自然食品と言うか発行食品と言うか、少なくとも機能性を謳うものであれば、品質管理は余程神経を使わなければいけないように思う。
特に単に醗酵したものでは無く、それを加工したもの。特に熱を加えたりすると何が反応・生成するか判らないのではないか?
せめて、ロット毎のNMR他、色々な分析機器で、何らかの未知のものが合成されて居たりしないか位調べているものでは無いかという気がしてならない。
特に、この機能性食品などは、効能を謳えるが、そのデータは、製造会社自体である。だから、多くは、そんな効果は、殆ど無いと言えるものが殆どだし、実際の健康管理であれば、本来薬に頼るべきだと思うが、国の規制緩和で一気に市場が広まった。逆に、トクホの場合には、その品質管理が非常に厳格で、少しでもそのバランスが変わると認可が取り消させる程である。特に、発酵食品でトクホを取るのは、品質管理が大変だと聞く。今回の問題は、品質管理を製造側に任せ、荷にもしてこなかったのが、この悲劇を生んだともいえる。品質管理は、荷のよりも問題だという事である。これを放置したままで良いのか?死者が出ているのに!
さて、現在あるロットだけで、健康被害が出ている紅麹を使ったものは、未知の物質が含まれていたとばかり言うのだが、一体どんなものなのか、一切開示してこない。また、公表が遅れたのも、何らかの思惑があったように思えてならない。特にシトリニンは、検出されていなかったから、自社製品が原因ではないと勝手に思っていたのか?或いは、何らかの不純物混入に気が付いていたが、それ自体は問題ないと勝手に思っていたのではないかと、疑ってしまう程である。
少なくとも、口に入れるようなもので、通常接種する以上の濃度を取るようなものは、何が起こるかわからない。早期に原因究明を行い、健康被害を受けた人だけでなく、接種した人全員が安心できる対応を取ってほしいものである。