昨日は、コンクリートの養生のため、工事はお休みでした。
今日は、壁の下地となる軽量鉄骨の設置工事が行われました。
ところで・・(話は、ゴロっと変わりますが)・・・
市役所を退職して、5か月が経ちました。
僕は、市役所に在職中、新庁舎の建設事業に5年間ほど携わっていました。
長浜市の旧庁舎は、昭和27年建築の県内でも最も古い庁舎で老朽化が進んでおり、平成20年の合併が契機となって、新庁舎建設への機運が高まりました。
僕は、ちょうどそのとき、庁舎を管理する部署にいたため、この一大事業を担当することになったのです。
基本構想を策定するまでに約2年、設計業務に約2年を要しました。
長浜市が始まって以来最大の建設事業ということで、色々と紆余曲折もあり、建設工事に着手するまでに、なんと約4年も要したのです。
そしてようやく平成24年度から建設工事に着手しました。
当時、僕は50歳。
実は、50歳で退職しうどん屋を開業するというのが、当時考えていた僕の人生のシナリオでした。
その年の10月、年次休暇をとって、東京で開催された6日間の「うどん学校」(受講料15万円)に参加しました。
そして11月に退職願いを出すつもりだったんですが、どうしても踏ん切りがつかず躊躇しました。
ようやく工事が始まったこの時期に、辞めるということがどうしても言い出せなかったのです。
と同時に、僕自身も、ここまでやってきて、新庁舎が完成するまでやり遂げたいという思いもありました。
というわけで、新庁舎が完成する平成26年度末で退職するということにシナリオを変更したのです。
結局、シナリオどおりにはいかないもので、平成25年度から他の部署に異動になってしまいました。
それでも、自分が設計にかかわった新庁舎がだんだんとできていく姿を、うきうきわくわくしながら見続けてきました。
そして新庁舎は、平成27年1月に完成し、僕も3か月だけでしたが、新庁舎に入ることができ感無量の気持ちでした。
この2年間は、違う部署で新たな経験も積むことができ、決して無駄ではなかったと思っています。
さてさて、前置きが長くなりましたが、話を戻します。
僕の店は、新庁舎の規模に比べれば、約300分の1の小さな小さな店です。
それでも、どうすればこの小さな空間が、お客さんにとっては居心地がよく、スタッフにとっては効率よく働ける空間にできるか何度も何度も考えました。
前の店の構造的な制約もあり、お金の制約もあり、100%満足できるものではないかもしれませんが、何度も何度も書き換えてできあがったレイアウトなんです。
そして、そのレイアウトどおりに、工事が進められ、その姿が少しづつ見えてきました。
新庁舎と比べれば規模は雲泥の差ですが、長く夢見た自分の店舗が、日に日に出来上がっていく姿を見るにつけ感慨深いものがあります。
今日の工事の様子です。
壁の下地となる軽量鉄骨が、次々と組み立てられていきます。
入口から見て・・・・ちょっとした壁の手前に客席6席、奥がカウンター
だいぶん店の輪郭ができてきました。
明日は、電気工事、ガス工事などが行われる予定です。