昨日、施工業者から、改修工事費用の見積書の提示を受けた。
MAXでの見積りなので、予算を上回ることは想定していたが、想定以上に予算を大きく上回る見積もり内容だった。
以前の店舗は、客席と厨房が分離しており、厨房から客席がほとんど見えなかったが、修業先では、カウンターのみのオープンキッチンだったので、修行先と同じようなイメージで仕事がしたいと思い、これまでとはレイアウトを大幅に変更した。
これまで客席だったところを一部厨房にして、カウンター席を作る計画にしたため、給排水などの設備工事やカウンターなどの造作工事が必要となり、費用がかさんでしまった。
しかし、レイアウトについては、こだわりもあり、相当考えたので、基本的にはこのままでいきたいと考えている。
とは言っても、予算も限られているので、レイアウトはこのままで、なにかを削って費用を削減しなければならない。
特に金額が大きいのが、エアコンの設備工事費である。
今あるエアコンは、平成5年に建物が建った時に設置されているので、20年以上が経過していることになる。
耐用年数も過ぎており、いつ故障してもおかしくないし、最新式とは電気代も相当違うということで、更新したいと思っていたが、2階の宴会場との一体式のエアコンなので、2階も一緒に更新しなければならず、高くなってしまうということだった。
これまで20年間、大きな故障もなく動いているので、当面このままでいくということも考えなければならない。あるいは、リースで導入することも検討したい。
このほか、トイレを1か所から2か所にしたり、小上がり席を堀こたつ式にする計画であったが、これらは取りやめるなどの見直しをする必要がありそうだ。
また、全体的にグレードダウンしたり、照明器具などは自分で購入したり、内外装は、自分で塗装することができないかも検討していきたいと思っている。
ひとつひとつの工事は、それほど大がかりなものではなく、金額もさほどかかっていないのだが、積み重なると結構な金額になってしまう。
工事以外にも、製麺機や茹で釜、冷蔵庫、フライヤー、ガスレンジ、シンクなどの厨房機器も購入しなければならないし、テーブルやイス、レジなどの備品、食器、こまごまとした調理器具や消耗品も今後揃えていかなければならない。
お金がいくらあっても足りない状況なので、こだわることとあきらめることをしっかり見極めることが大事だと感じている。
