現在幾つかの新化合物を処方に使い始めての第1弾は、Leak off connectorからの漏れで、中断してしまったが、その後更に走行する中、元気に加速する時は加速させていたら、またもや軽油が漏れて、モクモクと白煙を上げてしまった。幸い千葉の作業所に行く途中、高速から降りたところで判った為、千葉の作業の合間を見て確認すると、Leak off connectorを嵌めてからクリップを嵌めたのだが、やはり、クリップを嵌めた後にLeak off connectorを押し込んで、ストッパーが働くようにしなければいけなかったようだ。つまり、抜け出して漏れたようである。結局1リッター程度は無駄になったとしても、現在エンジンは、クランクが半回転もするかで、ボンとスタートする昔の感覚を取り戻しつつある。
同時に、この成分を使っての処方により、以前は、燃費計からすると、1100㎞ぐらい(走行距離と残り走行可能距離の合算)が標準的なもので、これを100㎞上回れば上々で、この程度だと給油してみないとはっきりとしたことは言えない。
だが、
表示燃費は、20.0Km/Lだが、走行距離は現在880㎞、そして平均速度は35㎞/Lである。この時すでに、トータル30分ぐらいアイドリングと回転を上げての漏れの確認が行われている。
そして、
残りの走行可能距離は、480㎞である。
即ち、880+480=1360㎞であり、かなり好成績である。同時に、毎回片道60㎞の高速中心の遡行では、渋滞にはまり、10㎞のノロノロ運転を含んでいる。
が平均的なモノ。平均時速が1㎞違うと燃費はかなり違う。
これと似た成分で、以前
岡崎と東京の往復で叩き出した経験(これは途中経過)があり、明らかに、何らかの効果を発揮しているのは間違いないと判断している。
今後は、同じ系統の分子構造のものを評価して行くわけだが、PEAと同じで、理論上は無限の組み合わせが考えられる。
本来Peugeot307HDi136のDW10以外のエンジンでも確認したいところであるが、また知的保護が出来ていない。これ自体が、TLの宝玉である。
最終この技術、ある企業に譲り渡す事も検討しながら開発する事になる。本来、開発スタッフと評価スタッフ、そしてエンジンベッドを自由に使いながら開発すれば、5年もあれば完結できると思うが、一人で何もかもすると言うのは実に赤ん坊のハイハイみたいなもの。それでも、ここまで来れた事には、ある意味ラッキーでもあるし、地道な研究から得られたものだと思う。
取り合えず、この技術は自己着火ガソリンエンジンのSkyactiv-Xでも同じような効果が得られそうなので、ガソリンエンジンへの悪影響が無いかを含め、PCX150での結果待ちである。それがある程度確認できると、内燃機関は、もっと進化させられる可能性が出てくると勝手に夢を抱いている。
夢は追い続けないといけない。だが、人の寿命は限られている。だからこそ、面白いのだ!無限に研究できたら、新たな発想などなかなか出てこないものだと思う。それを人は引き継ぐ事が出来る。ただ、生憎、この分野に未来を掛ける人は今のところは居ないのだけが残念である。
先日ハムストリングを痛めたのが、だいぶ良くなったから、少し軽くジョギングをしようと思う。健康無しには評価ができない。努力である!