こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。
今日は、赤ちゃんが歯磨きを好きになる
磨き方というお話です。
昨日の6月4日は6(む)と4(し)の
語呂合わせで「むし歯予防の日」でした。
また、6月4~10日までの1週間は、
厚労省・文科省・日本歯科協会などが
「歯の衛生週間」を実施しています。
僕の顧問契約でも歯磨きのご相談は
何度も頂きます。
嫌がる子供を押さえつけて、
強引に歯ブラシを口の中に入れて
磨いて、痛い思いを
させていませんでしたか?
歯磨きは、虫歯予防のために
綺麗に磨こうと考えると、
子供は嫌がります。
先ずは、歯ブラシになれることから
始めて下さいね。
「歯磨きは痛いもの、つらいもの」
と最初に思い込ませてしまうと、
後から改めるのは容易ではありません。
「歯磨きは気持ちいいもの」
と実感させるには、次のような方法で
歯磨きをやってみて下さい。
●まず口の中がよく見えるように、
子どもを寝そべらせて
頭をひざの上に乗せます。
生え始めのころは、
ガーゼや柔らかい布で
優しく歯の表面をぬぐってあげる
だけで大丈夫です。
口の中に、物をいれることに
慣れさせるためです。
●次に、軟らかめの歯ブラシで、
少しだけ歯にあてます。
大人しくしていれば、
それでおしまいにして下さい。
そして、大げさに褒めて下さい。
最初は、泡がじゃまになるので、
歯磨き剤は使わないようにします。
前歯だけを少しだけ磨く。
この時に、歯ぐきに当たらないように
して下さい。
これを少しずつ伸ばしていきます。
焦らないことです。
以前にもお話ししましたが、
子供のお口の中には虫歯菌は
存在していません。
虫歯菌は大人から移されるのです。
移さないようにするには
食器などの共有は禁止です。
ママのお箸で赤ちゃんのお口に
ご飯やおかずをあげてはいけません。
また、唾液が沢山出るようにしていれば、
虫歯も防げます。
唾液には初期の虫歯を治療する
効果があるのです。
親が歯磨きをしてあげるのは
将来子供が自分で磨けるように
するための練習です。
虫歯予防の為の歯磨きではありません。
「エッ!?虫歯予防じゃないの?」
と驚かれたママも多いでしょう
虫歯菌は歯の表面ではなく
歯の間に残った食べかす(歯垢)が
大好物です。
歯ブラシでは歯の間までは
磨くことは出来ません。
歯ブラシによるブラッシングだけでは、
歯垢の61%しか取り除けなかった
のに対して、
デンタルフロスを併用すると79%、
歯間ブラシを加えると85%まで
除去できたという研究結果があります。
でも、赤ちゃんはまだそれらが使えません。
子供がデンタルフロスを使う目安は、
歯と歯の間が狭くなってくる
2歳ごろからなんですね。
ちょうどその頃から
虫歯も増え始めるのです。
ですので、それまでは
赤ちゃんが歯磨きを好きになるための
練習の時期だと考えて下さい。
赤ちゃんが歯磨き好きになるためには
慌てない、焦らないことです。
歯磨きは「楽しい遊び」
ということを教えることです。
今日も最後まで読んで頂いて
本当にありがとうございます。
日本母親支援協会はあなたの育児を応援します。不安や悩みがあるのならばなんでもお聞きください。