小さい反射鏡筒に、ZWO Duoを付けて撮影 (1) | getaのブログ

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お気に入りの音楽を聴きながら、50年以上前にちょっとかじった
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昨夜は久しぶりに晴れたのですが、シーイングは良くなかったです。

薄い雲があちこちにあるだけでなく、黄砂や花粉などが多かったのではないかと思います。

 

そのうえ、オードガイドが上手く行かず、原因も分からないまま撮影しましたが、撤収する段になってバランスウェイトが下の方までずり落ちているのが分かりました。

やはりバランスは大切ですね。

 

また、春の天体は目立ってきれいな星雲などが少なく、冬や夏の天体を撮影することになりますが、そうすると高い高度での撮影ができないので綺麗な写真が撮れないばかりか、凄まじいカブリが出てしまうことが多いので大変なことがよく分かりました。

 

ということで、あまりきれいな写真は撮れませんでしたが、画像処理の済んだ2天体を掲載します。

 

使用した鏡筒は、D=76mm、f=280mmのRXA124の反射鏡筒です。

前回使用したときの写真に収差が出ていたので、今回光軸をしっかり合わせてみました。

この反射鏡筒は、斜鏡が1本脚なのでどうしても光軸が狂いやすいようです。

 

 バラ星雲

   180秒5スタック

 

 M8とM20

 120秒30スタック(少し弄っただけですが赤くなってしまいました)

 M20の青い部分は高度が低かったためか、出ていません。

  元画像(明るさだけ変えています)

 

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 今回も画像編集の勉強になりました

最初にも書きましたが、今回撮影した写真はカブリや周辺減光が酷いものでした。

バラ星雲の元画像は次のようなものでした。

  

ちょうど、バラ星雲とカブリが重なっています

 

この画像からカブリを取り除くのに、

  近くの恒星しかないところの写真を撮り

  この写真からスターレスの画像を作り

  スターレスの画像からカブリ成分の画像を作って反転画像にし

  これをマスクにしてフラットに

してみました。

 

3回位に渡って、ZWO Duo-Bandフィルターを使ってどんな写真が撮れるか少しやってみましたが、やはり夏の星雲などの高度がもう少し高くなってから本格的に撮ってみることにしました。

Duo-Bandフィルターは、少し撮ってみただけですが赤い色は出やすいようですね。