もったいない病

セミナーなどに参加した時、講師が話している事を必死にメモしている人が、意外と多いです




それに加えて、パソコンでバシバシ叩く音を出してメモを取っている人もいて、けっこう迷惑ですよね。




このメモを取るという行動。




これは、講師が話していることを、全てメモしないと、せっかくお金を払っているのだから、という勿体ない精神が働いている、と言えると思います。




もし、貴方がこれをやっているなら、次からは少し気を付けたほうが良いと思います。




これは、よく聞かれることなのですが、メモを取る事で、記録には残るのですが、記憶には残りにくい、という事です。




セミナーで話されていることは、その講師が今まで経験したこと、調べた事を話しています。




自分よりも、もっと経験がある人が、情報を集積して話している事なので、そのすべてを実践する事は非常に難しい事と言えます。




なので、セミナーで話されている事は、そのうち一つや、せいぜい二つも実践すれば、かなりの効果がある事ばかりです。




なので、もしメモを取るなら、話を聞いていて、これなら実践できる、という部分だけを自分の考えも加えて書く、という方法が良いと思います。




これは、実は、よく本で書かれている方法なのですね。




それでも、多くの人はセミナーで全ての内容をメモる行動を取ってしまうのは、上記で挙げた、「もったいない病」のせいでしょう。




多くのセミナーは、１万円～５万円位だと思います。




そして、そこで話されることの一つか二つを実現できれば、元が取れるどころか、その数倍の効果が期待できることばかりです。




講師の話を聞かないで、メモを取る事ばかりに時間を使っては、自分の考えをそこに反映できませんし、講師が話す大事なことを聞き逃すことだってあり得ます。




なので、セミナーに参加する時には、この点を注意して参加されると良いと思います。




これはセミナーだけではなく、本にも言えることです。




例えば１５００円の本を購入し、それを読んでいたとしましょう。




私もそうですが、普通は全ページを読もうとします。




それが、結果を出す人の多くは、読んでいて、「これだ！」、と思った時点で、その後は読まずに、直ぐに実践するのだそうです。




そこで読むのをやめずに、最後まで読むと、モチベーションが下がり、またやる気が無くなってしまう、のだそうです。




「これだ！」、と思った時がモチベーションが最高の時なので、そこで直ぐに動くと、結果が出やすい、という事ですね。




色々なところで、もったいない病は出てしまうものですが、時々は、上記に挙げた事を思い出して、実践すると良いと思います。




私も、全く出来ていないので、言うだけではなく、実践できるようにして行きたいと思います。