食糧廃油 --- SAFに使えば他に影響 | Driving On the Earth - Part2

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今まで続けてきたDriving On the Earth の更新ができなくなり、Part2にて、再スタートです。
2台の車と3台のバイク、そしてレンタカーで将来の地球環境を考えながら地球を旅していこうと思う技術者です。 

 どうも日本人は、見方が偏っているケースが目立つ。

 

 現在国内での製造が予定されているSAFもしかり。食料油の廃油からジェット燃料ができると喜んでいるようだが、既に多くの利用がなされており、業務用の多くは、飼料だったり、重油の代わりだったり、それなりに需要がある。だが、海外から、この廃油をSAFに使う為、買取価格が上昇し、豚の餌など不足し始めたと言うところもある。

 

 本来なら、一般家庭他からの回収方法をシステム化する等し、ゴミとして燃えるゴミにされないようにすることが重要で、それを並行して作り出さなければ意味が無い。

 

 それこそ、自治体ごとが手をつなぎ、地域ごとに効率よく仕分けすべきだろう。そこまでしないと、輸送にエネルギーを多く使っては意味が無い。SAFは、高く売れるから食用廃油を高く買っても利益が出ると言う発想では無く、如何に効率よく集め、他の産業との共存も考える必要がある。

 

 まさにこれこそが行政が行うべき事。自由勝手が民主国家ではないという事を考えて欲しいものだ。

 

 EVが未来形とばかり言われるが、実際は、電力供給量にも限りがあり、より自然エネルギーの量を増やさない限り、意味が無い。特に軽~1.5LLクラスのEVは、廃車までの走行距離が伸びないと、かえってCO2排出量は多くなる。まして、年間5千㎞も走らないケースはEVの意味が無い。逆にEVは、長距離走行には向かない分、かえって環境には優しくないケースが多い。

 

 なんで日本は、全体を見ないのだろうか?物事を見る時には、宇宙人が地球に来て、沖縄・ハワイ等は楽園、砂漠に降りれば、住むのは難しい。全方向から見て初めてその価値が見えて来るのに!物事他全て、色々な角度方向から見ないと全体像はつかめないものだ。

 

 まあ、闇献金やら裏金他、政治に携わるようなレベルの人間ではない組織が、エネルギー政策等決められてたまるかと思わないとしたら、もう問題以前でる。