先程掲載した公式HPのプロフィールでは
・趣味 : 神社巡り、猫と遊ぶ
・特技 : 笑顔で踊ること、すきま時間の有効活用
・好きな言葉 : 桜梅桃李
と紹介されている。
そして6月29日の0時にリリースされた新曲の『9 revenge』。この曲はメンバーの紹介曲でもあるのだが、ふーなには以下のような言葉が当て書きされている。
美声に隠れた笑いの NiceSence
Audience 沸かすExperience
ほっぺに何が詰まってる?
グミ好き「共鳴」"ふーちゃん"
まさにふーなの特徴を表した言葉が詰まっているのだが、"美声"と"グミ"はふーなといえばのトップ2といっても過言ではない。
ラフ×ラフは上記のとおりデビューして間もないが、徐々に"個人の仕事"が増えてきている。
リーダーの齋藤有紗は先日まで舞台『当然の結末』に出演。
夏目涼風はYouTubeでチャンスを掴んで『呼び出し先生タナカ』に出演。
日比野芽奈は『オレたちゴチャ・まぜっ!〜集まれヤンヤン』に出演。
吉村萌南は雑誌『#横浜LOVEWalker2023』に登場。
あくまで一例にすぎないが、このように個人の仕事が増えているのはグループにとって成長と言える。
そんな中でふーなも個人の挑戦を決めた。
1週間、計8回の配信で70曲。何回も歌っている曲もあるので、合計すると130曲を超える。
曲の固定もなく、ふーな自身が好きな曲、ラフり隊からSNSでリクエストされた曲、家族からリクエストされた曲などのジャンル分けをはじめ、アイドル回、懐かしい回、夏曲回などの分け方もあり、幅広い曲を歌った。
少し個人的な話。
このブログの作者ドイメットは、ライブの度にTwitterのALTに感想を書いた。
きっかけは初日の「私に合う曲を教えてください」。それに全力で向き合いたいと思い、審査動画が『瞳』になった後も書き続けた。「ちょっと高音苦しそうだった」みたいなことも。ただ褒めるだけでは..とは思っていなくて、、"感じたことをストレートに書かない方が向き合ってない"と。ストーリーみたいなのもできた。
自分に歌を語るセンスはないのにとか、途中からは単なるエゴになってないか?と思ったこともあった。
でも結局自分に合った応援の仕方ってこうなんだろうなって。毎回長文になってしまったのにふーなはおそらくいつも読んでくれていた。泣いたときもあったそう。本当にありがとう。
ふーながSHOWROOMでラフ×ラフの歌を歌った衝撃は、ミクチャでも継続された。
ただ多数の曲を歌ったわけではなく、表現の幅の広さを存分に見せてくれた。
例えば、アイドルっぽい曲ではアイドル力の高さを十分すぎるほどに見た。特にHoneyWorks系の曲などがそれにあたる。
『誇り高きアイドル』『私、アイドル宣言』、さらに『ファンサ』は完全に定番曲になった。
"THE アイドル"のようなキラキラして盛り上げて、というな表現はさすがのパワーを持っていた。
持ち味である歌唱力の高さという部分に焦点を当てるなら、絶対的な自信を持っている『アイノカタチ』、これも定番となった『新時代』、そして審査曲の『瞳』などが挙げられる。
かと思えば『あの子コンプレックス』『fragile』など、切なさやそれに関連する強さを持った曲の表現も抜群だった。
さらに『君をのせて』を初めて披露したときは大きなインパクトを残し、定番に繋がった。あのしっとり感、ジブリの世界観までもグッと伝わる表現で歌い上げるのは、間違いなく歌唱力があるからだ。
いくつかの例を挙げたが、これでも説明しきれないほどの能力の高さを見せた。
ちなみに、ここでの能力の高さは、カラオケの点数だとか原曲と似ているとかではなく、心に響く歌を歌う力のことを指している。
そして、今回のライブを通して"ラフり隊の魅力"も存分に発揮された。
この魅力とは、たくさんポイントを投げる力ではない。
