DOOR of ADVENTURE Rally Cranking 3 ~後編~ | e-e-e_6_wheel_life

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DOOR of ADVENTURE Rally Cranking 3

ドアオブアドベンチャー ラリークランキング3

 2020年3月8日((日))

 

 

【CP3】

 

ログからすると90キロ、12:30くらいか?

No.1の方が少し遅れて到着。

 

先頭は、10分くらい前に行ったと言われたが、30分は離れてたのに信じがたい。


いくら往復舗装路で、2人で走っていたからと言って、20分も積められるほどの距離では無い。

 

コースミス?パンク?コンビニ? でもしてたのか?

 

しかし、それが本当だとしたら、14分後にスタートしている私が暫定トップになることになる
(レース後のリザルトで、CP3の通過タイム順位が1番通過になっていた)
 

CPポイントが変わったおかげで、CP2、TNP、CP3間が、15キロ位しかなく、さっき休んだばかりなので、補給もしないで、通過チェックだけしてすぐにスタートする。

 

こうなると、残りの距離も少ないし、前を本気で追うしか無い。

 

ここで、1人ずつ2人とスライド
 

橋のT字路で、前出の腕に🇯🇵の方が止まっていたので、

『もうすぐでCP2ですよ』と声をかけて先を急ぐ
 

例によってCP3が圏外だったので、本来のCP2の予定だった場所で送信
 

あー、この林道を逆走するってことですよね~?_| ̄|○
 

 

岩盤剥き出しで、拳大の石がゴロゴロ
 

34×27のギヤでは、脹脛と、腿がすぐ攣りそうになり、無理せず押して歩いて、筋肉を休めるの繰り返し


押していると、ついCXレースの感覚で走り出しそうになる。

 

お腹が空いてしまったので、止まってエナジージェルと、プロテインバー 一口を、水で流し込む
 

そこで、No.1の方にかわされるが、彼とは14分差が有るし、ハンガーノックになってからでは遅いので仕方ない。
 

その後、MTB2台?、TOEIのランドナーの方と軽くお話し、

グラベルロードのお2人、No.1の方が早いグラベルロード2人に抜かれたと言っていたが、きっとこの方達だな。

かなり元気そう


結局、10台くらいとスライドした後は、誰も来ない、、、
 

今の時間からして、何人戻って来れるのか?などと考える

 

事もなく、、、(笑)
 

後続とは1時間は離れて居るので、前の2人のことを考えつつひたすら雨の中を進む

やがて、杉林の中を走っているときに事件は起きた




「ガシャ!」





14:38

スギの枝にやられました!

 

どんなに気を付けていても、入りどころが悪いと一瞬で折れてしまう。

 

まあこれは想定内だったので、予備のハンガーに交換するが、ディレーラーも曲がっていたので、手で曲げつつ、スポークに入らないようにストロークを調整する


トップは捨てて、ロー側重視

 

これで、前の二人から離されてしまうと焦りつつも、前でも何が起きてるかわからないと言い聞かせ、雨の林道で一人さみしく修理する。

 

折角なので証拠写真と、補給と、○○をして、再スタート

 

CP4の制限時間まであと1時間弱、距離もそんなに無いので大丈夫だろう。

 

林道を抜け、舗装になるが、お約束の激登りで、また足が攣りそうになるので、押したり、乗ったりの繰り返し。

 

そして下り坂。

 

CX車の頑張りどころとばかりに、フロントをアウターへ入れる

 

「ガシャ!」

 

この音だけは聞きたくなかった!

 

15:07

本日二度目のディレーラーハンガー折れ

 

多分、インナー×ローから、アウターに入れたため、曲がっていたプーリーがスポーク方向に動いて、スポークに持って行かれた為と思われる。

(交換した時に、アウターでは変速チェックしていなかった)

 

さすがに、これは想定外

 

心折れて、チェンをシングルにしてリタイヤしようかと考えたが、

応急用のハンガーも持っていた事を思い出し何とか修理する

 

 

さっきの事も有るが、時間もないのでアウターは使わないと決め、ロー側に落ちないようにだけ調整して走り出す。

 

すでに、CP4の正規の制限時間が迫っている。

距離はそんなに無いはずなので、まだあきらめないぞ!



 

 

image

 

 そして、今、思い出したのだが、専用のナットの存在、、、

が、今(自宅で)見てもどこにもない。どこ行った?

 

 

この後、もう一度プーリーをスポークに巻き込むが、応急用でクイックに挟んでいるだけなので、回るだけで折れずに済んだ。


その後は、ローギヤ無しで、変速も止まってから慎重に

もちろん、アウターは使えないまま惰性で下る


広い舗装路に出て、右折すぐ鋭角の左折になっているが、道は鈍角に曲がっているし、コンクリの荒れた路面ではない、しかも左折せずにまっすぐの方向にMTBが見える。

 

前には二人しかいないはずなので、こんな雨の中サイクリングしてるのかと思いながら、ここしかないだろうと鈍角に左折してしばらく走ると、道が荒れてきた。

(帰宅後ログを見て知ったのだが、TNPから最短距離のルートだったので、見かけたMTBは参加者だったようだ)

 

しばらく走ると登山道を行けとコマ図が言っている。

 

その頃には、雨がやんでいたのか、テムレスと、レインキャップのバイザーがドロドロだったので、田んぼも湧き水で洗わせてもらう。

 

ボトルの水が無かったので入れようかと思ったが、そんな綺麗な水ではなかったので、あきらめてボトルをザックにしまい、担ぎに備える。(ボトルゲージが残らないボトル使用)

 

