こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。寒い日が続いています。冬になると温かいお風呂で温まるのが至福の時ですよね。
大人には至福の時でも赤ちゃんにとってはそうではない場合もあります。ママは一人で赤ちゃんをお風呂に入れます。自分の体も適当に洗って、湯船に浸かるのも僅かな時間です。
そして、お風呂から出たら風邪を引かないようにと慌ててパジャマを着せようとしますよね。本当にお疲れ様です。
でも、赤ちゃんのためと思っていることが赤ちゃんにとってはあまり気持ちのいいものではないのです。お風呂から出た後、何故か大泣きしてしまう場合もあります。
親としては、お風呂で身体を綺麗にしてあげるという認識ですが、そこにある心遣いをしてあげると赤ちゃんも喜んでくれます。
今回は実際に赤ちゃんの反応に困っていますというご相談を頂きましたので、実例を上げてその心遣いを具体的にご紹介します。
先日、柴田さんのブログで紹介されていた育児相談を拝見しました。
うちもお風呂の後、大泣きします。私としては、眠たくておっぱいが欲しくての泣きだと思いますが、お風呂のあと、ゆっくりスキンケアをしたりマッサージしたり出来たら、娘気持ちよく眠らせてあげられるのに、と思います。
19時半頃からお風呂に入り、20時頃お乳飲んで寝ます。寝つきは悪くはありません。
また、毎回ではありませんが、オムツ替えの時も結構泣きます。替えるのが嫌というよりは、じっとしてるのが嫌な様子です。
いやいや言って寝返りをうってしまい、戻そうとすると泣いて抵抗して、また戻そうとして泣く、の繰り返しです。
そうなると、つい「ほら、こっち向いて!」と言ってしまい、娘が悪いわけじゃないのに、でもクネクネされるといつもで経ってもオムツつけられないし、で困っています。
こういうときはおもちゃ渡そうが、お腹にブブーッとしようがダメです。これらが共通してるのかどうかはわかりませんが、お風呂後もオムツ交換も、もっと笑顔でさせてあげたく、悩んでいます。よろしくお願いします。
◯◯さん おはようございます 柴田です。
>うちもお風呂の後、大泣きします。
お風呂が好きなんですね。まだまだお風呂で遊びたいのです。ただおもちゃを与えるのではなく、ママが一緒に遊んであげて下さい。一杯お話をしてあげて下さい。
そして、身体を洗う時も、
- 「それじゃあ、身体を洗いますよ」
- 「最初は、おててを洗いましょうか?」
- 「次は、背中を洗いますよ」
- 「準備はいいですか?」
と、次に何をするのかを伝えてから洗ってあげて下さい。
例えば、◯◯さんが病気で入院した時のことを想像して下さい。
- 身体が動かせない
- 長期の入院になった
- 身体を洗いたい
- でも、自分では洗えない
そんなときには、介助者が洗ってくれます。でも、無口で洗ってくれると怖いですよね。
「次は何をされるのだろう?」
こんな状況では、例え身体は綺麗になっても心は洗えません。赤ちゃんも同じです。人格があります。人格を尊重して、ちゃんと扱ってあげて下さい。そうすれば、赤ちゃんも安心出来ます。
お風呂の水遊びは、赤ちゃんにとっては魅力的なんですよ。好奇心を刺激します。一杯遊んで、ママと一杯話して、楽しい時間を過ごせば、満足しますよ。
さて、次の質問の回答です。
>戻そうとすると泣いて抵抗して、また戻そうとして泣く、の繰り返しです。
赤ちゃんって裸ん坊になるのが大好きなんですよ。あのムクムクゴワゴワのおむつって、大人でもイヤですよね。そして、おしっこやうんちで時々ムレムレです。
それが、おむつを外した時の爽快感!「なんて気持ちいいんだ~」と思っているのです。ですので、おむつを外しておしりを綺麗にした後は、しばらく裸ん坊で遊んであげて下さい。
足を曲げたり伸ばしたり…。とにかく、おむつがない状態を、目一杯楽しませてあげて下さい。そうすれば、好奇心が満たされますよ。
早速アドバイスを実行して頂いたようです。その日の夜、すぐにメールが返ってきました。
好奇心満たされていました!目から鱗でした。早くオムツをつけてあげなきゃいけないとばかり思っていました。
メールをいただいてすぐに、お尻丸出しで遊ばせて、少し経ってから娘にオムツをつけてもいいか聞いて、それから付けるようにしたら、あのストレスが嘘のようです。
娘のストレスも無くなったようで、嬉しいです!ありがとうございました!
群馬県にお住まいのこちらのママは、不妊治療一年半の後に授かったお嬢さんが生後5ヶ月の時にテキスト購入と同時に顧問契約を結んで頂きました。
今回ご紹介したご相談は、いくつかのご相談を解決した後の新たなご相談でした。
初めての育児です。しかも一年半もの長い間に授かった赤ちゃんです。大事に大事に育てようという気持ちが一つ一つのメールの中に現れていました。
その気持ちに応えたいと、柴田も頑張っています。ご主人も僕のアドバイスをすぐに取り入れて頂いています。良い子に育ちますよ。
子育ての期間は、苦しい時もありますが、あっという間に終わってしまうのも事実です。掛け替えのない素晴らしい育児という時間を楽しんで頂きたいですね。
せっかく天使があなたの所に舞い降りてきてくれたのです。育児で悩むのは、もったいないことです。
日本母親支援協会はあなたの育児を応援します。お聞きになりたいことがありましたら、こちらでご質問くださいね。
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