こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。
今日は、知能指数と発達指数の
お話です。
あなたは、IQというのは、
知能指数であるということは、
ご存知ですね。
では、DQというのは、
ご存知でしょうか?
IQは知能指数のことです。
算出式は「知能年齢 ÷ 生活年齢 × 100」
それに対して、
DQは発達指数のことです。
算出式は「発達年齢÷生活年齢×100」。
IQはIntelligence Quotientの略
知能の比率という意味です。
DQはDevelopmental Quotientの略
発達の比率という意味です。
DQとは、日常生活や対人関係など
における子供の発達の規準を
数値として表したものです。
発達年齢と実際の年齢が同じ場合、
DQの値は100と計算できます。
そのため平均は100前後とされています。
DQが子供の発達の基準を
数値化したものであるのに対し、
IQは知的能力(認知機能)の基準を
数値化したものです。
IQは、実際の年齢(生活年齢)と比べて
どの程度の知能年齢があるかを調べます。
子供の発達は知能面だけではありません。
それぞれのお子様には、
それぞれ得意・不得意
というものが出てきます。
そこで、認知面や社会面、運動面など
様々な観点から子供の発達の度合いを
調べる検査が出てきました。
これが「発達検査」と呼ばれます。
発達検査では、それぞれの分野で
どの程度の発達があるかを
見ることができます。
厳密に言うとDQ=IQではありませんが、
よく似たものだと考えていいと思います。
さて、前置きが長くなりましたが、
DQ150が出ました。
『ううん、あるいてちがった。
おかあさんとじてんしゃできたのー』
その時お嬢さんは、2歳4か月でした。
言葉だけをとってみても2歳児では、
- 名前・年齢・簡単な質問に答える。
- 名前を呼ばれて返事ができる。
- 相手の目を見て話す事、聞く事ができる。
- 日常の挨拶(おはよう、こんにちは、ありがとう、おやすみなさい‥)
だいたい、この位話せて十分な段階です。
あらかじめ決められていることには
答えることが出来ますが、
相手の求めている答えを話すことは
まだまだ出来ない時期です。
一般的には
2才6ヶ月ごろになって初めて
「パパ、会社に行った」など
名詞と動詞を組み合わせ、
3~4語で文章を構成して
話すようになります。
その「平均」と比較すると、
こちらのお嬢さんは、
ペラペラと状況を話しています。
また、記憶力も素晴らしいです。
2歳児の記憶力としては、
- 絵本や紙芝居に興味を持ち、集中して見る。
- 「りんご」と発音した言葉を記憶して同じように真似できる。
- 両手を広げ、片方に飴などを載せ、両方の手を閉じて、どちらに入っていたかを当てる。
だいたいこのレベルです。
また、子供の記憶の特徴は、
強い感情を伴う出来事や事件、
経験がよく記憶されるのです。
それに対して、こちらのお嬢さんは、
冷静に状況を説明しています。
しかも、検査のために来てくれた
初めて会う先生に対して、
冷静に過去の状況を説明しています。
この検査結果の項目を見てみると、
食事以外は、全て3歳児を上回っています。
その中でも、「対成人社会性」
という項目では、なんと5歳0か月
という評価が出ています。
だからこそ、検査員の先生は、
こんな質問をしたのでしょう。
それに対して、お嬢さんは
見事に期待に応える返事をしています。
DQ150は、天才です。
北海道にお住いのこちらのママは、
去年の12月から柴田メソッドを
実践して頂いています。
今月で、ちょうど丸一年です。
すでに、「出産」本を除く、
全てのテキストを購入し
顧問契約を結び、
実践して頂いています。
素晴らしい成果が出ていますね。
では、何故、知能指数ではなく
発達指数の検査を
受けられたのでしょうか?
それは、顧問契約当初のご相談は
ごくごく一般的なご相談だったのです。
しかし、お嬢さんの行動が
どうも“普通”ではないと感じていました。
確かに記憶力などの面だけ見れば
素晴らしい能力を見せてくれていました。
問題は行動面です。
ある時、次のようなご相談を頂きました。
お友達の顔を蹴飛ばす・・・
流石に考えられない行動です。
それまでの疑問と併せて
もしかしたらと思い
その辺りに焦点を置いて
いろいろとお聞きした上で
次のようなお返事を送りました。
“発達障害”という言葉は
使いたくはなかったのです。
当然、ショックを受けます。
しかし、他に言い方がない上に
回りくどく言っても
問題解決が遅くなるだけ
との思いから、なるべく
ショックを和らげるような
文言で送りました。
しかし、やはりショックでしたよね。
すると育児に関心のなかったご主人から
抗議のメールが届きました。
長くなりましたので続きは次回に
今日も最後まで読んで頂いて
本当にありがとうございます。
日本母親支援協会はあなたの育児を応援します。不安や悩みがあるのならばなんでもお聞きください。