「この人引き出しが多いよね」という話を聞いたことがあると思います。
引き出しと言うのは、別の言葉で言うと「選択肢」とも言えると思います。
多くの選択肢を持っている人は、これがダメならこれ、こっちがダメならこっち、と方法・手段を変える事が出来ます。
方法や手段を多く持っているとどうなるか、というとそれが余裕に繋がります。
会社の経営でもそうですが、この余裕があるのと無いのとでは、社長の判断に大きな差が出てくると思います
この余裕や選択肢ですが、これはもう経験を積むしかないのだと思います。
他には、その選択肢や方法を受け継いだり、何処かで習って習得するという事もあると思いますが、やはり実際に経験して身に付けたものには勝てないと、私個人的には思うのですね。
やはりもう51歳ともなると、考えが古いのかも知れませんが(笑)
悪い手本が正に私なのですが、父が亡くなり会社を継いだ時はバブル景気でお金には余裕があるので、そういう意味では選択肢は幾らかあったと言えます。
ただ、如何せん経験が無い。
案の定、景気が悪くなると会社は下降線を辿ります。
それで、サービサーや倒産寸前という経験をするわけです
でも、私も知ってますが、私のようにはならずに、上手に会社を経営し、大きくしている方がいるのも確かです。
私が思うに、経験という時間を超える事が出来るほどに、心がしっかりしているのでしょう
小さい頃から、帝王学を叩きこまれ、経営者としての心構えが出来ているのでしょう。
自分の引き出しを増やすというテーマで話を始めましたが、やはり余裕や選択肢というには、出来るだけ多くあった方が良いと私は思います。
それを増やすと同時に、心の方も整えて行かないと、増やす意味が無くなってしまうという事なのでしょうね。
やっぱり人生と言うのは難しいものですね。