AZ-GTiの赤道儀化 | getaのブログ

getaのブログ

お気に入りの音楽を聴きながら、50年以上前にちょっとかじった
天体写真を中心に美しいものを撮って楽しんでいます。
低価格機材で写真を撮ることに執念を燃やしています。

Getaの天体写真集サイトへもどうぞ。
https://sites.google/view/geta-tentai

『これは私が忘れないためのメモです』

ファームウェアの書き換え
『参考にされる方は、ダウンロードしたファイルを解凍すると Instructions.txt がありますので、よく読まれてご自身の責任において実行してください』
 SkyWatcher.com から次の2個のファイル
   azgti_motor_controller_firmware_right_arm_????.zip
   mcfirmwareloader_wifi_version_???.zip

  をWindowsパソコンにダウンロードし解凍する。
  解凍するとフォルダ内に英文の説明(Instructions.txt)があるの 

  でよく読む。

  (同じフォルダに解凍した方が間違いにくいと思います。

   ????はVer番号で更新されるので変ります。

   よく似た名前のファイルがあるので間違わないように)

 パソコンとAZ-GTiをWiFiで接続する。

 解凍したフォルダ内にあるファームウェアローダー
   MCFirmwareLoader_WiFi.exe
  を実行する。

 

 

  画面の[Browse]ボタンをクリックしてファームウェアファイル

  (* .MCF)を選択する。

  画面の[Update]ボタンをクリックするとファームウェアの書き

  換えが始まる。

  画面に「Update Complete」 と表示されたら書き換え成功

  です。
   (Synscanを立ち上げ、赤道儀と経緯台の選択画面が出るか

   確認しておくとよいです。) 
 失敗したら再実行します。

 
  (私が書き換えたときのファームウェアはVer0326、

   ファームウェアローダーはVer1.74でした。)

微動雲台
微動雲台はケンコートキナーのスカイメモS用微動雲台を使いました。
極軸合わせは微動装置がついている方がやりやすいです。

微動雲台の取り付け位置は、支柱の真上ではなく80mm南側にずらしてあります。

これは軒にぶつからないようにするのと、バランスを取るためで、

  幅50mm、厚み10mm、長さ200mm

のアルミ板に2か所穴をあけ、一つに3/8インチのネジを切ったものです。

 

これでバランスが良くなり、もちろん取り付け部を固定はしますが固定しなくても倒れず自立します。

柱の上に固定するので、緩めた時に転倒したりしないようにしているわけです。
(鉄材は加工しにくいので、DIYではアルミ板やアクリル板を使うことが多いです。)

バランスウェイト
バランスウェイトはビクセンの1kgのものです。
ウェイトの取り付け棒は、M12の長ねじ(100円位)を使っています。長さは285mmあります。

(長いものも売っています)

 

先端のねじ込み部分は長さ30mm位にしています。奥までねじ込むと突き破る危険もあるので、その下に外径15mmのアルミパイプを入れ、それ以上ねじ込めないようにしています。


ネジとパイプの間はビニールテープを巻き、その下はダブルナットでパイプ止めにしています。
パイプ部分の外径が17mm位以上になると赤緯クランプが固定されて動かなくなってしまうので注意が必要です。

 


ビクセンの1kgウェイトは、中心の穴が上部は内径約20mm、下部が約25mmあり、このままでは長ネジに固定できないので、長さ50mmのM12高ナット(角をグラインダーで削って丸め、ウェイトが入るようにしている)を2個ねじ込み、そこにウェイトを固定しています。

そして最下部には落下防止のため、外径22mm位のワッシャと袋ナットで固定しています。
これでウェイトが内径20mmのところで止まります。

 

また、少し長いものも作ってみました。(写真、下の方)

これは55年位前の赤道儀付属のものに手を加えたものですが、ネジのピッチが違うので手間がかかりました。