昨日、全国小学生陸上競技交流大会滋賀県大会が行われた。前日までの天気予報に反し、雨は降らず曇り空、好コンディションとなった。
僕は、娘が小学生の時に長浜市陸上教室に入団して以来、指導者の一人として活動してきた。今年度に入ってからは、あまり練習に参加できていないのだが、年間を通して一番大きな大会でもあるので、少しでも役に立てればと思い、今年も参加させてもらった。
この大会は、優勝すれば全国大会に出場できる全国大会の滋賀県予選会である。我が長浜市陸上教室は、ここ14年連続で、何らかの種目で優勝し、全国大会出場を果たしている。
中でも一番とりたいタイトルが、チームで出場できる4×100mリレーである。しかし、昨年は、男女のリレーともに2位という悔しい結果だった。
今年は、男女ともチャンスがあると見ていたが、結果は、男女ともに僅差でのアベック優勝!といううれしい結果となった。男子は大会新記録のおまけ付だった。
小学生ながら緊張感のある大一番のレースで、バトンのパスミスもなく、力を発揮できるというのはすばらしいことだと思う。
加えて、男子の走り高跳びでも、自己ベストに近い記録で優勝し、見事全国大会出場を果たした。
長浜市陸上教室からは11名(リレーの補欠含む)が、8月に横浜の日産スタジアムで行われる全国大会に出場することになった。
長浜市陸上教室は、今年で43年目を数える伝統ある小学生陸上のクラブチームである。年々、スポーツ少年団の入団者が減ってきている中、当教室は、年々入団者が増え、現在、総勢300名弱の大所帯のクラブチーム(スポーツ少年団)である。
あくまでも陸上を通して健全な心と体力を養い、自己の生きる力を伸ばすことを目指しており、県大会で優勝したり、全国大会に出場することを目指しているクラブではない。
練習は、週1回のブロック練習と月に約2回の合同練習が基本であり、1回の練習時間も2時間とそれほど多くはないし、人数が多いので、どうしても流れ作業的な練習しかできず、一人一人の技術指導までには手が回らないというのが実情である。
リレーチームに関しては、通常の練習ではバトンパスの練習がほとんどできないので、週に1回特別練習を行っているが、過度な練習は一切していない。
それでもなぜ、毎年リレーで、優勝争いにからめるチームができあがるのか。正直、それがよくわからない。指導者の指導力、もちろんその力は大きいと思う。
しかしそれだけではない、何か伝統的な力というか、このクラブチーム全体が持っている力というか、そんな力が、実力以上の力を発揮させているような気がしてならない。
大会結果
http://games.athleteranking.com/gamedata.php?gid=ay022015002
女子4×100mリレー
先頭、長浜市陸上教室(55秒50)、追い上げるびわこRUNNERSクラブ(55秒78)
男子4×100mリレー
先頭、長浜市陸上教室(52秒43:大会新)、追い上げるびわこRUNNERSクラブ(52秒57:大会タイ)