こんな話があります。
チンパンジーを捕まえようと、罠を仕掛けました。
その罠と言うのが本当に単純な罠で、チンパンジーの握りこぶしほどの穴にバナナを置いておくというもの。
チンパンジーは、まんまとその穴のバナナを掴みます。
その掴んだバナナを取ろうとしても、その穴から手が抜けません。
もうお分かりと思いますが、チンパンジーはそのバナナを手放せば穴から手が抜けるので、すぐにでもそこから逃げることが出来ます。
この罠の種は、穴の様に見えますが、違って、このチンパンジーの欲望が罠の種だという事が分かります。
チンパンジーのことを、私たちはバカに出来ません。
自分の欲望を手放せず、ドツボに嵌まっていく行く人が、世の中にどれだけ多い事か。
最近のニュースを観ても、グループで強盗に入った報道がされていますが、あれも、お金に目がくらんだ人間の集団が起こしている事件です。
人間の欲望と言うのは、本当に限が無く、いつも社会はこの人間の欲望により、事件が起きています。
この様な事件だけではなく、世の中も人間の欲でとんでもないことに成っています。
今回のコロナ騒ぎも、世界の富豪たちの飽くなき欲望が起こしたものです。
信じられないかも知れませんが、人間は、何兆円というお金を持っても、それを守るための策を考えます。
また、もっと稼ごうともします。
何兆円持っていても、です。
先程のチンパンジーと全く同じなのです。
一度手にした大金が無くなってしまうのが怖くて、他人を騙し、多くの人間を奴隷化し、その為に国家を乗っ取り、自分たちに都合よいように法律を変えます。
人間の欲望は本当に怖いです。
ただ良い欲望もありますので、この良い欲望を大切にしたいと、私は思います。
日本は、太古の時代からこの「良い欲望」を大切にしてきました。
嘘をつかない、他人に感謝する、恩義・・・
日本にしかない文化は、私たち人間にとって本当に有難い考えです。
この文化を、私たちは大切にし、この文化を丁寧に守ることが現代社会に生きる、私たちに大切な仕事だと思います。