子育てにおける父親の役目 | 好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

赤ちゃんは「好奇心」のかたまりです。その「好奇心」を満足させることが育児のコツ。あなたの育児が楽しくなります

ミルクを飲ませるパパ

 

こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。今日は父親の役目というお話です。

 

 

ITだとか働き方改革とか言う前に、男の意識改革が必要ではないでしょうか?

 

 

働くということは、家族を持っている男性にとってお金を稼ぐのが主流だったのは昭和の話です。

 

 

「家族を養う」ということは、昭和の時代なら通用しました。何故かと言うとそれだけの給料を稼いできたからです。

 

 

今の時代は、夫一人の給料では将来設計が出来ない時代です。サラリーマンの中には、30歳で年収2000万円という方もいらっしゃいます。しかし、それはサラリーマン全体でわずか0.4% 1000万以上では3.7%です。

 

 

36歳の男性サラリーマンの平均年収は東京都で581万円となっていますが、これはあくまでも平均です。その平均の計算の中には前述の年収2000万円の人も入っていますので、一気に引き上げます。

 

 

実際に貰っている中央値で計算すると大多数の男性サラリーマンの年収中央値は420~450万円程度。

 

 

年収420万円・ボーナス年間80万円と仮定した場合、月収は約28万円。社会保険や税金を引いた手取りは、22~23万円ほどです。

 

 

総務省統計局が2019年8月に公表した「家計調査報告」によると、東京23区内の2LDKのお部屋(家賃10万2千円)に住んでいる3人家族の毎月の生活費は平均約27万円でした。

 

 

毎月5万円の赤字をボーナスで埋めると年間で20万円しか残りません。車を持つと一気に足りなくなってしまいます。

 

 

これでは、将来設計が見えなくなってしまいます。そこで妻にも働いてもらうということになります。

 

 

妻に働いてもらうためには、家事・育児も旦那が分担することが当たり前です。

 

 

でも、これが出来ていない旦那が多いようです。上司に気兼ねして残業をしている。あるいは、残業手当をもらうためにダラダラ仕事をしているという方もいるのではないでしょうか?

 

 

残業手当がなければ生活できないのであれば、転職を考えたほうがいいですね。家族の幸せがあればこそ、仕事にも集中でき、大きな成果を上げることも出来るのです。

 

 

■父親の役割

 

 

そこで、今日は、父親の役割というお話をします。

 

 

赤ちゃんを出産する時には、産科医や看護師さん助産婦さんなど、出産を助ける人は大勢います。

 

 

この場面では、夫は、何もお手伝い出来ませんね。立ち会いしていても、ただ感動の涙を流しているだけの夫もいるようです(^ ^; )

 

 

でも、奥さんの背中や腰をさすってあげることは出来ます。また、その瞬間には、手を握って「頑張れ!もう少しだ!」と励ますことも出来ます。

 

 

そして、無事生まれた後、赤ちゃんと奥さんの顔を見て

 

 

「ありがとう。生んでくれてありがとう、そして、生まれてきてくれてありがとう」

 

 

と感謝の気持ちを贈ることも出来ます。

 

 

これが出来れば、新米父親としての評価は120点、いや150点ですね。

 

 

生まれてから退院までは、看護師さんや助産師さんが、授乳の方法やおっぱいのケアなど、いろいろなことを教えてくれます。

 

 

この時点では、父親の仕事は皆無です。産院によっては「両親教室」や「父親教室」を開催して沐浴や産後の妻のケアなどを教えてくれるところもあるようです。そんな教室があれば、是非参加して学んで頂きたいです。

 

 

母子は、退院しても、すぐに自宅へは帰らず、しばらくは実家で過ごすことが多いです。

 

 

実家が自宅から離れたところにあると、父親の仕事は、電話を入れるくらいでしょうか?最近だとスマホでテレビ電話ができますね。

 

 

一ヶ月ほど実家で過ごしたあとは、いよいよ自宅へ帰ってきます。これからが、父親としての仕事が待ちかまえているのです。

 

 

自宅に帰ったとき、多くの家庭ではサポート役は父親だけです。核家族化が進んだ今では、それが当たり前の姿ですね。

 


