と本多が繰り上げ、月が審査員特別賞。


そして3人にしか与えられない最終審査のポイントは、1位すずめ、2位羽賀、3位めーなとなった。



https://mixch.tv/p/i4pummyv




めーなのグランプリへの挑戦は、最高の結果とはならなかった。



当然、いろんなところで、いろんな感情が生まれていたと思う。


ラフラフ側は悔しい。驚きとともに「なんで?」という怒りの感情が出ていた人もいた。そしてこの発表は新曲リリースのオンラインイベントと被っていたため、そこに参加した人は感情が難しかったはず。結果を知らずに参加していた人もいたはず。


INUWASI側も驚きのコメントが多数とともに、やはり大逆転のグランプリに歓喜と祝福で溢れていた。



昨年のふーちゃんのうたチャン挑戦のときと同じコメントをさせてもらう。


「私たちは、悲しみを抱くことはできても、最終審査の中身については何も知らないので、そこに触れることはできない。」


いろんな意見があるだろうけど、ここはドイメットのブログなので、自分の気持ちを少しだけ書く。


最後まで見える審査も世の中に増えつつある。そこまで詳しくないけど、K-POPとかもそうでしょ?

でも自分のイメージでは、見れても最終決定を下すのは審査員と名のつく人のことが多いし、結局見えないことのほうが多い。


オールナイトフジコの3期生オーディションが5月頭辺りに開催された。これもSHOWROOMのバトルがあり、上位5人と特別審査員をもらった人が最終審査に進んだ。しかし最終審査の中身はわからないし、SHOWROOMも審査員は見ているが、ポイント加算制ではない。そして配信ではダントツの1位だった挑戦者は合格にはならなかった。


制度としては「あのポイントはなんだったんだ」と思われることもあるけど、この方法が一般的だと思う。

TIFも中身は見えないし、面談だって言われることもあるらしいけど本当かどうかは知らない。でも加算制ではある。自分はその加算システムを取り入れてくれてるだけでも「日本一レベルのフェスがファンと一緒に盛り上げる形を作ってくれている」と思っている。


実際、最終審査のポイントだけなら、めーなは3位で同じように準グランプリを獲れてはいたが、手羽センの三好さんは、加算システムがなければ大逆転で準グラから滑り落ちていたことになる。


「1位じゃなきゃ意味がない」の考えも確かにわかる。そして、1位を獲れなかったら悔しい。


でも、ただの意思の確認だけなら最終審査は必要ないとも思う。


就活の中で、きっちり選考がある「最終面談」と、ほとんど落ちない「内定をもらったあとの面談」があるが、このグランプリの審査に関しては後者よりも前者の方が絶対にいい。


裏でズブズブの関係がどうのとか、そういうコメントも見受けられたが、それがもし存在するなら、あってはならないことだと思う。

でも根拠があるなら別だけど、何もない状態で真っ先にそれを疑いたくはない。


どんな内容の審査をしていても、結果は審査員によって変わる。受け止め方、気になり方はその人の心にどう響くか次第。

この挑戦者たちがアイドルになったときだってそうでしょ?


終わった後に「ラストの邪魔」とか色々コメントを見てたら出てくるものはあったけど、それもあまり好きじゃない。


INUWASIと仲も悪くなりたくない。

自分はラフラフのファンだけど、INUWASIをフェスで見たとき楽しかった記憶あるし、すずめさんにも魅力はあると思うし。だからグランプリを獲れたのだと思うし。

それは昨年のふーちゃんが逆転負けを喫したときも同じだった。


今のところ遺恨みたいなのはなさそうに見えるけど、本当にそういうことはありませんように。


自分は何かを疑ったり、誰かを傷つけるのではなく、2つの言葉を残したい。


「めーな残念だったね。でも最後までよく頑張ってくれた。ありがとう。すぐに気持ちは切り替えられないだろうし、今は悔しくていい。でもTIF最後まで頑張ろう!準グランプリは誇りだよ」


「すずめさん、グランプリおめでとう。三好さんも準グランプリおめでとう。めーなと合わせて3人で活動することもきっとあるから、みんなでTIFを盛り上げて暑い夏にしていこう!」





ふーちゃんのときと同じようなことをまた書く。


グランプリを獲れなくて悔しいけど「挑戦しなかったほうがよかった?」と聞かれると答えはバツ。


敗者という事実は変わらないし、これから今回の結果がどういう影響をめーな本人に、そしてラフラフというグループに与えていくかはわからない。

でも確実に成長していっているのは確か。


やるぞという強い気持ちを持って臨んだチャレンジに失敗という文字は存在しない。敗者であっても失敗ではない。



めーながすごい悔しかった気持ちは知っている。


その日のうちにXで投稿したコメントは、おそらく必死にもがいたうえで出したもの。

「ネガティブ」を持っているめーなが、短いコメントでもあれを出せたのは、人間としての成長なのは間違いない。



有料のメッセージ (ブログのようなもの) では、めーなは毎朝9:30に必ず投稿をする。

でも次の日の9:30に、めーなのメッセージは出てこなかった。

259回目のメッセージ (めーなは必ずタイトルの最初に回数を書いている)、出てきたのは14:35。

仕事終わって家で読んだけど、しっかり泣きました。でも同時に「やっぱりめーなは強くなっている」とも感じました。そして「仲間は強い」とも。
タイトルは「私のかっこいい味方たち」。

細かい内容は書けないけど、発表があったときの気持ち、その後に起こった出来事の気持ち、オンラインのときの気持ちとか、全部を素直に丁寧に書いてくれました。ちゃんと伝わってるよ。


これはあくまで自分のイメージ。

・最初にラフラフの動画を見ていたとき
→気が強い人
・そのあと思ったこと
→ネガな人、グループ内の立ち位置迷ってる?
・さらにそのあと
→自分で力をつけてきて「ネガ」もいい意味で生かしている。単に芸歴長いだけじゃない新たな力がついてきている。ダンスでも中心でメンバーとの関係性もどんどん良くなっている。
・今回を経て
しっかり頑張れるラフラフの誇らしいメンバー



勇気を持って挑戦してくれてありがとう。



めーなのラフラフでの暑い夏は、まだまだ続く。



ありがとうございました。

21:30 (めーなと昼夜逆転で投稿してみた)