基礎データ --- 新PEAより遥かに静的特性が優れている! | Driving On the Earth - Part2

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今まで続けてきたDriving On the Earth の更新ができなくなり、Part2にて、再スタートです。
2台の車と3台のバイク、そしてレンタカーで将来の地球環境を考えながら地球を旅していこうと思う技術者です。 

 初めに、今のGA-01を上回る性能を持つガソリン用清浄剤は無いと思っている事、同時に高濃度で使う事によるメリットと、LSPI抑制で、誰でもが安心して使える事を考えれば、もうこれで十分だと判断している。ところが、原料がタイトで、増産ができなくなって、将来は他の産業=医療・化粧品にとられ、価格が高騰してしまうのが見えてきた。それを打開する為に、現在色々なプログラムを組んでいる。

 

さて、

 連休に入り、新しい清浄剤に組み合わせる為に試作した化学物質の特性があまりにも良いので、びっくりしている。本来なら、組み合わせて静的物性を評価するのだが、なんと清浄剤では無く、これ自体がより高い清浄性と言うか溶解性を示すことが判明。ちょっと計画が狂ってしまった。

 

 と言う事で、処方したものを実機で評価する前に、このベースとなるものを評価する価値がありそうで、とりあえず、PCX150に現在評価中の安い原料を使ったPEAの性能をアップさせようとしていたものは、もう中断し、この全く新しい化学物質だけで、どうなるか見てみようと思う。とりあえずは、完璧にCCDが落とせているかを覗いて、もしこの処方で十分だと思っても、再度CCDを作り出し、すぐに評価したいと思う。

 

 CCD除去は、もしかしたら、清浄剤は必須ではないのかもしれないと言う、実に驚異的?禁断的な発想もあり得るのかもしない。清浄剤は、燃料系統やインジェクター噴口とその周辺+燃焼室内部、吸気やバルブの汚れを除去するものだ!高分子のアミンやコハク酸イミド他極性があって、油溶性のアルキル気を持つものである。今回のものは全く異なるもの!更にアミン系のものを組み合わせたらPEAの特性を大幅に上回る可能性も出てきた。

 

 とはいえ、現行のGA-01の分子構造を少し変えたものが作れると、性能は確実に安定しており、実績的にもより安心して使えると言う点もある。こちらは、GW明けから動くことになる。ただし、化学物質の登録には、数千万かかる事になり、負担が大きい。

 

 この年になっても、まだまだ研究すべき事があるのだと言うのが判ってきて、世の中一生技術の完成形なんかないと言う事が良く判る。将来的には、合成燃料に組み込む全く新しい燃焼技術にも通じる点がある。人生研究開発に携わってきて実に幸せでもある。ただ一つの後悔は、人生短すぎる。若い時にもっと勉強をすればよかったのに・・・。

 

 それに、ビジネスを広めないと更なる研究には金がかかる!普段の、売上アップも手が抜けない!

 

 新たな技術は本来の目的から枝分かれしてできる事もあるのが良く判る。上手くいったら、大きな技術革新となる。製造エネルギーも、かなり低くなる。

 

 実機に悪影響がでる可能性はほぼゼロ!だと言うのも、分子構造からも明らかなのが、実に気が楽である。早くテストに入るためにもまずはPCX150、MajestySを走らせよう!