アメリカンサイズのフィルターを装着可能に(3種類) | getaのブログ

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このところ天気が悪く、今日は雨が降っています。

昨夜も曇りで、全く写真は撮れませんでした。

そこでいつもの通り、機材の整備などをしています。

 

今回は1.25インチの接眼(アメリカンサイズ)用のフィルターが取り付けられるように色々やってみました

 

Ⅰ トキナーの望遠レンズに取り付け

   Tokina AT-X150-500 F5.6 

    

このズームレンズは、KマウントですがPENTAXだけでなくマウントアダプターを使ってCANONの一眼レフで使うことも多いです。

 

そこで、このレンズにアメリカンサイズのフィルターを装着できれば、多用途に使えるのではないかと考えたわけです。

 

前にも書きましたが、このレンズは先端にフィルターを付ける場合はフィルター径が95mmと大きいので、レンズ本体に35.5mmのフィルターをスロットインできるようになっています。

そこで、この部分に無理矢理アメリカンサイズ用のフィルターを装着できるようにしてみました。

 

以前、ちょうどよい大きさのにUV IRカットフィルターのガラス部分のみが販売されていたので

   35.5 ➡ 37mmのステップアップリング

を使用してをこれに装着できるようにしています。

 

このステップアップリングはその時に2個買っていたので、余っていたものを今回使ってみることにしました。

中央が今回作ったフィルターアダプター  取り付けた状態

 

このステップアップリングの内径はアメリカンタイプ用のフィルターの外径より僅かに大きい寸法なので、その隙間に入れるリング状のものをホットボンドで作り、そこへフィルターをはめ込むことにしました。

ちょうどよい大きさのものを作るのにちょっと手間がかかりましたが、はめ込んだら少々では抜けないものが出来上がりました。

フィルター径が本来のものより小さいので、ケラレが生じるかもしれません。

APS-Cなので何とかなるかなと思っています。

 

 PENTAX Kマウント用アダプターに装着(作り直し)

このアダプターのフィルター取り付け部分を、以前と同じですが作り直しました。

 

 

これは、接眼鏡の筒の部分の先を輪切りにしたものをアダプター内に板ゴムとホットボンドで取り付けたものですが、筒を切断した部分の始末をしっかりしていなかったため、フィルターをねじ込むのがやりにくかったり、使い勝手がよくなかったのでやり直しました。

 

 右は着脱の時に使うツール

 

 CANON EFマウント用アダプターに装着

このアダプターも天体用CMOSカメラのASI385MC用に改造していたものです。

 

 

ところが、最近はASI585MCを中心に使っているのですが、ASI385MC(CSマウント)とASI585MC(Cマウント)ではフランジバックが違うので、以前のままではASI585MCでピントが合わなくなっていたのです。

 

そこで、ASI385MCでの接続はアイピースアダプターを使ってマウントアダプターに繋いでいたのですが、今回はT2マウント接続するようにして無限遠でピントが合うようにしました。

 

ところが、アイピースアダプターの場合はその先端にアメリカンサイズのフィルターを取り付けることができたのですが、T2接続ではそれができません。

そこで、マウントアダプターの接眼鏡差し込み部分に、接眼鏡の筒の部分(上ので使ったの残りを挿入してイモネジで固定し、その先端にアメリカンサイズのフィルターを取り付けることにしました。(イモネジを入れる雌ネジは自分で切ったものです)

 

 

また、アリガタへの取り付け方法も、今まではマウントアダプターを直接アリガタへ取り付けていましたが、ASI585MCをアリガタに取り付けることにしました。

おそらく重たいレンズはこのアダプターでは使わないだろうと思います。

 

これでアメリカンサイズのフィルターをいろいろな機材に取り付けられるので効率アップになりました。