「湯だめうどん」と「釜揚げうどん」 | 脱サラうどん屋のブログ

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滋賀県長浜市で脱サラでうどん屋を開業します。
開業前~開業後の日々の粉闘記です。

今朝は冷えました。


最低気温は9℃で、昨日出しておいたファンヒーターが早速出番となりました。


最高気温は20℃を切り19℃、一気に寒くなってきました。



今週は10月の最終週、気合を入れて準備したのですが・・・


開店時間になってもお客さんはいらっしゃいません。


11時45分にようやく最初のお客さん。


今日はのんびりムードでのスタートとなりました。


と思いきや


次々とお客さん、またまたお客さん、さらにお客さん、一気にどどーっとお客さん。


あっという間に駐車場は超満車、店内も満席となり、外でお待ちのお客さん、満席の店内を見てお帰りになられたお客さんもいらっしゃいました。


いきなり大忙し状態に突入し、「今日はいけるぞー」と思いきや


12時半頃から一気にペースダウン。


1時過ぎには、店内お客さんゼロ状態になりました。


このままでは、最低ラインにも届かず・・・


と思いきや


1時半頃から、次々にお客さん、またまたお客さん、さらにお客さん。


今日は、後半のピークがあり、最低ラインはクリアできました。


今日もたくさんのお客さんにお越しいただき、感謝、感謝です!



今日の人気メニュー。


今日の1番人気は、10月限定「厚切りチャーシューときのこのつけ麺(温)」でした。


今日で4回目の1番人気で、これまでの3回は僅差でしたが、今日はダントツぶっちぎりのトップでした。


2番人気は、大差を付けられましたが「野菜天うどん」でした。



今日は、10月限定「厚切りチャーシューときのこのつけ麺(温)」の一人勝ちで、3番以降は同数が多数でした。


うどんの種類別では、かけが44%、ぶっかけが9%、ざるはゼロ、限定が47%で、ほとんどの方が、かけうどんか限定うどんで、温かいうどん率81%でした。



今日の一番人気、10月限定「厚切りチャーシューときのこのつけ麺(温)」は湯だめでお出ししています。


メニュー表にも、「温(湯だめ)もできます」と書いています。


メニュー表には、温(湯だめ)の写真が載ってないので、お客さんから「湯だめってなんですか?」とよく聞かれます。


上の写真にあるように「湯だめうどん」とは、熱い茹で湯に浸かったうどんのことです。


同じように、熱い茹で湯に浸かったうどんに「釜揚げうどん」というのがあります。


「湯だめうどん」と「釜揚げうどん」は、厳密には違います。


「湯だめうどん」は、茹で上がった麺を、流水で洗い氷水で締めたものを、再度湯煎で温めたものですが、「釜揚げうどん」は、茹で上がった麺をそのまま茹で湯に浸けてお出しするものです。


「釜揚げうどん」は間違いなく茹で立てで、柔らかめのモチモチした食感になります。


「湯だめうどん」は、冷水で締めるので、柔らかくなりすぎず、ヌメリもとれて食感もよくなります。


どちらが美味しいかは好みの問題もあるので、なんとも言えませんが、「茹でたて」ということで「釜揚げうどん」の方がメジャーかもしれません。


にもかかわらず、なぜ、当店では「湯だめうどん」を出しているのかと言うと・・・


これは、オペレーションの問題です。


うどんは1回に約5人分を茹で釜に投入し、茹で時間は約15分かかります。


5人分のうどんが茹で上がり、流水で洗い氷水で締めたタイミングで、


例えば3人さんから、「釜揚げうどん」と「かけうどん」と「ぶっかけうどん」のオーダーが入ったとします。


「かけうどん」と「ぶっかけうどん」は氷水で締めたうどんですぐつくれますが、「釜揚げうどん」だけは、一から再度15分茹でなければなりません。


こういうケースの場合、3人のお客さんで、「かけうどん」「ぶっかけうどん」のお客さんに先にお出しし、お二人が食べ終わられた頃に、もう一人の「釜揚げうどん」をお出しするということになります。


残った約3人分の麺は、次のお客さんまで茹で置きになり、30分経てば廃棄(賄い)となります。


できるだけ効率的に無駄なくうどんを提供し、お待たせする時間も短くしようとすると、「湯だめ」の方が扱いやすいのです。


もちろん、超繁盛店で、次々に茹でて常に茹でたての麺があるという状況であれば、こんな問題は起きませんが、当店のレベルだとなかなかうまくいきません。


なので実際には、「湯だめうどん」を「釜揚げうどん」として出しているうどん屋さんもあるようです。


「湯だめうどん」と「釜揚げうどん」のお話でした。



明日も張り切って元気に営業します。


皆さんのお越しを心よりお待ちしております。