出産直後は、高揚感で痛みも辛さも乗り越えることが出来ます。でも、一ヶ月を過ぎると、ガクッと精神的に落ちる時が来るのです。

 

 

実家では、実の母親が上げ膳据え膳してくれますので、育児に専念することが出来ました。

 

 

自宅に帰ってくると、育児の他に家事や旦那の御世話などもやらなければいけません。

 

 

でも、出産後の母親の身体は、まだまだ元の状態には戻ってはいません。

 

 

赤ちゃんも、まだまだ昼夜の区別がついていないので、夜中も構わずに泣き続けます。

 


精神的にも、肉体的にも厳しくなるその時に、夫である父親の積極的なサポートがないと、母乳育児の場合なら、お乳が出なくなるといった障害が現れます。母親が情緒障害をおこして、母乳分泌のプログラムがうまく作動しなくなるのです。

 

 

また、時には、うつ病的な症状であるマタニティ・ブルーまで起こしてしまう場合があるのです。

 

 

うつ病で苦しむママ

 


ですので、それを避けるためにも、しばらくは、父親の仕事として、母親の精神的なサポートをすることが大事な仕事となってきます。

 

 

夫であり、父親であるあなたは、母親が赤ちゃんに対して行なうのと同じように、妻である母親に対して精神的・身体的に、優しい勇気づけをすることが必要なのです。

 

 

具体的に言えば、常に優しい言葉や労りの言葉を掛ける。

 

 

帰宅時間を早くして、スーパーに寄って食材の買い出し、夫婦の食事の準備やおむつ交換、あるいは赤ちゃんの入浴といった育児の労働をできるだけ手伝うなどです。


 

そういうサポートをしておくと、母親の支えになることも出来ますし、また、赤ちゃんの自我が出てきたころに、父親の存在が赤ちゃんにとって輝く存在として写ってくるのです。

 

 

自我が出てくる頃になると、母親では出来ない役割が出てくるのです。その時こそ父親の出番なのです。2歳頃になると母親よりもダイナミックな遊びをしてくれる父親との関係が深まります。

 

 

3歳になると母子密着からの脱出という役割が出てきます。特に男の子の場合は、ここで父親の存在が大きくなるのです。もし、母子密着から脱出できないまま成長すると、将来引きこもりになる危険性もあるのです。

 

 

乳児期に、母親をサポートすることを通じて、子供との信頼関係を築いておくことで、スムーズに父子関係が築かれていくのです。

 

 

しっかりとした親子関係が築かれていくことで、子供は安心感を持ち、社交的になり、社会に出ていく勇気も育っていくのです。

 

 

成長した子供が、「パパ、おかえり~。待ってたよ」なんて明るく迎えてくれると父親冥利に尽きますよね。

 

パパの帰宅を大歓迎する子供たち

 

 

人間の土台を築く子育て時代。出来るだけ定時に仕事を終わる努力や工夫をして、夕食は家族みんなでワイワイ言いながら楽しみたいですね。

 

 

そういう生活が定着すれば、子供がいじめにあったり、非行に走ったりすることもなくなるでしょう。

 

 

父親の存在は、それほど大きなものなのです。お金を稼ぐだけが父親の役割ではありません。

 

 

■最後に

 

息子を殺害した農水省の元事務次官・熊沢英昭被告(76)は、息子のせいでお嬢さんが自殺に追い込まれ、妻もうつ病を患っていました。

 

 

成人してから息子を立ち直らせようと頑張っていたようですが、すでに手遅れだったのです。

 

 

東大法学部を卒業して農水省に入省。その後はトントン拍子に出世して事務次官に上り詰めました。恐らく家庭は少なくとも乳幼児期妻に丸投げだったのではないでしょうか?

 

 

事務次官として2300万円の給料。退職金8874万円を受け取り、数年後にはチェコ駐在大使になっています。

 

 

お金には困らないほど稼いでいたのです。しかし、子育てを丸投げした影響が思春期に現れ家庭を破壊したのです。

 

 

乳幼児期の子育てがいかに大切なものであるのかが如実に現れているのではないでしょうか?

 

 

日本母親支援協会はあなたの育児を応援します。お聞きになりたいことがありましたら、こちらでご質問くださいね。