ディーゼル発電機用新燃料 --- 灯油ベースでも軽油より高効率に | Driving On the Earth - Part2

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今まで続けてきたDriving On the Earth の更新ができなくなり、Part2にて、再スタートです。
2台の車と3台のバイク、そしてレンタカーで将来の地球環境を考えながら地球を旅していこうと思う技術者です。 

 少ないながらもディーゼル発電機が使われている。燃料は当然軽油である。だが、軽油には軽油取引税がかかるが、本来ならこの税を支払う必要はない。理由は、この税金は、本来公路上を走行する車両に使われる燃料に課税される。

 

 ところが、これを発電機に使用しても税の還付は結構手間がかかる。つまり、管理がハッキリしない現場での使用だとほぼ難し。だが、世の中に存在する灯油に添加剤を加え使えると言うものは、例え、日本の全ての製油所で使われている潤滑性向上剤を灯油に加えても、軽油と同等の性能は得られない。理由は、燃料開発者なら常識だからあえて触れない?ただ、こればかしは、どう頑張ったって、添加剤ではどうにもならない?のが常識だった!しかし、今から6年も前に販売した建機用燃料用添加剤ZD-05においては、軽油とほぼ同等の出力特性だけでなく、NOxを低減(このデータは、販売中止後に独自に堀場のNOx計で測定)、PMの排出量低減を生み出す。つまり、添加剤技術でエンジンの特性を変えられうる技術の第1弾である。

 

 それを更に進化させて建機用添加剤技術は、幾つかの理由から、販売を行わずに来ている。一つには、仁義を通す?こと。もう一つは、原料の入手がコロナでできなくなり、更には、この原料の使用目的が一般工業品では無く、より価格体の高い化成品に使われ始め、入手が出来なくなったこと等々。

 

 現在より入手のしやすい原料を用いて、同等の性能を得る為に、更に研究を重ね、より優れた性能を作り出し、更にはZD-ST  Pro.の技術を加え、今では従来以上の性能が出せるところまで来た。

 

 それをまずは、何時から何処向けに販売を開始するか?取り扱いの点を考えると、軽油から新燃料に切り替える手順を考えると

発電機やフォークリフト辺りが一番望ましい。大型建機は、ある事が悪さする。それを改善した時点となると、切り替えの準備に時間がかかる。それを理解してもらうのも、手間が居る。

と言う訳で、まずは現場の発電機用燃料の為の添加剤を準備して行こうと思う。