DVが子供に与える影響とその対策 | 好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

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妻に暴力を振るう男

 

こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。今日は、DVが子供に与える影響とその対策についてお話します。

 

 

DVとは、Domestic violenceの頭文字を取ったもので、配偶者暴力です。配偶者暴力相談支援センターに寄せられた相談件数は2004年年度に約1万4000件だったのが2018年度には11万4481件と10万件も増えています。

 

 

内閣府の男女間における暴力に関する調査報告書(平成30年3月)によると、3人に1人の女性が、配偶者からDVを受けた経験があり、7人に1人の女性が、継続的にDVを受けており、20人に1人の女性が、命に危険を感じるほどのDVを受けたことがある、とのことです。

 

 

柴田の住んでいるマンションは、52世帯です。このマンションでも、もしかしたら7人ほどの女性が継続的に、そして、2人が命の危険を感じるほどのDVを受けている可能性があるということです。

 

 

女性から男性へのDVもあります。しかし、9割以上の被害者は女性です。

 

 

そして、子供のいる家庭の場合、当然、暴力の影響は、子供にも大きなキズを残してしまいます。それは身体的な傷だけでなく心と脳の傷となって将来に大きな悪影響を与えているのです。

 

 

DV家庭で成育した子供は、PTSD、うつ病、不安障害、攻撃的行動、自殺企図・念 慮、摂食・睡眠障害、認知・行動発達の遅れなど、精神や行動面に深刻な影響が現れています。

 

 

幼い子供は、両親の不仲の原因は自分にあると考えてしまいます。そして、何も出来ない自分を責めてしまうようになるのです。

 

 

■なぜ男は暴力を振るうのか

 

DVの原因は、自分がDV被害者だったということも一つの原因です。自分の父親がDV男だった場合、問題解決には暴力ということが刷り込まれてしまいます。本来ならば、暴力が悲しいことだと言うことを学んでいるのですが、気がついたら自分も暴力で問題解決してしまっているのです。

 

 

また、母親から過保護に育てられたり、逆に愛情不足に育てられたりしたことも原因の一つです。どのように自分の気持ちを表して良いのかがわからない、相手の気持を思いやる共感能力も育っていないということも原因の一つです。

 

 

そんなDV男と結婚しないためには、付き合っている時に観察することです。

 

 

DV男は、付き合っているときには優しく振る舞いますが、気が弱い男が多いのです。しかし、ちょっとしたことで感情を高ぶらせる事が多いのも特徴の一つです。

 

 

また、自分の意見が正しいという間違った確信を持っていることもあります。人の意見を冷静に聞く事ができないというのも特徴の一つです。

 

 

彼の実家に行ってみるのもいい方法です。実家では「素」に近い姿を見せるでしょう。母親や父親を見ることである程度育児環境を推測することが出来るのではないのでしょうか?

 

 

一言で言うならば、男を見る眼を養うことです。まだうら若き年頃なら、男を見る目は出来ていません。そんなときには、やはり親に相談し、親に彼を見てもらうことです。

 

 

DV男は外面が良いので、なかなか見破ることは出来ませんが、そこは信頼できる親の目を頼ってみることですね。

 

 

■暴力男からは即逃げること

 

 

そして、すでに結婚してしまっている場合ですが、DV男は反省しませんので、逃げることです。

 

 

政府も2020年度からDV被害者の避難先となる民間シェルターへの財政支援を拡充すると発表しました。

 

 

継続的に暴力を振るわれているのなら、一日でも早く行政の窓口に相談することです。危険を感じたら、すぐに警察や配偶者暴力支援センターに相談しましょう。

 

 

その時には、ただ「どうすればいいのでしょうか?」という相談では夫婦喧嘩かどうか判断できませんので、「このままでは殺されます。逃げたいです」と危機感を強く打ち出すことです。

 

 

長い期間DVの環境に置かれると、被害者である母親本人の心にも大きな悪影響が残ります。

 

 

せっかくDV男から逃げられ母子生活が始まった時に、母親が子供に暴力振るうということもあります。何度も夫から暴力を振るわれていたので頭の中に暴力で解決するということが刷り込まれているのです。

 

 

事実、一年前に、こんな事件がありました。

 

 

 

2019年1月16日夜、小学校低学年の長男(10歳未満)の顔や首を平手で殴るなどしたとして、北海道札幌市厚別区の会社員の女(30)が17日、暴行の疑いで逮捕されました。

 

 

調べに対し女は「殴ったことは間違いありません」と容疑を認めています。女はドメスティックバイオレンス(DV)の被害者。一人っ子の長男を連れ、夫から逃れ、ひとりで育てていました。

 

 

 

もし、夫から一度でも暴力を振るわれたなら、すぐに「もう一度暴力を奮ったら、即離婚します」と宣言しましょう。

 

 

そして、しばらく夫の頭が冷えるまで実家に帰りましょう。感情的になって、つい手を上げてしまったという場合なら、夫婦関係の修復も可能です。

 

 

しかし、二回目の暴力があれば、即離婚することをお勧めします。DV男は、最初は優しいのです。そして、一度暴力を奮って妻を支配することができれば、次第に暴力の回数が増えてくるのです。いじめと同じ構造です。

 

 

我慢すればするほど、つけあがります。二度目の暴力があれば即離婚することをお勧めします。その離婚を成立させるために日記を書いておくことです。いつどこでどんな時に暴力を振るわれたかという証拠を残すためです。

 

 

そして、その日記を持って警察に駆け込みましょう。警察が記録してくれると証拠が増えます。

 

 

妻に暴力を振るうような最低の男には、見切りをつけるのが一番です。DVに気づいていない人もいます。当協会のコンサルの中で指摘されて初めて「自分はDV被害者なんだ」と気づいたママもいます。

 

 

また、長年DV男からの暴力で悩んでいたママの脱出を助けたことがあります。もし、あなたがDVで悩んでいるのなら、ご相談下さい。お力になります。

 

 

育児の悩みを解消する顧問契約はあなたのために作りました。

 

 

日本母親支援協会はあなたの育児を応援します。お聞きになりたいことがありましたら、こちらでご質問くださいね。