こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。絵本は子供の知能だけでなく心も育ててくれる子育ての必須アイテムです。
でも、絵本の読み聞かせの肝心なポイントを知らずにやっているママが多いのではないでしょうか?
今日は、そんなママたちに絵本の読み聞かせで、ついついスルーしてしまっている肝心なポイントをご紹介します。
顧問契約中のママから、こんなご相談を頂きました。
こんばんは。◯◯です。 初めてご相談させていただきます。
テキストを読んで早速絵本を息子に読んであげていますが、あまり集中して聞いてくれません。
絵が大きくて犬やうさぎ、ねこ、果物など息子にもわかりやすい絵本を読んであげてるつもりです。
私『太郎(仮名)ちゃんこれ何かな?犬だね、いーぬ、ワンワン』と私が息子に話しかけると息子も犬をさわります。
しかし、すぐに自分で取り上げ絵本をぽいっと投げ捨て、そのまま階段へ突進し、勢いよく階段をのぼっていっちゃいます。
もちろん、その後は私も息子のあとについていき階段をのぼりますが、一日の遊びが階段のぼりでほとんど終わります(*_*)
私は疲れてくると息子を誘い「絵本読むよ~」といって絵本に誘導しますが、聞いてくれるのは多分一分ぐらいです。いや、一分ないかもです (-_-;)
自分で絵本も開きますが、すぐに「ぽいっ」と投げ捨てます。息子は絵本好きじゃないみたいなんですが、それでも無理やり私の膝に座らせて読む習慣をつけるべきでしょうか?
絵本は大事な遊びですよね? 絵本を好きになってもらえるこつなんてあるのでしょうか?
ちなみに積み木遊びも集中してやりません。積み木を私が積んだものを崩すか、積み木カチカチをして楽しむか、積み木をフローリングに叩きつけるか、しかしません。そしてすぐに階段へいってしまいます。
先日一歳になったばかりですがまだ積み木を積みません。 大丈夫でしょうか? ご回答よろしくお願いいたします。
絵本の読み聞かせや積み木の遊び方というのは、保育士などを目指して学んだ方ならご存知ですが、そうではない多くのママは知らないことです。
子供の相手をするのも初めてという女性も多いですからね。そこで、顧問契約を結んだ多くのママからは、同じようなご相談を頂いています。
今回は、少し詳しく具体的に、読み聞かせのポイントや積み木遊びの具体的な方法などをアドバイスさせて頂きました。
◯◯さん、おはようございます。柴田です。
>初めてご相談させていただきます。
お待ちしていました。さて、ご相談ですね。長文になりました。時間のある時にゆっくりと読んで下さいね。
>そのまま階段へ突進し、勢いよく階段をのぼっていっちゃいます。
これは、実物に触れ合う機会があまりないから好奇心が出てこないのでしょう。例えて言えば、◯◯さんがロシア料理には興味が湧かない。でも、オージー料理には俄然食欲が湧く。こんな感じでしょうか(^^;)
階段に興味があるのは、この時期の赤ちゃんの共通点です。しかも、恐らく世界中の赤ちゃんに共通しています。赤ちゃんは高い所が大好きなんです。視野が違いますからね。
これも◯◯さんの経験でご理解頂けることだと思います。街中を歩くのと見晴らしの良い高原の高台に立ってみる光景。どちらがいいですか?
ウインドウショッピングという目的があるなら街なかを歩くのも楽しいでしょう。でも、廃れた商店街のシャッターを見て歩くよりは高原のほうが楽しいですよね(^^;)
太郎ちゃんの好奇心がどこに向かっているのか?それをよくみて下さい。
階段が好きなので、階段に関する絵本があればいいのですが、探してみましたが、ないようですね。
今は、あまり外に出かけられないという状況のようですので、「自然」には好奇心を示さないのではないでしょうか?であるならば、家の中に太郎ちゃんの世界を作るという方法があります。
大きな段ボールで、お家を造る。そして、それで遊ばせる。それから、お家の書いてある絵本を読んであげる。そうですね…。例えば、三びきの子豚などですね。そうすれば、絵本をみるようになると思います。
参考に、絵本の読み聞かせ方の基本をお話ししますね。
絵本は表表紙(おもてびょうし)から裏表紙までが一連の流れとなっています。そして、最初と最後に表表紙を見せることで絵本の読み聞かせを終わらせます。
読み飛ばしがちなのは「見返し」です。表表紙の次に白紙のページがあります。これを「見返し」と呼びます。絵本の最後にも同じような白紙の「見返し」があります。白紙と言っても色のついている絵本もあります。
この「見返し」にも意味があるのです。その絵本のイメージですね。「いよいよ絵本の世界に入っていきますよ」という意味が含まれているのです。例えて言うならば舞台の緞帳(どんちょう)です。
舞台を見に行くと緞帳が上がるまでは、ドキドキしますよね。それと同じ効果があります。ですので、あっさりと見返しをスルーしないようにして下さい。
舞台が終わると、その緞帳が下ります。その時に会場からは大きな拍手が湧き上がるでしょう。余韻をかみしめるためにも最後の見返しもしっかりと見るようにして下さい。
そして、席を立つ前に、もう一度パンフレットに目をやるのではありませんか?そのパンフレットを見ながら、今見た舞台を頭の中で再演させているのではないでしょうか?