これから書く話はポイント(ギフト)で盛り上がった話も含まれるが、ギフトは "単に勝たせるために投げた"のではなく、"歌を中心とした幸せな空間に魅了されて投げた"、が大半と考えられる。それだけふーなのライブは評価が高かったということだ。
リムジン
これはライブ中で1番ブレイクした言葉だ。
見ていない人は「なんだそれ?」と思ってしまうのは当然だが、見た人は全員が納得する。
確かギフトで1,000pt以上のものを投げるとアニメーションが画面に大きく表示される仕組みなはずで、リムジンは1,000ptで投稿可能。
ライブではギフトだけでなく、コメントや今やってるよのRT、動画投稿へのいいね、ライブ後の感想ツイートなどでも盛り上がりを見せた。
ポイントをいくら投げたかどうかは関係なく、あのライブに参加していた全員で一体的な雰囲気を作り上げていたことは、良い思い出の1つであるとともに、グループ全体としての成長にも繋がった。
ふーなは現役高校生であり、配信時間が22時までという制限があった。
その中で、最大で4時間 (18時〜22時)のライブを含め、1週間歌に対する魅力と愛を伝えたうえでラフり隊との一体感ももたらした。
その甲斐あってか、配信審査では2位で終了した。
1位によるストレート勝者には届かなかったが、ひたすらポイントを稼ぐ煽りをしていたわけではなく、歌と真っ直ぐ向き合って、多くの人が満足感を得たという点では、大成功の挑戦だったといえる。
しかし、最終審査の結果が先日発表されたが、ふーなは残り2名の勝者にはなれなかった。
うたチャンのソロステージに立つ夢はここでは叶わず幕を閉じた。
配信審査を2位で通過したこと、とても充実した配信だったことを考えると、選ばれると信じていた人は多かったはず。
私たちは、悲しみを抱くことはできても、最終審査の中身については何も知らないので、そこに触れることはできない。
ただ、他の挑戦者の配信を見たわけではないが、審査の動画を見ることはできる。
ふーなの歌は上手いし選ばれてほしかったことに変わりはないが、選ばれた2人の歌も上手かった。
想像でしかないが、もし自分が審査員だったら、もしラフり隊という私情を入れずに見たら、と考えると、とても難しい判断になると感じた。
ふーなが選ばれてもおかしくはないし、ギリギリの競り合いで及ばなかったのもおかしくはないと個人的には思った。
では、この残念な結果を目の前にして「挑戦しなかった方が良かったのか」と問われると答えはノー。
結果において勝負という2択だと敗者という事実は変わらない。
ただ前述のように、この挑戦に関して成功か失敗かの2択だと、成功という事実もまた変わらない。
ふーなは結果後のツイートで、
合格はできなかったけど、なんだか強くなれた気がするし、こんなに沢山の人に自分の歌声が好きと言って貰えて、愛してもらえてるんだって感じることが出来たこの期間が本当に宝物です。
と載せている。
「なんだか強くなれた気がする」
悩みから始まったストーリーが、この言葉を生み出すまでに至ったのは大きな成長や成功の証である。
「私の力不足です」
この言葉に関しては、ラフり隊視点では「そんなことないよ」だし、その後の「本当にごめんなさい」は「そんなこと言わないで」が大半だろう。
ただし、この言葉は今後のさらなる飛躍に繋がる一歩を踏み出すために必要な言葉でもあると思うので、ドイメット視点では「そんなことないよ」だけでなく、「頑張ったね」と「頑張ってね」をセットにして送りたい。
挑戦という意味では、メンバーの藤崎未来(みく)今度は声優の勝負(同じくTIFの企画でミクチャ使用)をしている最中だ。
メンバー同士で刺激を受けて、お互い高め合うことでグループの力が伸びていく相乗効果はとても価値のあるもので、ふーなの挑戦にも、みくの挑戦にも拍手を送りたい。
以上で今回のブログを終わります。
読んでいただきありがとうございました。