ついでに、金のエナジージェルで気合を入れて、登山道へ

 

 

16:07

 

普通の精神状態なら、こんな時間に、こんな天気の中、1人では絶対行きたくないような

「〇〇山」と言う恐ろしい名前の山

 

山頂まで近そうだったので、寄り道しようかと思ったが、時間も押してるし先を急ぐ

 

この時点で、CP4の制限時間15:00+10分遅れ+14分スタートの15:24分を30分ほど過ぎているが、引き返すことも出来ないし、悪天候で1時間くらい制限時間が延長されることを願いながら尾根を左へ

 

根っこも多いし(濡れた根っこはいつ滑るかわからない)、下りも恐怖のスギノ枝が大量に落ちているし、ブレーキシューも残り少ないので、高速DH用に温存するため、確実なところ以外ほとんど押す。


この時点で、轍が1台分しか見えなくなっていた。

 

ゼッケンNo.1の方の、リーッチー?のパターンではないので、ゼッケンNo.2の彼だと思われる。

 

すぐ前に居るのか?それとも・・・

 

 

少しすると、クサリ場ならぬ、トラロープ場の急な下りになる。

 

前の方が滑った跡が有ったので、気を付けて足をつくが、やはり滑って、カッパの裾がバルブに引っかかりなんと45度曲がった!(昨日キャップ外すんじゃ無かったな)

 

その場で直そうと思ったが、曲がらず折れそうだったのでそのまま先を急ぐ


先頭の人の足跡が有るからいいが、これが自分が先頭だったらかなり不安な状況だろう。
 

結局、ほとんど乗車することなく、担ぎ上げて、担ぎ下ろして里道に出てきた。

 

コマ図に自転車と書いてある。どんな自転車が有るのか。どうせ腐りまくった自転車だろうと思ったら、意外と普通だった
 

舗装路に出てダム湖?の橋をわた・・・っちゃだめじゃんと引き返す。

 

簡易舗装のような道を登っていくと、突如行き止まりになる。合っているはずなんだが、少し戻るがやはりここで合っているようだ。

 

よく目を凝らしてみると、突き当りに見えたのは崩れた土砂をを民家の所まで退けて、そのまま放置されているもので、先に道らしきものが見えた。

 

ほとんど登山道と化した林道を進むと、コマ図にCP4の文字が現れる

   

【CP4】               

CP4に到着

距離 120キロ

制限時間 各自のスタートから10時間(15:24)

 

この時点で、16時半くらいだっただろうか、

2番手通過との事

 

やはりNo.1の方が消えた

 

トップは、30分くらい前に通過したらしい

 

CP4の通過チェックを送信

 

最後の補給をむさぼり、ツーランを飲み

無くなっていた水を補給

 

タイムアウトですって言われないので、さて行くかと思ったその時

 

リタイヤの二次元バーコードが差し出される・・・



 

 

終わった・・・

 

このボタンだけは押したくなかった

指が震える


仕方ない、、、


 

あと22キロだったのに


仕方なくゴール地点に向かう


次のコマ図、分岐まで来て、リタイヤしたけど行ってみようかと思ったが、素直にかえって風呂にでも入ろうと諦めました。

 

国道まで出て左折

 

なかなか着かない、日も落ちてだんだん暗くなってきた

 

あとどれくらいだろうと、携帯ナビで現在地を確認すると、

 

やらかしました。本日一番のルートミス・・・


リタイヤしてから、感覚だけで走っていたら逆方向に走ってました。

 

結局、元の場所に戻るまで、10キロ 40分のタイムロス・・・

 

CP4から24キロ走ってゴール地点に戻りました

(距離だけ言えば、正規ルートより長い^^;)

 

【GL】

スタッフが温かく迎えてくれて、TNPから折り返したのは4人だけだと聞きました。

 

そして、お風呂で出会ったのは、No.1、2 の方と私の三人だけしかおらず、楽しくお話させて頂きました♨

 

お2人は来年リベンジとかの話しをされてましたが、その時点では私は、とても、とても。

 

2日後には、苦しみを忘れて来年のバイクはどうするかとか考えてましたけどね(笑)

 

リザルト

 

 

 

 

 

【後日談】 

 

新品に変えていったブレーキシューが、あと1ミリでなくなる所だった(汗)
CP2で調整したフロント左側だけは、半分近く残っていて、ブレーキ面にもちゃんと当たっていました。
というのは、

 

 

 
1度も調整しないで、ワイヤーを引っ張っただけの所は、ブレーキの当たり面を通り越して、ステッカーと、黒いアルマイトまで削り取られていた。


あーCP2で全部調整しておくんだったよ、、、

 

 

コンクリの上を歩き回って、シューズカバーの裏側はボロボロ

 

 


補給食

 

今回用意した補給食

×は使わなかった物

 

これ以外に主催者側が用意してくれた、シリアルバー2本、ブラックサンダー(小)3個、どら焼き(小)1個、甘酒1杯、水500×4本

 

トータル2000kcalくらいだろうか

EPSONのGPSによると6558kcal

それを転送した、STRAVAによると4576kcal


途中で何回かハンガーノックになりかけたのも納得です。

即効性のエネルギーでなんとか乗り切りましたが、いくら雨でももう少し取らないとダメですね。




20200710 備忘録追記


①整髪料使用禁止、今回雨だったのも有るけど、溶け出して、目に入るわ、口に入って気持ち悪くなるわ大変だった。


②バルブキャップは有った方がいい


③予備のブレーキシュー、途中で調整も、出来ればディスクだけど、、、


④空気圧、いくつにしたか忘れた


⑤ギヤはもう少し欲しいかなぁ