コロナ禍の影響で、倒産件数が増加しているというニュースが出ていますね。
日本でも、今月までに100件以上の中小を中心とする倒産や破産という情報が入っています。
アメリカでもその影響は多大で、倒産や破産のニュースが相次いでいます。
中でもあの有名なゴールドジムに破産申し立てのニュースに驚きました。
ジム経営と言うのは、典型的なサブスクリプションと言われいて、会費制で安定していると言われている経営形態です
それでも、コロナによる自粛要請(アメリカでは要請では強制ですが)により、会費が無駄だという事で会員が次々と退会したという事ですね。
以前のリーマンショックの時には無かったという動きだそうですが、私が思うにこれが金融からではなく、実体経済からの恐慌による影響ではないかと思います。
実体経済と言うより、疫病が原因での恐慌というのが、ここまでの状況を作り出しているのでしょう。
今の経済と言うのは、多くのお客さんを呼び売り上げを上げるという手法が多いです。
それが、このコロナの影響で多くの人が集まるというビジネスが成り立たなくなっている、という事です。
他人との接触がダメと言うのは、これほどまでに経済に影響を与えるのかと驚くばかりですが、経済と言うのはお金だけでなく、人が動いてこその経済なんだな、と改めて実感したところです。
それにしても、あのゴールドジムですよ。
2月からほんの2~3か月で破産に追い込まれるという事は、手元に余裕資金があまり無かったという事だと思いますし、サブスクリプションと言っても、経営の仕方によってはキャッシュが余り貯まらないという事なのでしょうか。
余りにも経営が疎かだと思うのですが、まあ、致し方ないことです。
ここ数か月の日本における100件以上の倒産も、飲食や観光業が中心と聞きますが、やはり数か月分のキャッシュが無いから、という事です。
数か月間、売り上げがゼロというのは大変規模しい環境ではありますが、経済と言うのは何が起こるか分からないというのが、実際でもあります。
リスクを取るから儲けがある訳で、そのリスクがない社会と言うのが、社会主義や共産主義と言われている事ですね。
資本主義と社会・共産主義を選択する事自体、どうかと思いますが、今行われている給付金や助成金というのは、共産圏でいう配給と似ていますし、ベイシックインカムにも似ている考え方だと思います。
私は、ベイシックインカム形式の社会構造はあまり賛成できません。
それは何故かと言うと、人は働く事に生きがいを感じる生き物であると思うからです。
ベイシックインカム形式で一定の給付が常になされると、仕事の質が低下するというのは、昔から言われている事です。
これは私もそう思いますし、仕事をする楽しみとか生きがいとか遣り甲斐みたいなものが、ベイシックインカムにより無くなってしまうのではないか、とも思います。
貴方はこの件についてどう思われますか。
AIがこれからの世界で席巻してくることを考えると、今からじっくりとしかも真剣に考えないといけない課題だと思います。
人生と生きがいと、仕事、それに収入。
この在り方というものを、私たちは考えて行かないといけない時代になったのかもしれません。