絵本の場合は、そのパンフレットに当たるのが表表紙です。ですので裏表紙で終わるのではなく、もう一度表表紙を見せることが絵本を楽しんでもらうための秘訣となります。
子供は、この表表紙の絵を覚えることで、また読んで欲しいと思った時にその表表紙を探して持ってくるのです。
…中略…
最後に、一番肝心なことをお話します。それは、子供に聞かせようと考えないことです。
先ず、◯◯さんが絵本を楽しむことです。太郎ちゃんが、おもちゃで遊んでいる時に、わざと絵本を読み始めるのです。そして、楽しそうに読み続けるのです。
そうすれば、太郎ちゃんは必ず近寄ってきます。その時に、「この絵本、面白いわよ。太郎ちゃんも字が読めるようになると楽しく読めるのにねぇ」と言ってみて下さい。
>ちなみに積み木遊びも集中してやりません。
これも、赤ちゃんに共通した行動です。親の経験から「積み木はこうやって遊ぶもの」などと親の考えを押し付けずに、子供の目線に降りて一緒になって楽しむことが大切なのです。
子供は積み木を「積むもの」だという固定観念は持ち合わせていません。先ずは、「これはなんだろう?」という研究から始めるのです。子供にとっては、ただの木です。いろいろと触って研究しているうちに「なんだか面白そう」となると「どうやって遊ぼうか」と考え始めるのです。
まずは、◯◯さんが、手にとって「これは、赤よ。」と、色の名前を一つづつ教えたり、2つの積み木をカチカチと打ち合わせてみたりしてみて下さい。そして「あっ、いい音がなる」と言ってみて下さい。
ママが楽しそうにしていると、太郎ちゃんも、つい自分で触って振ってみたくなるでしょう。
今の時期ならば、積み木を積み上げるのではなく、先ずは積み木を並べて遊んで下さい。真っ直ぐ道をつくり、小さい人形を歩かせてみたり、ミニカーや電車を走らせてみるのもいいですね。
その後、積み木を上手につかめるようになってきたら、◯◯さんが積み上げて見せて下さい。
もし、積み上げる途中で崩れてしまったら「あ~ぁ、残念、崩れてしまったわ」「よーーし、今度は上手く積み上げてみるわよ」などと大きな声で遊んで下さい。
◯◯さんとの心のコミュニケーションをとりながら、五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)をフルに使い、指先トレーニングを行なうことができます。
…後略…
少し長くなったので、このブログでは要約させて頂きました。早速お返事を頂きました。
こんばんは。 早速ご回答ありがとうございました。
こんなにも丁寧に回答いただけると思ってなかったのでとても嬉しかったです。
すべて同感です。 なるほど、なるほど、という感じです。 絵本に興味を示さない理由もよくわかりました。
私が犬の本を読んだとこであまり外にでていないうちの息子は実際に犬なんて見たことないですもんね。興味を示すはずがないですね(^.^)もう少し興味を持てそうな本選びます。
解決策や積み木の遊び方まで教えて頂き、とても参考になりました。 早速試してみます。 どうもありがとうございました(^-^)
テキストも送っていただいたということでこれまた到着が楽しみです(^-^)
これでママが自信を持って絵本を読んだり積み木で遊んだりが出来ますね。育児の不安の原因の一つに、やはり育児を学んだことがない不安というのがあります。
- 遊びにどんな意味があるのかわからない。
- こんな遊びで子供は楽しんでいるのだろうか?
- こんな単純な遊びよりも知育的な遊びのほうが効果があるのではないの?
そんな様々な悩みを抱えながらでは、遊びを楽しむことが出来ません。ママが楽しそうに遊ばないと子供も楽しめないのです。そして、すぐに飽きてしまってあちこちとおもちゃを散らかしてしまうという結果になるのです。
積み木などの単純な遊びですが、何十年も引き継がれてきた遊びです。そして、上手に遊んであげれば子供は夢中で遊びに没頭するようになるのです。積み木などの単純な遊びには、それだけ子供の好奇心を刺激する要因がある玩具のひとつなのです。
今の多くの親は「知育玩具」というものに効果があるとメディアに踊らされている面があります。何事も同じですが「土台」があって初めて「応用」が出来るのです。その「土台」を築くのが幼少期なのです。
子供のとって、遊び方の決められているおもちゃよりも自分で工夫できるおもちゃのほうが遥かに面白く熱中でき、しかも脳への刺激も大きくなるのです。
わからないことはすぐに専門家に聞く。それは恥ずかしいことではありません。子供のために知らないことは調べる。調べてもわからないことは専門家に聞く。子育てを楽しむ一番の近道ですね。
子育ての期間は、苦しい時もありますが、あっという間に終わってしまうのも事実です。掛け替えのない素晴らしい育児という時間を楽しんで頂きたいですね。
せっかく天使があなたの所に舞い降りてきてくれたのです。育児で悩むのは、もったいないことです。
日本母親支援協会はあなたの育児を応援します。お聞きになりたいことがありましたら、こちらでご質問くださいね。
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