2025年2月15日(土)
後日アーカイブ動画視聴しました。澤田瞳子さんのファンですので。ニヤリ

(ネットより引用)
 今年はテーマを「心にうつろうもの、歴史にうつろうもの」として、作家の澤田瞳子さんをお招きし講演や本学教員と対談いただきます。2010年『孤鷹の天』でデビューし最年少で中山義秀文学賞、2021年には『星落ちて、なお』で直木賞を受賞した澤田さんが歴史をどう語るのかぜひお楽しみください。

 その他にも、本学学生による短編映像コンテストも開催します。同コンテストは、会場参加の皆さまにその場で投票いただき、優勝・準優勝を決定する参加型のイベントです。皆さま奮ってご参加ください。


 

令和6年度 司馬遼太郎記念学術講演会
【日時】2025年2月15日(土) 13時~16時
【会場】大阪大学箕面キャンパス1階大講義室
   (大阪府箕面市船場東3-5-10)
【テーマ】「心にうつろうもの、歴史にうつろうもの」
【参加費】無料
【定 員】200名(申込多数の場合抽選)


プログラム
・主催者挨拶:大阪大学総長 西尾 章治郎
・学生企画「阪大生、街道をゆく」:大阪大学の学生による短編映像コンテスト
  会場参加者に投票いただき、優勝作品、準優勝作品を決定
・講演:作家 澤田 瞳子 「歴史小説の可能性」
・対談:澤田 瞳子 × 本学 人文学研究科教授 門脇 むつみ
  ファシリテーター 本学 人文学研究科教授 古谷 大輔
・総合司会:小川 真由(アナウンサー)

 

【講演会メモ】

・歴史小説家は歴史研究者ではなく、フィクションを通じて歴史を語る。
・歴史小説は事実と作家の創作が融合したもので、歴史のフィクション性を探求する。
・歴史とは人間社会の変遷とその記録であり、記録がないと歴史は認識できない。
・私たちが知る歴史は後のフィクションによって歪められ、固定観念が生まれる。
・歴史の理解には、正確な資料と物語の違いを整理する必要がある。

 

・道長のイメージは主に一つの資料から形成されている。藤原道長の歌は特定の記録にのみ存在し、他の資料には残っていない。道長のイメージは彼が実際にどのような人物であったかを必ずしも反映していない。

・淀君の悪女のイメージも、歴史的背景や資料によって歪められている可能性がある。

・歴史は残っている資料のみに基づいているため、常に疑問を持つ必要がある。

 

対談:澤田 瞳子 × 本学 人文学研究科教授 門脇 むつみ

・澤田先生は美術史としての視点から小説を執筆している。
・歴史小説の執筆には事実を基にした想像力が重要である。
・資料の収集とその解釈が、歴史小説の質を左右する。
・歴史小説では古代の女性の活躍も描くべきである。
・小説は可能性を探求し、歴史学と共通の目的を持つ。
・歴史は事実の集まりではなく、解釈によって異なる視点が生まれる。
・歴史小説家と歴史研究者は異なる視点を持ちながらも同じテーマを扱っている。