子供の喧嘩に親は出るな? | 好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

赤ちゃんは「好奇心」のかたまりです。その「好奇心」を満足させることが育児のコツ。あなたの育児が楽しくなります

子供の喧嘩に親は出るな?

 
 
 
 
昔からよく言われている言葉に「子供のケンカに親は出るな」というのがあります。
 
 
これは小学生以上の子供の喧嘩を対象にしている言葉です。故事ことわざ辞典によると…、
 
 
 
「子供同士の他愛ない喧嘩にそれぞれの親が干渉し、親同士が憎んだり恨んだりすることから転じて、つまらないことに当事者以外がしゃしゃり出て、余計なことをする人の意味」
 
 
 
ということです。
 
 
このブログを読んでいる人は、殆どが就学前のママだと思います。ですので、あまり関係のないことわざでしょう。
 
 
でも、就学前の子供でもケンカは当たり前のようにしますよね。特に2歳前後になると、それまではママと遊んでいた子供もお友達と接触することが多くなってきます。
 
 
そこでママを悩ますのが“ケンカ”です。叩いたり、突き飛ばしたり、ひどい場合は噛んだり。
 
 
 
 
当然、その姿を見たママは子供の“けんか”に親が出ていきます。
 
 
「だめでしょ!」
「どうしてそんなことするの!」
 
英語でいうと
 
「No!」
「Why did you do that? 」
 
 
えっ?どうしてここで英語が出るの?ただの気まぐれです^^;
 
 
その気まぐれと同じことをしているのが子供同士の“けんか”なんですね。
 
 
2歳前後の子供の場合、相手を思いやるという共感能力が未発達です。お互いに周りのものは全て自分のものという感覚を持っています。当然です。今までは家庭という狭い世界の中で全てに優先されて育てられてきたのですからね。
 
 
兄弟がいれば、また別ですが、一人っ子の場合は王子様、王女様として大切に扱われてきたのです。そこに見知らぬ子供が横に座って玩具で遊んでいる。その玩具は見たことのない玩具。
 
 
 
 
「なんだか面白そう」と奪おうとする。奪われそうになったお友達は奪われまいと抵抗する。そこに“ケンカ”が生まれるわけです。
 
 
その“ケンカ”は、新しい体験なのです。その体験を親が奪ってしまうと学ぶ機会を失ってしまうのです。そこで“子供のケンカに親は出るな”ということわざが生きてくるのです。
 
 
子供は、それまでは全て自分が優先されてきたので自分の行為を邪魔するやつが現れたのが衝撃なんです。そこでお互いに突き飛ばしたり、叩いたり、時には噛んだりという行動に出るわけです。
 
 
 
この行動には、小学生のケンカのように相手を負かしてやろうというような意味はありません。ただ言葉がうまく話せないので行動に出ているだけなのです。
 
 
そして、自分とは考えの違う存在もいるのだという知識を得るチャンスなのです。そのチャンスを親が「だめでしょ!」「どうしてそんなことをするの!」と叱ってしまうと子供は
 
「えっ、なんで?」
「あれは僕の玩具でしょ」
「どうして叱られるの?」
 
と混乱してしまうのです。
 
 
子供の“ケンカ”が始まったら「しめしめ、新しい体験の始まりだ」とほくそ笑んで見守って頂きたいのです。「さあ、どうするかな?」と結果を待つのが一番です。
 
 
でも、そうも行きませんよね?^^; 相手のママも居るので怪我をさせると大変だという気持ちが先走ります。そこで折角のチャンスを潰しにかかるのが多くのママだと思います。
 
 
もちろん、道具で叩いたり、噛んだりするのは止める必要があります。そんな時には叱るのではなく「ストップ!」と行為を止めることが大切です。
 
 
 
 
そして、何故止めなければいけなかったのかを説明してあげることです。根気強く感情的にならないように説明してあげることなのです。
 
 
一回言っただけでは理解できなくて当たり前の子供ですので、同じ“ケンカ”をする度に様子を見てこれ以上すると怪我が出るという時に「ストップ!」と行為を止めて説明することです。
 
 
出来れば、ママ友に事前に「今は喧嘩をする年齢だから、なるべく止めないようにしています」と打ち合わせをしておくと安心ですね。
 
 
 

 

子育ての期間は、苦しい時もありますが、あっという間に終わってしまうのも事実です。掛け替えのない素晴らしい育児期間を、僕と一緒に目一杯楽しみませんか?育児の専門家がお側にいると安心です。

 

 

せっかく天使があなたの所に舞い降りてきてくれたのです。育児で悩むのは、もったいないことです。

 

 

日本母親支援協会はあなたの育児を応援します。お聞きになりたいことがありましたら、こちらでご質問くださいね。

 


※ご注文確認メールが、いつまで経っても届かない場合は、こちらをご覧ください。