こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。
今日は、お風呂場での事故に注意
というお話です。
4月だというのに寒い日が続いています。
こんな日には温かいお風呂で
のんびりと暖まりたいですよね。
まあ、育児中のママには
難しいことです。
旦那が早く帰ってきた日には
旦那に子供を預けて
ゆっくりと身体を休めて欲しいですね。
お風呂はリラックスできる場所ですが
危険が潜んでいる場所でもあります。
厚労省の発表によると、
風呂場での推定死亡者数は
なんと年間約1万9000人です。
全国の交通事故の死亡者数が
2839人(2020年警視庁発表)なので、
およそ6倍なんですね。
それに対してコロナ関連死亡者は
9546人ですので、およそ2倍です。
お風呂はそれほど危険が
潜んでいる場所なのです。
風呂場の事故といえばヒートショック
が頭に浮かびますが、
それだけではありません。
熱中症で意識を失うことによる溺死や、
比較的若い人に多いのは転倒事故です。
- 子供の友達のお父さんが、湯船に浸かったまま亡くなった。まだ30代だった。
- 中学生のころ、熱い風呂に入っていて上がったらふっと気が遠くなって倒れた。
- 中学生の頃…毎日部活に明け暮れて、浴槽の中でウトウト寝てしまい気が付いた時は夜中の2時。
- 20代後半の頃、温泉へ行った際、湯船に必要以上入ってしまったのか、あきらかに異変を感じ脱衣室へ行きました、それでも動悸はおさまらずヤバイ死ぬかも、てなりました。脂汗がでてくちびるがガタガタなり、動悸は考えられないくらい激しかったです。
入浴関連の事故は誰にでも
起こり得ることなんです。
もちろん赤ちゃんにも同じ事が言えます。
自治体が作成する
「人口動態調査死亡票」によると
浴槽での事故は1歳児が54件と
突出して多く、歩き始めの時期に
危険が高まっています。
東京消防庁によると
浴槽で溺れて救急搬送された
子供の10人に1人は重症以上です!
- 父親が居眠りして…父親が子どもと入浴していたが、いつもより長く入浴していたので、母親が見に行くと父親が浴槽で居眠りしていて、一緒に入っていた子どもがおぼれていた。(9か月女児・重篤)
- 母親が目を離して…母親が子ども2人と共に入浴していて、下の子どもを先にお風呂からあがらせ、5分後に浴室に戻ってくると、上の子が浴槽でおぼれていた。(4歳男児・重症)
子どもは10cmの深さの水でもおぼれることがあります。
お風呂での事故防止のポイント
- 子どもをお風呂に入れている時、水遊びをさせている時は、決して目を離さない。
- 親がシャンプーをしている間に、子どもがおぼれる事故等も発生しています。子どもをお風呂に入れる時は、わずかな時間でも決して目を離さないでください。
- 浴室には、子どもだけで入れないようにしておく。
お風呂に水を張っている家庭では、
子供がお風呂に近づけないような
環境づくりをしましょう。
蓋をしていても、のぞいたり、
蓋の上に乗るなどして、
落ちてしまう事があります。
そして、子供が溺れるときには
暴れることなく静かに沈んでいくのです。
酔っ払ったパパに子供のお風呂を
頼むのは止めて下さい。
ママも疲れたときには長湯はしない
ようにご注意下さいね。
実は僕も経験があります。
といっても自分ではなく
顧問契約を結んでいたママです。
メールのやりとりが途絶えたので
おかしいなと思っていたのですが、
しばらくしてご主人から
メールが届きました。
てんかんの持病を持っていた奥様が
入浴中に発作を起こしてしまい
気がついたら溺死していた
ということでした。
その知らせを聞いて
僕は涙をこらえることが
出来ませんでした。
まだ幼い子供を残して
旅立ってしまった無念は
計り知れません。
どうか、このブログを読んでいる皆さんも
お風呂場での危険を知って
十分に注意して下さいね。
今日も最後まで読んで頂いて
本当にありがとうございます。
日本母親支援協会はあなたの育児を応援します。不安や悩みがあるのならばなんでもお聞きください。